北茨城市大津町の「常陸大津の御船祭(おふねまつり)」が二十七日、国の重要無形民俗文化財として文部科学相に答申されたことを記念し5年に一度のお祭りが臨時に開催された!
御船祭は町内の佐波波地祇(さわわちぎ)神社の春の例大祭で、五年に一度、五月初旬に大津港とその周辺で開催され、漁師町の伝統行事らしく海上の安全や大漁を祈願する。
海の幸を描いた神船(しんせん)にみこしを乗せ、約三百人の引き手の人力だけで町内を巡る。神船に車輪はなく、そろばんと呼ばれる木枠を並べ、その上を船体を左右に揺らしながら進んでいく。船底とそろばんがこすれ、白煙が上がり、焦げた匂いが立ちこめる勇壮な祭り。
「そろばん」がこんな感じで並べられる
今回は5月2日と3日に行われ、3日の本祭りを前に今日2日宵祭りが行われ、あすの混雑を避け今日出かけた
宵祭りとはいえ御船曳きのコースは明日と同じ(明日は今日の逆コース)だ
大迫力だ!
この祭りはこの地域にある「佐波波地祇神社」の祭礼であることからまず参拝!
神社までの参道にはたくさんの大漁旗が
「佐波波地祇神社」
神社からの帰り道、海が見える
もともと海だったところが陸地となり道路上で船を曳くようになったと
小中学生の曳く綱をあわせれば長さが数百mになるのでは
いよいよ最大の見せ場である90度の旋回場所に・・・
看板や電柱ぎりぎりに・・・
見事に旋回した
この旋回は船の後部と前部に綱を掛け後部90度動かし移動するものだ
約10トンと言われる御船の重さ
船の側面に数十人づつの若者が張り付き、船をゆすり回転や移動を行う
感動の一瞬で大きな拍手が起きた!
本祭りは明日3日に行われるが、今日でさえ大勢の人出だ・・・明日はどうなることやら