一文字 寅 の 「風菜園(かぜさいえん)」 

「天に星。地に花。人に愛。」 風に乗って、日々の所感を「風菜園」から発信してまいります。

心斎橋のビル屋上キッチンガーデン 『Afu』にひらり 【大阪・心斎橋】3/17 

2013年03月18日 00時26分45秒 | みんな~愛『酒』てるかい

( 屋上キッチンで味わった「三芳菊」 )

 

■2013/3/17(日) 晴~曇

 

17:00丁度、心斎橋・BIGSTEP斜め前の商都ビル屋上

キッチンガーデン『Afu』

ひらりと立ち寄った。

私の目当ては、夕方5時~のOPEN BAR

屋上は、花も割いて気分満開

今日は、彼岸の入り

ひと足もふた足も早い日本酒と生音楽で花見酒と決め込んだ。

▼オープンキッチンで準備する主催者

▼準備されたお酒のアテ

▼日本酒は、「酒屋へちかん」が出張参加し担当

▼リハーサルをチェックしている へちかんの坊や「麻文(まあや)」君

▼デュオ「カロリーメイツ」

日本酒には、生の音楽~ ♫が よく似合う。

 

▼音楽を聴きながらブランケットを掛け屋上の屋根なし部で、くつろぐ人たち

▼音楽第一部終了後、スタッフもくつろいで笑顔

▼18:40 ビルを降りて空を見上げるとアメリカ村の上空には、ポッカリと月が浮かんでいた。

 

花・食・音楽・日本酒と役者が揃った夜だった。

(寅)

 


Would you go to NARA?  グッと来るね このポスター

2013年03月17日 00時28分15秒 | みんな~愛『酒』てるかい

( 近鉄電車・中吊り広告  「大神神社」)

 

何でもない人には何でもないかもしれない 電車の中の一枚の中吊り広告

 

今年の干支でもある白蛇伝説のミー様を祀る大神神社(三輪神社)

ミー様の正体は出雲の国から遣わされたオオモノヌシノミコト

日本酒発祥の地 出雲から遣わされたお酒の神様は

実は相当なイケメンで、夜な夜な村に現れ

明け方には山に向かって帰っていく

恋愛の神様でもあったそうだ。

恋愛のパワースポットとして

信仰を集めている

神社でもある。

 

毎夜、娘のところに現れては、明け方には山の方に消えていく

この謎の美男子の服に娘の親は、糸車の糸を付けて

翌朝その糸をたどっていったそうな

山の途中でその糸は切れ

三つの輪になっていて

その先には白蛇が

いただけ

とも

糸車の残りが

三廻り分だったとも伝わっている。

 

それから時が流れて 室町時代

この大神神社からそう遠くない正暦寺で

日本初の透明な酒(澄み酒) 「清酒」が奈良県で生まれた。

Would you go to NARA?

 

もし グッと来たら グッとやってね 美味しい日本酒で

(寅)

 

 

 


春だね~ 幸せソーダね~ 「春ソーダ幸せソーダ」  

2013年03月16日 21時42分55秒 | Weblog

( 「クリームソーダ」  『Cafe Joy』 大阪・西田辺 )2013/3/9撮影

 

■2013/3/16(土) 晴・暖

丁度1週間前の土曜日も、今日の天候と同じように暖かくて穏やかな日差しだった。

そんな昼すぎに 大阪・西田辺の喫茶店 「Cafe Joy」 に久しぶり顔を出した。

席に座って開口一番「今年は、鍋会できませんでしたね」と私

 過去2年寒い冬に鍋会を催し、私も参加していたが、

今年は忙しさに気と体を取られている間に

春を迎えてしまった。

 

( Cafe Joy )

春・夏も秋・冬も この店での私の注文はいつも決まって

「クリームソーダ」

 

カウンターには この店で知り合ってこの3月に挙式

現在新婚旅行中のカップルの婚礼写真が。

別名 「パフェの会」が縁となっての 

ゴールイン

 

