詩歌探究社 蓮 (SHIIKATANKYUSYA HASU)

詩歌探究社「蓮」は短歌を中心とした文学を探究してゆきます。

画像の削除

2018-10-22 21:22:14 | 千駄記



海やまが湖沼が風が鳥がわらうぼくを笑いが彩っていた


パソコンを軽くするために画像を削除している
熱心に写真を撮り始めたのは去年の秋からだ

毎週のように海、山、湖、沼に繰り出して
写真を撮った

雨の日も風の日もなにかに追われるように
写真を撮った

深山幽谷なる風景すらも実感できたように思う

画像を削除する作業は根気と根性が要る

写し取った瞬間のその背景までが蘇る
短歌とよく似ているそれを
捨ててゆくのだ

しかし
記憶まで捨てるのは容易ではない




*では!数日間入院してまいります!









名刺の話

2018-10-22 13:51:27 | 千駄記



ささやかなわが人生を物語る捨てるほかなき名刺の束よ


ぼくは楽観的ではない。

電池や洗剤などいっぱい在庫してしまう。
たとえば名刺。
ついつい多めに作ってしまう。

所属や肩書、居所が変わる心配より
渡したいときに渡せない不安が先立つ。よって
もう使えるはずもない名刺が増えることとなる。
すぐに捨てればいいのだが変に愛着があったりして。
多めに刷ったはずなのにしまってある場所を忘れて
またもや多めに作ったりを繰り返すバカなのだ。

初めての名刺は学生時代の体育会のもの。
以前の職場のもの。いまの会社のもの。
肩書の違うもの。短歌の世界で使うものは
何種類作っただろうか。

作り直さない一番のコツは名前と居所だけの
名刺にすることだろう。

でも
それじゃぼくがナニモノかわからないか。