【鳩山新代表】「呉越同舟」の挙党一致態勢 (1/2ページ) 2009.5.17 23:04
(一部抜粋) とりあえず鳩山人事はうまくいったようにも見えるが、党内からは早くも「鳩山さんは苦労するだろう。『船頭多くして船山に登る』にならなければいいが」(中堅)という懸念も聞こえている。 17日午後、鳩山が新代表として初めて党本部に入った際には、こんな場面もあった。鳩山はつい、通い慣れた幹事長室のドアを開けようとして秘書に「そっちじゃない、そっちじゃない」と注意されたのだ。
■小沢という人物 17日午後、鳩山は党本部で輿石の訪問を受けた。人事に関する意見交換を行ったとみられるが、その後すぐ、党幹部らの間で輿石が「岡田を幹事長に起用しないよう求めた」(参院議員)との情報が流れた。輿石自身は産経新聞の取材に、これを否定している。
「ほぉ、岡田に決まったかあ?」 17日夜、都内のホテルで鳩山と小沢の3人で執行部人事を詰める会合を行い、いったん参院麹町宿舎に戻った輿石は、記者に逆質問してみせた。 一方、同夜、党本部に入った岡田は、記者団に「鳩山から(幹事長就任の)要請はあったのか」と聞かれ、笑顔を見せながらこう言ってはぐらかした。
「民主党員が民主党本部に来ちゃいけませんか」 この時にはすでに、鳩山から幹事長就任を要請されていた。ただ、岡田の笑顔とは裏腹に、代表選と党人事が小沢の思惑通りに進んできたことは否めない。 今回の人事によって、鳩山に対する党内外の「小沢院政」「小沢の傀儡(かいらい)」との揶揄が払拭できるとは考えにくい。
岡田が29票の大差で敗れた16日夜の衆院赤坂宿舎。酔って帰宅した岡田陣営の幹部は「小沢さんが高笑いしているのが聞こえるようだ」と語り、小沢が強力な締め付けを行った代表選をこう振り返った。
「小沢さんが実は単純な人なんだって分かった。数は力。烏合の衆でもいいから、とにかく数が多い方がいいと思っている。権限は決して手放さない」 岡田陣営は近く代表選の打ち上げを行う。陣営の一人は「反小沢勢力が反攻の狼煙(のろし)を上げるといってよい」と言い切った。(敬称略) (MSN産経)
〈以前〉 代表 小沢一郎
代表代行 菅直人 輿石 東
幹事長 鳩山由紀夫
副代表 岡田 克也 他6名
↓
〈今後〉 代表 鳩山由紀夫
代表代行 (筆頭)小沢一郎 菅直人 輿石 東
幹事長 岡田克也
副代表 その他数名
席順が少々入れ替わっただけ。 これで出直す? 民主党って意味不明だ。