前回は寒い冬で 「寒ソーダ クリームソーダ」と名づけたが、

 話しを聞いて、春のネーミングをつけてみた

「春ソーダ幸せソーダ」

春だね~ 幸せそうだね~

(寅)


小倉に『耕治』あり 清張も愛した店で麺食い 【北九州・小倉】

2013年03月15日 23時46分55秒 | 『麺』食い人間なんだよな

( 中華料理店「耕治」 北九州・小倉)

 

北九州・小倉に『耕治』あり 地元で知らない人は、もぐりと言われる中華の名店

 

在りし日の女優池内淳子さんが、亡くなる前 TV番組「旅サラダ」で小倉を巡った際、

旦過市場の角打ち「あかかべ」で一杯やった後に立ち寄った店が

鳥町食堂街に静かに佇んでいる中華料理店「耕治」だった。

昭和30年から 東京の醤油ラーメンを

小倉の地で脈々と伝えている。

あの松本清張も愛した店

 

品がよくて洗練された佇まいは、何とも落ち着く

大衆的な中華料理店とは一線を画す

浅草の蕎麦屋にそのルーツを持つ中華料理店はメニューも豊富だ。

 

呑んだあとには、シンプルなラーメンがいい。

私は大阪なら「月光仮面」の塩ラーメン

小倉ならここ「耕治」のしょうゆラーメン

麺食いは、幸せだ。

(寅)

 


「ホワイトデー」 その発祥地は、天神様ゆかりの地 福岡・天神 3/14

2013年03月14日 23時17分20秒 | Weblog

( 博多銘菓「鶴乃子」 石村萬盛堂 )

 

■2013/3/14(木) 晴

 

私のブログをお読みの方は、 「また今年も書いてる」と思われるかもしれない

3月14日・ホワイトデー発祥のお話し

 

前日3/13の、大阪阿倍野橋の近鉄百貨店

私なりに描写させていただけば 地階の菓子売り場の光景は

「白い菓子に群がるカラスたち」 

人気の菓子コーナーには、寒さでまだ黒っぽいコートが手放せない

おじさんたちが、バレンタインデーのお返しのチョコを買うために

不慣れな表情で、長蛇の列を作っていた。  

 

私などは、「チョコレートなんかは賞味期限が長いんだから もっと早めに

用意しておけばいいのに ぎりぎり男が多すぎ~」

とシニカルな視線を投げつつ、エスカレーターで

9階の物産展会場に小城羊羹・紅練を買いに上がっていった。 

 

その 今では、耳慣れた3.14 「ホワイトデー」

これもチョコレートの業界では、1年で2番目に売れる日と

まさにドル箱 お宝Dayなのだそうだ。

 

その3.14という日が決まったのが、福岡・天神  

かつては隆盛を極めた「岩田屋百貨店」の地階菓子売り場だった。

 (先日、行ってみたらそこにあの岩田屋はなく PARCOが建っていた)

( 福岡・天神交差点に在りし日の岩田屋・本店 )

 

皇室への献上菓子でもある「献上鶴乃子」石村萬盛堂の社長が、

バレンタインデーのお返しに マシュマロデーというのはどうですか?

お返しだから バレンタインデーと日付を逆さにした4月12日か

バレンタインデーから丁度1ケ月後の3月14日

をその日にしませんか との提案に

 

岩田屋のフロア責任者は「4月は新年度で忙しいから

売れ行きが落ちる バレンタインデー1ケ月後の3月14日にしよう」

そうやって 3月14日が、バレンタインデーのお返しの日として決まった。

 

知らない人は、この「ホワイトデー」という日が、欧米にもあるものだと

思っている人も多いが、他に見られるのは、

日本から伝わった韓国ぐらいのものだ。

「貰ったのにそのままお返しもしないのは・・・」といった

礼を重んじる日本人の気持ちをうまく捉えた日だと言えなくもない。

 

梅が枝餅の伝説といい 天神様(菅公)は、たぶん甘党だったんだろうな・・・

気に食わない人や物には 時折、雷を落としもするが

さすが、粋なはからいも忘れてないな

 

