南禅寺の元管長 塩沢大定(しおざわだいじょう)さんの書
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話尽くす山雲海月の情
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山の心情、雲の心情、海の心情、月の心情、即ち一切のこころと言うのが山雲海月の情です。
この場合、親しいもの同士が胸中の心情、境地、心境のありったけを語りつくすさまを表すことばです。
お互いの腹の底まで包み隠すことなく、あらいざらいに打ち解けあい語り合うという意味です。
そういう環境でお茶事ができると
一座建立という結果が生まれるんでしょうね
この方は南禅寺の塔頭の方ですので
南禅寺にお住いのお坊様
南禅寺派で 全国のお寺の方も沢山いらっしゃいますけれど
そういう方とは 少し違いますね
何とか派 とか よく書かれていますけれど
お茶のお軸では 大徳寺関係
紫聖 とか 前大徳 とか そういう方は
大徳寺で修行されて それぞれ ご自分のお寺にかえられたお坊様
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前大徳と書かれています
大徳寺にお住いの方ではありません
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太玄さんは 大徳寺の塔頭 黄梅院のお坊様ですので
大徳寺と書かれています
お軸の裂地とかもお話しますけれど
いまいち お点前に気が取られて 覚えていただけないというか
新しいことをすると お床のお軸にすら目がいかないときがあります
一応 席入りのお稽古はするんですけれど 所作 形だけになってしまって
さて 先週のお軸は何がかかっていましたか ? と質問すると ???
お点前の手順だけではなく お茶の世界全般を楽しんでいただきたいと思っていますけれど
私としては お点前は 相伝以外 教則がありますので
それ以外の お茶のせかいを 楽しんで 学んでいただきたいとおもいます
お茶事は よく致しますので
皆さん 勉強して お料理も上手に作ってこられるようになりました
露地の使い方も ちゃんとお出来になられます
そういう姿を見ると 成長したなと思いますけれど
花は
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珍しく 二種生けです
ホトトギスと老爺柿
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今日の主役は老爺柿
沢山なっていたのに 夏にみんな落ちてしまって
赤くなったのは たったの二個だけ
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花入れは 林探幽さんの染付
この花入れは 多分沢山出ていると思います
もう20年位前
お付き合いのあった京都の問屋さんの160周年記念の
パーティーの時の記念品
全国の取引先の業者さんが集まって
かなりの大人数で華やかな会でした
口が細いので 花が入れやすいです
週のはじめ 木守りの軸を掛けましたけれど
老爺柿と 柿がだぶるので
急遽 この軸に変更になりました
茶室でかけるには ちょっと大きいですが