「たかじんのそこまで言って委員会」に安倍元首相がご出演されていました。やしきたかじん氏との”温泉に行こう”という話がきっかけとのことですが、バラエティ番組はたぶん初出演では。憲法記念日にあわせてタイムリーで有意義な御出演。 安倍氏の憲法改正談義、面白かったです。
占領下で作られた「日本国憲法」。 9条だけでなく憲法前文にも触れられていたことが印象的でした。-「・・日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した・・」-ここに書かれている、「(自分たち以外の)(平和を愛する)諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しよう」・・・ものすごい他力本願で空想的なわれらの「安全と生存」。・・真面目に読めば読むほどおかしい。ため息がでてきます。
番組は比較的よい内容だったと思うので、どのくらいの人が見たのだろうか、たくさんの人が見ていればいいなと思います。 安倍元首相には、是非とも再登板していただかなければならないと痛感。 来年の5月に迫った「憲法改正国民投票法」施行までに、今の日本の状況と「占領下に作られた憲法」をどう考えるかについての正しい土俵での論議が、国民の間でもっともっと活発になってもらいたいものです。
しかし、ここでも、マスコミメディアのことを思うと気が滅入ってきます。今夜放送予定のNHKスペシャル「JAPANデビュー」第二回『天皇と憲法』。 この番組も、日本が迎えている「岐路」に合わせて、長期プロパガンダの役割を担っているものなのでしょう。第一回『アジアの一等国』の制作姿勢を思うと、もう見るのも、恐ろしい・・. 民放もひどいですが、それよりも、公共放送NHKの報道番組を牛耳っている人々が一番悪質かもしれないと思います。マスコミが、今までもこれからも、日本の重大課題である憲法の問題に関しても、小細工大細工した歪曲報道を持って、”プロパガンダ”に励むのかと思うと、暗澹たる気持ちになります。
NHKは、「緊急放送と政府広報テレビの役割を果たす部門」を切り離して、国有化無料化し、その他は任意有料放送とするのはどうなのだろう・・・などとあれこれ思う今日この頃です。とにかく、気は進まないものの、第二回の内容を見てみようとは思いますが・・。公共放送NHKが、多くの国民が正しい問題意識を持つことが大事な憲法論議にも、多大な悪影響を及ぼすのではないかと心配になります。
NHKスペシャル シリーズ JAPANデビュー 第2回「天皇と憲法」
5月3日(日) 午後9:00 ~ 午後10:15
(再放送) 5月5日(火) 翌日午前0:45 ~ 翌日午前2:00
追記
こちらで→憲法SP なんと安倍元総理が出演 1 ~ (You Tube)