福岡・天神の百貨店での「老舗菓子屋」と「フロア担当者」との会話が、

今現在の国内の巨大な菓子売上市場を作ったのだから

神がかりにも思えてくる

 

私も天神様にあやかって 「節分は、恵方呑み」をまず関西から広め

全国に日本酒を愛飲する人をもっと増やしたい。

天神様には足を向けて寝られない

(寅)

 


写真写りが悪い!? なんてウソでしょ~ 『菜』  【大阪・長居】

2013年03月14日 00時04分45秒 | 向こう見ずな「食べ物」?

( 味噌チゲ 韓国家庭料理「菜」 長居) 2013/3/12

 

飲んだあとは、なんだかほっくりするものを胃に入れたいと

「hana」から道を渡ればそう遠くはない

韓国家庭料理の『菜』へ寄った。

 

前から一度注文してみようと思っていた「味噌チゲ」を頼んだ。

注文して10分ほど やがて目の前に置かれた

黒い鍋からはほんのり豆の香りがする

湯気が立ち その先には

ズッキーニにあさり、豆腐などが見えた。

 

食べる前にいつものように私が鍋に向かってカメラを向けると

「それはたぶん色も地味だし、美味しく写らないと思いますよ 

ブログに載せるのは無理では?」とママさんが言った。

 

私は、首を横に振って 「 こんな安物(コンパクト)カメラでも

美味しく写れ~、美味しく写ってくれ~と念じながら食べ物に向かって

シャッターを切ると 不思議と美味しいものは、応えてくれるものですよ」

 

スプーンを手にまずは豆の香りから 手作りの味噌ってそうこんな味わいだ 

 思った通り お酒の後にぴったり 飽きない美味しさに食が更にすすみそう。

 きっと そうに チゲー ねー !?

 

そういえば 以前にも似たセリフを聞いたことがあったことを思い出した。

 「写真写りが悪いから 私は撮らないでください」というもの

どうやらこれも疑わしいぞ~  

 (寅)

 

 

 

 


カウンターに咲く「hana」 春近し!?  【大阪・長居】

2013年03月13日 22時56分20秒 | みんな~愛『酒』てるかい

( hana 「大阪・長居」) 2013/3/12

 

店内のTVでは、WBCi日本で最後の試合「日本VSオランダ」戦

今日勝って1位通過で、サンフランシスコへGO!

カウンターには、一足早くhanaが咲いた。

日本酒のないこの店で私はいつもの

角ハイレモンジンジャー

&

hanaからあげ

 

これは、5月後半に開催予定の「長居バル」のメニュー前哨戦といったところだ。

(寅)


春近し 私はボロネーゼを食べる人ぞ 【大阪・西田辺】

2013年03月12日 23時59分39秒 | 『麺』食い人間なんだよな

( 牛肉とブロッコリーのボロネーゼ  大阪・西田辺「PiEDRA」) 

 

春は行きつ戻りつ、寒さと暖かさとのせめぎ合い

朝と昼の気温差は実に20℃

それにしても極端だな~

 

久々に会った受付のTさんからは、

「髪型変わりました?」と聞かれ、

「もしかして少し痩せました?」とか 

月うさぎさんご夫婦それぞれからも「ちょっと痩せはりましたね」

と先週から立て続けに実に5人もの人に

自分自身が気づいてない外見の変化を指摘された。

 

久しぶりに会った人が言うのだから

冗談などではなく、率直な感想だろう

(パスタの前の前菜) 

 

さて、麺食いな私の皿は、春近しを思わせていた。

その料理を作ってくれた「PiEDRA」 三輪シェフ

読売TV tenの中の人気コーナーである

「シェフVS主婦」への9回目の出演日が

正式に決まったとのこと。

 

 4月の第一金曜日 4月5日 午後6時25分前後から

関西の方は、10チャンネル 読売TVの 「ten」の料理対決に注目だ!

