( 店に貼られた瓦版 北九州小倉「和酒ばる」)
■2014/9/20(土) 「和酒ばる」-②
「鍋島」HarvestMoonで始まった小倉「和酒ばる」でのバルナイト。 二杯目の注文は、「繁桝」。昔から福岡で有名な「繁桝」も私に言わせれば関門海峡を渡らなかった酒のひとつになるだろう。博多駅では福岡の酒として圧倒的売り場を占める繁桝も中央や関西で、その名を知る人は極めて少ない酒でもあるのだ。
福岡の酒で関門海峡を渡って活躍している銘柄と言えば首都圏では「三井の寿」 関西だと「杜の蔵」になるだろうか、地元と中央との知名度の大きな乖離が、興味深い。
飲みながら隣の若い男女と言葉を交わす機会があった。 二人して八木酒造のとろとろリキュールが美味いといって飲んでいたので、「その酒、奈良のお酒なんですよ。そのトロトロさが特徴で、地元では結構熱烈なファンがいるリキュールなんです 私、さっきその奈良からやって来たところです」と言えば多少インパクトがあったのか、二人驚ろいていたようだ。
まもなく「餃子コンテスト全国大会」が、この小倉で開催されるとのことで、貼られたポスターで餃子の話になり北九州でおいしい二軒の餃子屋を教えていただいた。 (折尾)餃子兄弟、(黒崎)いづみだそうだ。 「この情報は、本日の大きな収穫。 いずれ行ってみてブログに書きますね」と御礼を言った。
やがて店内を見渡して、入口ガラスに貼られた一枚の瓦版に目が留まった。 「おっ 桃ちゃん。あの写真 若竹屋「渓」の写真が鍋島・西の関と並んで出てるやん 前回来た時 渓を是非ここに置いてという話どうなった?」と聞けば
「オーナーに言ったら 若竹屋で置くならやっぱり渓だと思う。今のひやおろしが掃けたら置いてみようかと思っていると言われたんですよ」とのこと 「サンキュー ももちゃん」
さらに年内ツアーを募って田主丸にある「若竹屋酒造場」元禄蔵併設の料理店で食事して蔵見学しに行くというおまけの話題まで教えてくれた。 「いいな~ また行きたいな 耳納連山を眺め美味しい日本酒 」
若竹屋さんに行ったら横尾杜氏と山川次長によろしく伝えてほしいと頼んだ。私が蔵訪問したのは、今年の3月21日 弾丸ツアー ➡http://blog.goo.ne.jp/yumeichimonji/e/9e0feae7d24d4515e52e500f6ab1cce5
それにしても貼ってある瓦版 よ~く見ると宮城の「一ノ蔵」が出してると知りびっくり。てっきり九州の酒造組合発行とばかり思っていた。 「若竹屋(福岡)・西の関(大分)・鍋島(佐賀)」の三酒を選んでいるとは、この編集者相当九州の日本酒をわかっているし、リスペクトしているということ。 これが若手三酒となれば、「若波(福岡)・ちえびじん(大分)・東鶴(佐賀)」あとは山の寿(福岡)あたりになるかな・・・
どちらにしろ九州の玄関口小倉で、私が応援している「若竹屋」・「若波」の二つの酒「若・若」タッグが実現しそうな手応えを感じた。 これは、福岡夢酵母を使った蔵のタッグでもありこの意味は大きい。
美味しい日本酒を飲むために 夢は口に出して言ってみるもの そして飲んでみるもの
http://blog.with2.net/link.php?1601745
もう少し つづく
(寅)