( さばの名店「真」 福岡・水鏡天満宮横 )
(本日(9/13)錦織選手も凱旋帰国したことだし、8/16の記載からテニスと松江と名月にワープしていたが、再び時計の針を戻し、書ききれていない分の記載を続けようと思う。)
■2014/8/26(火)ー① 晴
仕事で福岡に、「孤独のグルメ」井之頭五郎の博多出張に遅れること10日ばかり。私にとってもわずか12日ぶりの福岡となった。
泊まりは、井之頭五郎がドラマの中で泊まった天神と中洲を結ぶ那珂川の橋のたもとの同じビジネスホテル「西鉄INN」にした。
もともとあった毎日新聞会館ビルの半分を改築してホテルにしたものだから建物自体は旧いが、位置が南天神ほど偏っでないため天神にも中洲にも那珂川の屋台にも歩いて数分と均等にアクセスがよく、飲食好きな私にとって立地としては二重丸だ。
まだまだ暑い日差しの中、仕事を終えた午後6時半すぎは、関西よりはまだ日が長く明るい。 夕方ともなれば浴衣姿の女の子たちと多くすれ違ったが、火曜日なのに何かイベントでもあるのだろうか?(考えてみれば学生たちはまだ夏休みなんだ。)
仕事を終え まずはすぐ近くの水鏡天満宮横の「うまかもん通り」へ向かった。菅原道真ゆかりの天満宮横におよそ12軒の飲食店が並ぶこの通り、なかなかいい雰囲気がある。 大阪・西田辺のインドカレーレストラン「SURAJ福岡」もその中の一店。存在を確認した。
水鏡天満宮横に ずらり12店 「うまかもん通り」
一往復して 入りたい店は三店「だるま屋」「喜多八」「真」 再度歩いてみる。今日はやきとり気分ではないから残るは「だるま屋」か「真」のどちらか・・・なんだけど
「やきとり喜多八」も雰囲気がいい
どちらにしようかと最後まで迷った店「だるま屋」
「真」の前で迷っていると どうやら待ち合わせに少し遅れてきたのだろうか 小走りにやって来た30歳前後とおぼしき勤め帰りの美人の女性が「真」に入りかけ、その際 迷っている姿の私に「ここの鯖料理おいしいんですよ 入られません?」と声をかけてくれた。 「そ そうなんですか・・・」それでも迷っている私を見て彼女は入って行ったが、結局20秒ほどして遅れて店に入ってきた私に彼女は席からにっこりしていた。
入れば入口からはわからなかったが、カウンターの奥に一席しか空いてないほどの盛況ぶり。 背中を押してくれた彼女は、男性会社員3人の待つ4人席に納まっていて私とは背中ななめの位置。
この店、決して広くもなければ新しくもない店だけど年季というか歴史というかオーラのある雰囲気が充満している。
ここか~ 座ってからしばらくしてぼんやり思い出した。 福岡の水鏡天満宮近くにある鯖の名店「真」 確かここだったよな。 店内の雰囲気を知って、昔、関西でもTVに流れた店だ。とぼんやりした記憶と現実が合致してきた。
(メニューには日本酒としか表記してなかった)
メニューを見て、ここでの日本酒は見送り、ビールとごまさばを注文。「お客さん「ごまさば」は少し時間を頂かないといけませんけど」とのことだったので「じゃあ たこめんたいも頂戴」とここでも蛸(タコ)好きが出てしまった。
日本全国居酒屋に行って 蛸があればすぐに注文してしまう私 盛岡(岩手)で南部美人のアテで頂いた「(宮古の)たこわさ」の味が今も忘れられないから・・・なのか
(ビールラベルには官兵衛くんキャラクター このたこめんたい美味かった。)
ところで彼女の座った四人グループは、特大の鯖の焼き魚とビール・チューハイ。最後は、ごはんと味噌汁。
へぇー ごはんと味噌汁も注文できるんだ~
40分ほどだと思うが彼女が帰り際 私に会釈したので「どうもありがとうございました。(背中を押してくれて)」と小さいながらも声に出して伝えた。
待望の「ごまさば」
20分ほど経っただろうか やがて待望の「ごまさば」が、 運ばれてきた。量は少ない分 味わって食べた。 いいじゃないか
居酒屋「真」 店を出るとすっかり真っ暗 今の気持ちは、さばさばした気持ち!?
中洲川端からだとすぐだよな そのアクセスの良さから 「次回はピリ辛チャンポンを食べに来ます」と言っていた「一龍亭」に向かったのだった。
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つづく
(寅)