 

(寅)

 

 

 

 

 


「これも震災復興の一つ」と気仙沼の銘酒「伏見男山」が届いた。 3/10

2013年03月10日 23時59分46秒 | みんな~愛『酒』てるかい

(  気仙沼の銘酒「伏見男山」 )

 

■2013/3/10(日)

気仙沼の銘酒「伏見男山」が届いた。

 

明日で、丸二年・・・

あの日、あの東日本大震災のわずか7分前の昼の2時39分に

雲一つない青空の博多に着いた私は、

翌日の「九州新幹線開通式」を楽しみにしていた。

3時頃には、新幹線が止まったため駅の各所に人だかりができた。

そして夕方、何箇所かで流れていたTVのニュースには、

信じられない光景が映し出されていた。 

(その頃には、翌日の新幹線開通式典は中止と貼り出されていた)

 

次々と建物を飲み込んでいく津波。

現実なんだろうか、見たこともない映像に言葉を失ったことを

昨日のように思い出す。 丁度10年前南リアス線~大船渡線で廻った

釜石・大船渡・陸前高田・気仙沼が根こそぎ津波にやられてしまった。

明日の同時刻には、鎮魂の黙祷をささげたい。

 

私に届けてくれたのは、南三陸町に研修の下見に行かれたK先輩から

箱を開けた瞬間、あの被災を受けた「伏見男山」だったので

びっくりした。 木筋コンクリートの文化財の酒蔵は、

やられてしまいニュースになったし新聞にも載った。

気仙沼を代表する酒「伏見男山」

伏見とあるのは、京都で拝名したからだと聞いた。

不幸中の幸いで、丘の上の酒蔵が無事で

酒造りを続けることができているそうだ。

 

「これも震災復興の一環」とのコメントをお酒と共に頂いたが、

大好きな三陸の惨状を見て、私に震災復興と浮かれる気は毛頭ない

この酒は特に大事に味わいたいと思っている。

復興の思いを胸に ありがたく、いただかせていただきますね。

(寅)  

 

 


サンキュー!!一足早い桜は、勝利の余韻。そしてそれは美味しいサクラ 3/9

2013年03月09日 08時52分10秒 | みんな~愛『酒』てるかい

(  篠峯「さくら」 )

 

■2013/3/9(土) 晴

春めいた暖かそうな日差しに合わせるように

今朝は、ラジオからもテレビからも

「今日は、サンキューの日です」

というメッセージが流れていた。

 

私は、感謝しすぎてしすぎることはないという考えの持ち主。

「生きているというより生かされている」と思っているので

なんだか自然とそういう思考になってしまった。

 

昨晩のWBC 日本vs台湾戦」

夜の11時半頃まで続いた

しびれる熱戦

脇に置いてた「篠峯」さくら

1合で止めておくつもりが、気づけば

スイスイと4合 全部飲んじゃっていた。

まぁ~ あと1人という絶体絶命まで追い込まれ

鳥谷の四球・盗塁、 井端の執念の一打で首の皮1枚を

つないで勝った試合。 昨日見ていた人には、お酒が止まるはずも

ないことは、用意に想像がつくはずだ。

 

昨日の台湾戦勝利は、一足早く心に三分咲き

次のオランダ戦も勝利して六分咲きといきたい。

 

先日 Mさんからも 一足早いですが・・・とさくらを頂きました。

 

春が 近づいてるな~ 美酒に感謝 美味に感謝!

(寅)

 


通常メニュー営業をしながらバルに参加することの難しさ (奈良バル-③)

2013年03月09日 00時50分07秒 | 向こう見ずな「食べ物」?

