よっちゃんの独り言

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水戸藩にまつわる薬草

2015年09月18日 | わくわく講座
今日、園芸講座で水戸市植物公園の西川綾子園長から説明を受けた

水戸市植物公園には「薬草園」がある




水戸藩は徳川御三家であり、江戸時代を力強く歩んできた

水戸藩第2代藩主はあの「黄門さん」徳川光圀だが、歴史上はその後水戸藩第9代藩主となった「徳川斉昭」が有名だ

藩校「弘道館」を興し、庶民のために「偕楽園」を開設した

文武両道の精神のもと、行われた様々な治世は目をみはるばかりだ

水戸藩の薬草を語るうえで、光圀から約100年後水戸藩を治めた斉昭の存在は特筆すべきものがある



その斉昭が徴用したのが「佐藤中陵」だ

佐藤は弘道館の教師で、日本全国を巡り動植物鉱物を模写し性質や効用を開設した「山海庶品(さんかいしょぼん)」を編纂した

弘道館では「医学館」が設置され薬園で薬草を栽培させ製薬を行った

優秀な部下を持つことはいつの時代でも肝心なことだ


このような歴史を踏まえ水戸植物園内の薬草園はそれはそれは多様な薬草が栽培されている

オウレン、ウツボグサ、ムラサキ、クチナシ、アイ、メハジキ、フジバカマ等々だ

一度見る価値があると感じた


様々な薬効を持つ薬草だが、その中に「ナルコユリ」という薬草がある


このナルコユリから「黄精」を作った、滋養強壮を目的に用いられたが、今でいう「バイアグラ」だと

子供たちにも楽しんで見学できるように様々なクイズも用意されている


答えはふざけているような問題だが、関心を持ってもらうことが目的だと


近くの圃場には「アカザ」の木?が大木になっていた


ご存知水戸黄門の「杖」に使われている木だ