△水はTさんに入れてもらった
ついに、ブログ主がしろかき(荒代かき)デビューを果たした。
ヘタをするとトラクターが水田にいぼりこんで(ぬかるみにハマリ)出れ
なくなる。
という、恐怖に近い不安を抱えながらの作業開始だった。
しかし、結論から書けば、そんな不安は全くの杞憂にすぎなかった。水の
溜まった水田の中でトラクターを動かすのは、広い駐車場内で1台の乗用車を
低速で動かす感覚に近かった。それだけ、トラクターのタイヤの下の地盤が
固く、しっかりしていたのだ(これは、圃場整備やトラクターの進歩の恩恵
なのかもしれない)。
△Tさん(赤いトラクター)から、荒しろかきの手順を教わった
荒しろかきの手順については、まず外周を1、2周。その後、水田を横に
1回、縦に1回づつ耕うんし、最後にまた外周。トラクターをUターンさせる
時には、ハローを水田に接地させたまま大回り。サイドレーキ(ハローの
両端についた土均し)は折りたたんだまま。
全て師匠筋のTさんのアドバイス通りにやった(つもりである)。
今年については、2列進んで5列戻る、という基本操作を繰り返しながら、
なるべく外周付近の地盤を急ハンドルでえぐらないようにしろかき作業を
進めた。
△横向きに1回しろをかいた状態
当然、ヘタである。
しかし、今回のデビューでは、経験を積んでいけば必ず技量は上がる、
と言う、確信じみた手ごたえをつかむことはできた。
△縦に1回しろをかき、外周を2周回って荒しろかき終了
休憩も含め、7時間前後の時間をかけ、全作業終了。
非常に大きな自己満足と達成感を胸に、まるで別人になったような感覚で
汚れたトラクターを里山の洗車場に向け走らせたブログ主であった。
(終わり)