( 「新鮮野菜の刺身」  奈良市「じゅん平」) 第五回「奈良バル」

 

バル開催の度に書いているので、耳にタコという人もいるだろうが、

私がバルに初参加する店によく言ってきたアドバイスが、

「そのバルイベントの日を新規客を獲得する日だと

割りきって、その日は通常メニューを取りやめ、

バルメニューをベースにバルに特化した

営業をやりませんか」というもの

 

そんな考えに至ったのは、昔「奈良バル」で

嫌な思いをしたことが、反面教師になっているからだ。

そしてその後行った「野田バル「本日は以下のバルメニューと

追加のメニューのみの営業とさせて頂きます。」と明快にバルにシフトした

営業形態にとても好感が持てたことに起因している。

 

 

以前 このブログにもコメントを入れていただいている「かぎろひ」さんオススメの

「じゅん平」を今回の奈良バルのラスト(トリ) 5軒目の店に選んだ。

 

( 「じゅん平」)

 

開始の数分前、入っていいのか悪いのか 従業員の反応は曖昧だったが、

とりあえずカウンターにお座りください と既に多くの客で賑わう中

丁度燗付け器の前、カウンターの角に案内された。 

左右の席は、通常メニューの

お客さんたちが、既にできあがっている様子。

 

私が席に着いて、まもなく 30歳手前の男女二人ずつの四人グルーブが

バルチケットを店員に渡して靴を脱いで右側の座席に座った。

その時にじゅん平さんが、従業員に

「 バルはまだ時間になってないぞ」と言葉を発したのだが

それがまずかった。

 

お客さんは、自分たちに言われたものと勘違いし 「何か 気分悪いわ 出るわ」

再び靴を履いて、従業員からチケットを返してもらい出て行った。

 私がまずいと思ったのは、じゅん平さんの立ち位置からは座席の位置が死角となっていて 

従業員が「お客さん 他に行かれるとのことで 出て行かれました。」で結局

何事もなかったように済んでしまったことだ。

 

じゅん平さんは、自分が従業員に発した言葉が、折角この店に足を運んでくれた

初めての客を返してしまった。 そしてたぶん本人はそのことに気づいてないのではなかろうか。

 

私の座った位置からは、全てが見え、事の一部始終が良くわかった。

通常営業をしながらその隙間にバルの客をはめ込むという

一見、無駄のないように思えるが、

こういったリスクも多い。

 

これに近いシーンを以前のバルで別の店で目にしている私は、

西田辺バルや長居バルで初参加する店数店に、

バルで通常営業との併用はやめるべき!

バルメニューをベースに追加注文

できるような当日メニューを。

と言い続け、それは

正しいと今でも思っている。

 

折角の新鮮野菜の味わいもそこそこに。

私が、もし じゅん平さんを以前から知っていたら

バルに参加する前にレクチャーしてあげれたのにと思えて仕方なかった。

 

たぶん ご本人はまだこの全容に気づいていないはず。 あの日こんなことがあったのか・・・

とまずは気づいて頂き、次回のバルでお店の運営に活かしてほしいと思っている。

それとバルに参加するにあたり、事前に従業員とのしっかりした打ち合わせも必要だと感じた。

 今回バルの飲み物はビールだったが、 落ち着いたら今度は、日本酒を飲みに寄ってみたい。

 

私自身、今後のバルイベントの参考になった、今回の「奈良バル」だった。

(寅)

 


君の瞳に乾杯! 逆立ちしても「カサブランカ」のボギーには かなわない (奈良バル-②)

2013年03月08日 01時11分55秒 | Weblog

( ハンフリー・ボガード&イングリッド・バーグマン  「カサブランカ」 )

 

今回の「奈良バル」で、特筆すべきは、映画の上映が加わったことだろう。

名画「カサブランカ」を久々に観て、記憶が曖昧だった部分を

ようやくしっかりしたストーリーでこの日埋めることができた。

 

ボギー(ハンフリー・ボガード)バーグマンに向かって言った台詞

というか 名訳の 「君の瞳に乾杯!」は、

映画の中に実に四回出てきた。

 

でも私が一番印象に残ったボギーの台詞はこれ。

「自分には、君と幸せだったパリの思い出があるさ 」

こう言って空港でもう一人の男・ラズロと飛行機に乗ることを

バーグマンにすすめる別れのシーン

 

As Time Goes by

 

