詩歌探究社 蓮 (SHIIKATANKYUSYA HASU)

詩歌探究社「蓮」は短歌を中心とした文学を探究してゆきます。

ダイサギ哀歌

2020-04-28 12:04:05 | 千駄記



ダイサギ哀歌

ダイサギそろり
近づきて
狙い定めて捕らえしは
立派なカエルになる
だろうそこそこ大きな
オタマジャクシ
オタマジャクシにも夢が
ある 必死に身体を
くねらせる
ダイサギ必死に首を振り
動きに合わせて首を振り
なんとかかんとか
飲み込まんとせり
オタマジャクシは
ぬるぬるの
オタマジャクシは
ぐにゃぐにゃの
特色活かして暴れたり
格闘すること数秒の
命と命の鬩ぎ合い
勝負あり
オタマジャクシは重力を
用いて元の水田の
清らな水に戻りたり
オタマジャクシの残したる
波紋を見つめる
ダイサギは
そろりそろりと歩き出す


コロナ不況に思うことなど。

2020-04-28 09:51:48 | 千駄記


昨日、今日とすこーし冷えます。
私の小さな工場でも週に一度の朝礼を中止しています。
受注の工程などを打ち合わせるものですが
コロナでご覧の有様でプリント一枚配付するのみ。
他の中小零細の製造業は如何に生き延びているのでしょうか。

今日と5/1はステイホーム週間によりお休みです。
明日はみどりの日ですし。職人一名のみ出勤しています。
仕事がないんです。
年度末はがんばったのにな。

全くの異業種ですがパチンコ屋さんがいま話題です。
私はパチンコを引退して30年くらいになります。
三密なのに営業している、混んでいると
いわゆる不要不急の外出自粛要請当初から
目の敵にされていたパチンコ屋さん。
無論コロナウイルス感染防止の観点から
パチンコ屋のみならず不特定多数の人が
集まるところに出入りするのはいかがか?とは
思いますけれども。
閉店要請に対し頑なに営業を続けているパチンコ屋さん。
開店しなければならない理由があるのでしょう。
そもそも行かなければいいだけですから
パチンコを打ちに行く方に原因があるのでは?
と思います。
地方や郊外に行くと潰れたのであろうパチンコ屋さんの
残骸を見かけることがありましたが
その裏でどれだけの経営者や店員が
涙を呑んでいたのでしょうか。
私は彼らを気の毒に思う。

パチンコ業界はそもそもグレーゾーン。
景品交換と言ってライターの石を現金に換える。
(これ、私が打っていた時代の話。今は知りません)
それを国は暗黙の了解として容認し、多くの
税金を吸い上げてきた。
いまや国民の敵と見なされている。
商売ですからなにもかもを国が補償しろというのも
おかしな話だと思いますが休業要請する代わりに
貸付を行なうという形でいいのではないか?

わが工場にも金をくれとは言いませんが
どうか、簡素な手続きで維持費を貸して欲しいものです。
景気回復したら細々と返済しますんで。

おしまーい。