( 中洲・人形小路 )
■2014/8/26(火) -④
見てまわった中洲の屋台がどこも満席だったのは、ある意味自分にとって幸運だった。
もしいい感じで空席があったら お腹も減ってないのに「ちょっと寄ってくか」となって、そのちょっとがちょっとでなくなっていたかもしれないことは、容易に想像がつくからだ。 「今日は、金曜日じゃない 火曜日なんだ。」と思い返したところが、気持ちのブレーキになった。
屋台をひととおり覗いた後、「孤独のグルメ」で井之頭五郎が訪れた人形小路の食事処「一富」を確かめてから宿に戻ることにした。
途中、本来の中洲も通ってみれば、なんでこんなにアイドルみたいな娘がたくさんいるの? というほど妖精のような娘たちが黒いチョッキのお兄さんと客引きをしていた。 これが、一般的な中洲のイメージだな・・・ レベルの高いことだけはわかった。
中洲の中央部に位置する酒屋も覗いてみたが、日本酒はいたって平凡。 中洲では、日本酒は流行ってないと見た。中洲でのアルコールのイメージは、ウィスキー水割り、まだ天神地区の方が、日本酒はしっくりきそうだ。
人形小路、夜に歩くのは初めて。 たぶん大昔、昼のまだどこも営業してない時間帯に人形小路を歩いたような覚えがうっすらとあるが・・・
空襲でやられた福岡。戦後中洲の中で真っ先に営業を開始した地区こそこの人形小路だとのことで、TVで井之頭五郎が立ち寄った「一富」は、もっとも旧い店になるのだそうだ。
( 中洲・人形小路)
「一富」見つけた。 いいじゃないか。通りすぎたのは、22:30頃 既に営業は終わっていた。
わずかに後片付けをしている明かりが漏れていた。
人形小路で一番気になった店が、「田」でん 看板には 「味噌汁 田」と漢字四文字。扉を開いてみたい誘惑にかられた今夜一番の店。
味噌汁だけということはないだろう もしかすると絣(かすり)を着た40代半ばの女将さんがいて、美味しい肴の小鉢に美味しい地元の日本酒が飲めたりして・・・と想像が広がった。 現実は全く違うかもしれないな・・・いずれいずれの楽しみとしよう。
( 提灯と看板が魅力的「田」 )
結局コンビニでビールとつまみを買って橋の先に見える本日の宿「西鉄INN」に戻って汗を流した。
ビール片手にガラスごしに見えた先ほど歩いてきた中洲にGood Night。
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(寅)