私生活でも酒豪で知られたボギー

酒を手にするシーン 飲むシーン 決まっていた。

それが名訳「君の瞳に乾杯」を引き出したとも言えなくない。

若い頃、歳を重ねさえすれば男は ボギーみたいに格好良くなれると思っていたが、

それがとてつもない瞑想に過ぎないことを生きてみて思い知らされた。

 

レイモンド・チャンドラーの書いた フィリップ・マーロウの名せりふは

この「カサブランカ」の中のボギーにも、とても似合いそうだ。

 

「男は、タフでなくては生きていけない やさしくなければ 生きていく資格はない」

そして、映画を見終えたときの私のセリフは

「逆立ちしてもボギーには かなわない」

だった・・・

(寅)


奈良バルで存在感キラリ! 奈良の地酒発信店「なら泉勇斎」 (奈良バル-①)

2013年03月08日 00時03分31秒 | みんな~愛『酒』てるかい

( 「なら泉勇斎」のバルメニュー 奈良市 )

 

日にちが前後するが、2月中旬に開催された第五回「奈良バル」の話を書いておきたい。

「私が奈良に行けば雨降らず」 その日の奈良も雪が降りながら突如太陽が出現

その日は、天気雨ならぬ天気雪の下のバルとなった。

昼のスタートに間に合うように一番に向かったのは、

私が事務局にもお店にも強く参加要請をした

奈良の地酒発信ショップ「なら泉勇斎」だ。

( なら泉勇斎 )

 

前回の(第四回)奈良バルで、奈良女子大の学生に2度にわたりアンケートを求められたが

そのアンケートの最下段の自由筆記欄に私が書いたのが

「奈良は清酒発祥の地 その奈良で開催される次回のバルでは

参加店のイメージを広げる意味でも是非 西寺林通りの奈良の地酒店

「なら泉勇斎」に参加要請して欲しい。」というもの

 

そのアンケートが効いたのか、お店がバルへの参加を申請してみようかと検討していた時に

バル事務局の方からお店の内容についてヒヤリングの電話がかかってきたのだそうだ。

典型的な 以心伝心というやつだろうか。

 

私が今回のバルへの参加を奨めた以上

バル一番に顔を出そうとスタート時刻に店に入ると

「フライングしたお客さんが早くいらして既に飲んで行かれました。」とのこと

 

でも 正式な入店での土曜日のバル一番客は私だった。

「昨日 金曜夜はグループでまとめて入って来られて大変でした。

でも初めてのお客さんばかりで、本当参加して良かったです」と喜んでいた。

 

「次のお客さんが入ってくるまで居てくださいよ」と言われ

実に私の次まで45分 話しをしながら美味しいおでんで日本酒を頂いた。

一旦お客さんが入り出すと それ以降は、大盛況だったようだ。

 

「よかったよかった。」

お店も バルの事務局も そして何より

ここで奈良の清酒を味わった人たちが異口同音にそう言ったに違いない。

 

日本酒がバルに花を添えた喜ばしいパターン

これでこそ、大仏様も満足、清酒発祥の地「奈良」の面目躍如というものだろう。

(寅)


「若波酒造」の女性杜氏 今村友香さんからコメント頂きました。 3/7

2013年03月07日 21時08分15秒 | みんな~愛『酒』てるかい

一文字 寅さんへ

かきたROさんでは偶然にもお世話になりました。お仕事でしょうか?よく九州へお越し戴いているのですね。この度は住吉酒販様にて誠に有難うございました。おかげさまで「若波」「蜻蛉」共に、たくさんのお声を戴き、蔵のみんなでやってきたことへの手応えを感じ始めています。 そりゃ、よか歳にもなりますばい(^_-)☆

今年も6月までの大阪イベントが既に4件入っておりますので 関西で再会できます日を楽しみにしております。どうぞこれからも宜しくお願い申し上げます☆

Posted by 若波酒造 at 2013年03月07日 12:15
 
 
 
