一文字 寅 の 「風菜園(かぜさいえん)」 

「天に星。地に花。人に愛。」 風に乗って、日々の所感を「風菜園」から発信してまいります。

「来てます 来てます 松江が来てます。」 『李白酒造』 【大阪・難波】9/6

2014年09月08日 22時55分55秒 | みんな~愛『酒』てるかい

( 「李白酒造」試飲コーナー 大阪・難波タカシマヤ)

 

■2014/9/6(土) 晴のち小雨

 ( 松江出身の錦織 圭選手のことを書いたこともあって、その流れ

(松江つながりの縁)を大事にして書いておこう。 )

 

土曜日 上方落語の噺家の文化祭とも言われる「彦八まつり」

谷九の生玉神社で行われ、それに行くつもりで家を出た。

以前 ラジオの取材でお世話になった

桂 坊枝さんに声掛けでもしてくるかと・・・

 

家を出たまでは良かったのだが、魔が差したわけ?でもないと思うが

「谷町九丁目」に行くのならちょっと先の新深江の

例の五席の居酒屋※で「昼呑み」

してから行くことにするか

( ※ お酒と食べ物はいずれ記載したい)

 

 

呑んだ後に寄ればいいやと思っていたのだが、いざ昼からお酒を飲むと

最初の決意はどこへ行ったのやら!?

「彦八まつり」はまた来年にしようとなった。

 

 

 

結局 新深江から千日前線で難波に直行 地下から地上に上がってみれば

昼間の晴天から徐々に曇り空に変わってきていて天気はどうも下り坂。

 

確か 難波・高島屋に「李白酒造」が九月の第一週出展だったと憶えていたことから

ちょいと覗いてみるかと高島屋の地階日本酒売り場に寄ってみた。

 

 

この季節高島屋で感心させられるのは、

各蔵の「ひやおろし」の数が多くどこよりも早く並ぶことだ。

 

このひやおろしが横一列に並んだ姿を見れば秋到来を実感してしまう。

う~ さんまの刺身を用意したい!となるわけ

 

その後、表側の李白酒造の試飲コーナーに足を運べば

今回は、田中路子室長が松江からお越しだった。

私の出現に少し驚いた反応の彼女に 「どう 売れてる?」と聞けば

「まずまずですね。今日は大吟醸を14本も一度に買われたお客さんがいらして」とのことだった。

 

例のごとく いつものように話ししながら全種類試飲させてもらっていると

結構 お客さんが寄ってこられて 私は輪からはずれて写真を撮った。(最初の写真)

なかなか盛況になってきた いいことだ。

 

▼今回の「李白」陳列レイアウト 

 

▼読み返せば、去年の丁度同じ頃は「ひやおろし」が間に合ってなかったことがわかる。

 http://blog.goo.ne.jp/yumeichimonji/e/c7e88f01a60c2d550a270e0dcf4762e1

 

▼ 私のお気に入りはコレ

 

雑誌Penでも紹介されていたが、審査員に高得点をつけた人が多かったというのも頷ける

 

 

午後8時まで売り場の彼女に「ウラなんば」に行ったことがあるのかを尋ねてみると

まだ行ったことがないとのこと。 難波で日本酒を出展していて

ウラなんばをいまだ未体験だとは・・・意外だな

済んだら一緒に行かないかと

「ウラなんば」に誘った。

 

▼昔は寂しかった地蔵通りも今はうらナンバの人気横丁

 

小雨で光る路地裏ストリート「ウラなんば」はここ数年、「天満」と並ぶ

若者注目のアルコール&グルメの人気スポットだ。

特に「ウラなんば」は十四代・而今といった

人気の日本酒が気楽に呑める

立飲み店があったりして

若い人通りが増え

平均年齢は下がりつつある。

 

▼女性に人気の日本酒立飲み店のひとつ「最」

暖簾で隠れてわかりにくいが、足をみればカウンターは若い女性で隙間なし

 

候補の店は何店かあったものの 土曜の夜は、行きたい店はどこも満席状態。

地蔵通りの千代酒造(酒蔵)直営店の「櫛羅」に案内した。

カウンターは満席で、離れたトロ箱テーブル席で

「篠峯」片手に話をした。

 

▼千代酒造直営店「櫛羅」の店内 葛城の銘酒「篠峯」がずら~り

 

▼とりあえずこんなところを頼んで「篠峯」で乾杯

一番聞いてみたかったのが、九年連続新酒鑑評会で金賞を受賞した関西の実力蔵の酒を飲んで

彼女がどうコメントするか。ちなみに「千代酒造」の酒を口にするのは初めてとのこと

 

「櫛羅」純米吟醸・中採 を口にした彼女から印象的なコメントが聞けた。

( 「櫛羅」は、蔵の近くの櫛羅地区で育てた自家栽培の山田錦で造った日本酒で

酒販店にも割り当てがあるが、ここでも一人小グラス1杯の割り当ての酒)

 

「なんだか 雪みたい。 ふわ~と消えていく

追いかけても 追いかけても また追いかけてみたくなるような 味わいですね」

 

言われてみればその通りだな~これは私にはできないコメントだし、

酒造りをした彼女だから言える表現かもしれないと思った。

最近は地元島根にも力を注いでいることや 

味醂についてあくまで清酒が本業など 

興味深い話を聞かせてもらえて

短くも楽しいひとときだった。

 

 

「冷房で冷たくなった体に最高。

酒粕も相当使っているみたいだし・・・」

ここ「櫛羅」の粕汁を絶賛していた。

 これで250円の粕汁は寒くなれば売り切れ必至の人気メニュー

松江の蔵で頂いた「李白」のかす汁も印象に残っているから負けてないと思うが。

 

「秋が深まってくると 松江にまた行きたくなるな~」と言えば

「今度、松江に来られる際は、前もって連絡ください。

松江のディープなお店をご案内しますから」

と嬉しいことを言ってくれた。

 話半分聞いておくとして

 

雨上がりのユニバース通りを歩いて、(大阪)日本橋でお別れした。

その夜、私の手には松江の酒「李白」二本。丸い月が雲間から覗いて見せた奈良まで連れて帰った。

 

というわけで 今年最初のひやおろしは松江「李白」のひやおろし~

どうやら 松江が来てるな。 

 

 http://blog.with2.net/link.php?1601745 

(寅)