本日のスポーツニッポンに、フォルラン選手が7月末で退団すると掲載されています。J2に降格したセレッソにとって、高額年俸が負担になっているようです。
正確を期すため記事を転載します。
〈J2C大阪に所属する元ウルグアイ代表FWディエゴ・フォルラン(35)が、今夏限りで退団することが21日、決定的となった。契約は今年7月末までとなっており、複数の関係者によると、クラブ側は契約を更新しない方針を固めているという。1年でのJ1復帰へ戦力の再編が見込まれる中、昨年7月にスイス1部バーゼルに完全移籍したFW柿谷曜一朗(25)を呼び戻す計画があることも判明した。
サクラ色のユニホームに身を包む勇姿が、約3カ月で見納めとなる。オフに半年間の契約延長オプションを行使したフォルランの契約期間は7月末まで。複数の関係者によると、クラブ側は既に契約を更新しない方針を固めているという。
昨年1月にC大阪に完全移籍で加入。昨季後半戦の不振がうそのように今季は好調をキープし、第8節を終えた時点で得点ランク4位の5得点を挙げている。その決定力は健在だが、ネックとなったのが高額年俸だ。今季は半年間の契約で給料は約3億円(推定)。8月以降も残留となれば高額な費用がかかるだけに、クラブの財政的に契約延長が厳しい状況となった。オフに中東からのオファーを断ったフォルランは、日本か南米でのプレーを第1希望にしているという。
1年でのJ1復帰に向けて戦力の再編が見込まれる中、元エースを呼び戻す新たな計画が明らかになった。クラブ関係者は、昨年7月まで在籍した柿谷の復帰について「それは当然、選択肢としてあります」と明言。所属するバーゼルでは出場機会を減らしており、本人とバーゼル側の意向次第では実現の可能性は十分にある。
ただ、柿谷とバーゼルは18年6月までの大型契約を交わしており、完全移籍での獲得となれば高額の移籍金がかかることになる。期限付き移籍で呼び戻すとしても、多額のレンタル料がかかる見込みで、復帰への障壁は大きい。W杯南アフリカ大会でMVPを獲得したストライカーが退団する状況下で、C大阪がどういう決断を下すのか注目だ。〉