言わずとも淹れてくれたる珈琲を飲みきるに時間足らざりし日も
ぼくは歌人のはしくれだから
長い文章が苦手。
特にスマホの長いメールは身体に悪い。
スマホの長文メールの場合は概ねぼくにとって
悪い知らせの場合が多かったからだろう。
嬉しい内容ならもっと書いてよーってなるんだろうな。
とは言うものの簡潔すぎるメールを
理解できないままにしておいて
時すでに遅しってこともある。
要は察してくれ
察してやろう
ってことなんだと思う。
ガンジーの糸車みたいなものだな・・違うか。
つまりは気遣いと思いやりなんだ。
石川幸雄 1964年東京生まれ
詩歌探究社「蓮」代表、個人誌「晴詠」発行人
十月会会員、板橋歌話会役員、現代歌人協会会員
日本短歌総研上席研究員
歌集に『解体心書』、『百年猶予』ほか。
研究書に田島邦彦研究「一輪車」
入門書に『誰にも聞けない短歌の技法Q&A』がある