昨夜の月。
わが工場の錠をおろして仰ぐ紅は敗残兵の見上げたる月
天気はいいです。
新型コロナ騒動真っただ中です。
緊急事態宣言を受けて都内の大企業の一部は早速
5/6まで社内立ち入り禁止との措置が出ました。
力のある企業は違いますね。
これだけ、感染報道が続きますと
誰だって籠りたくなるのではないか。
検査で明らかになっただけの感染者数ですから
多くの国民は本当の数字はその何倍だろうか?
と、勘ぐりますから余計に不安になるのでしょう。
不安は用心に繋がりますから悪いことではありませんが
電車やバスを使って通勤している人はお気の毒です。
都内のタクシー会社では従業員600名を解雇したとか。
失業保険を活用しようというわけです。
業況が回復したら再雇用する約束だそうですが
それっていいの?とは思います。
中小零細がどこもその手法を真似れば
雇用保険は破綻しますよ。
わが工場にも影響が出てきました。
散々残業して4/20の納期を目指していた製品の
納品が6月に延期されました。
もうひとつの現場も5/6以降の納品へと変更されました。
キャンセルじゃないだけマシですが
手間や材料は先に払うわけです。
客先と支払い回収時期について相談中です。
こちらの都合で納期が守れなければ
違約金だ!どうすんだ!と騒ぎ立てるくせにね。
「まあ、こんなときなんだから」と言われればそれまでか。
非常事態ですもんね。
補償だ助成だと言っても具体的に見えてきませんし
それでも時は過ぎてゆく。参った!!
午前中、車を走らせたのですが
今まで運動不足なんか気にしなかったであろう人々が
ポカポカ陽気のなか散歩していましたよ。
外出禁止となると出たくなるんですね。
わからないでもありません。
どこかにパーッと出掛けたいものです。
コロナと父の容体悪化で、そもそも
そんなどころじゃありませんけれども。
いくつかの山を越えて父はいまのところ生きています。
おしまーい。