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若波酒造
今村友香(ゆか)さんへ
 
 
「かきたRO」のママさんにつられて、私もお会いして以来、「ゆかちゃん」なんて
書いてましたけど 「ゆかさん」ですよね。 
イベントで一緒だったという梅乃宿の吉田佳代常務よりお姉さんだとは、
思ってもいませんでした。
これは失礼致しました。  まさに 若なみパワーですね。
 
「若波」のまっすぐな感じの味わい 私は大好きです。 これからも関西から
チーム若波の造る酒、応援しますよ。
今度は大阪で会える日を楽しみにしています。
 
by  一文字 寅

「いったい何者なんですか?!」 小倉で吹かせた日本酒つむじ風 【北九州・小倉】

2013年03月07日 00時10分25秒 | みんな~愛『酒』てるかい

( 「つる平」お酒ギャラリー 小倉・魚町銀天街 )

 

旦過市場の食堂「幸」を後にした私は、交差点を渡り魚町銀天街へ入った。

「銀天街」という名前はローカルに感じるかもしれないが、伊達ではない。

実は日本初の「アーケード」の発祥地が、ここ小倉・魚町なのだ。

今から50年以上前、人々は天井を覆う明るい屋根を見上げ

日本初のアーケードに「銀天街」と名づけたのだった。  

 

そればかりではなく 常に小倉は進取の気鋭に富んだ町だ。

「佐々木小次郎vs宮本武蔵」小笠原藩 巌流島の決闘

「競輪」発祥の地  「パンチパーマ」の発祥地 「アーケード」発祥の地

日本初「24時間スーパー(丸和)」 「焼きうどん」の発祥地 一説では「角打ち」発祥の地

日本最大の広告代理店「電通」創業者の出身地 「甲子園の土を初めて持ち帰った 小倉高校」 

文豪「森鴎外」  そして何といっても「松本清張」を育んだ街でもある。

ウォシュレットの「TOTO」

そして町の一軒一軒の家がわかる地図会社「ゼンリン」もここ小倉が発祥の地

 

そんな小倉・魚町を歩きながら 以前から気になっていた

「小倉日記」「ぽんつく」で有名な小倉の老舗菓子店「つる平」

その「つる平」店舗の二階が夕方からお酒ギャラリーに変わる。

 

「日本酒」という文字が目に入り、その民家調の店内を誘われるように 

その晩は、ゆっくりと階段を上がっていった。

 

「おっ、凄~い!」 目の前に広がる計1000本もの一升瓶は圧巻

但し、その内の95%(約950本)は焼酎、約50本が日本酒

 

お店のお兄さんが、社長の焼酎コレクションを説明してくれた。

社長が10年かけてコレクションして今ここに至っているのだそうだ。

 

一時期は焼酎にも詳しかった私もさすがにお兄さん(店長)の説明する

レアな焼酎の話しになると知らない銘柄ばかり。

テニスで言えば一方的にサービスエースを決められているようなもの

 

 

「あの~ そろそろ 日本酒頼んでもいいですか」

案内された冷蔵庫を前にちょっと感激 「景虎に 辯天 王禄に三千盛か・・・なかなかいいな」

「ここから3杯自由に選んで本当に1000円でいいんですか? まるでニシウミ価格だ。

これじゃ 全然儲からないでしょ 安すぎますよ」と私は言った。

 

「 じゃあ まずは2杯。 「白瀑」(しらたき)と「若波」を頂いてもいいですか? 」

私がした注文に 「日本酒 お詳しいんですか?」と聞かれた。

「いえちょっとだけ。 好きなので、行くところで飲んでいるだけです」と私。

「実は私がこだわって入れた日本酒が、その白瀑と若波なんですよ。でもほとんど誰も

飲む人がいなくて いつしか隅っこに置いやられたような状態なんですけど

何とお客さんがその2本を指名したもんだからびっくりしました。」 

確かに、上段右端に「白瀑」 下段左から二番目に「若波」は追いやられていた。

 

 

( どうです? 「若波」純米酒は と気にする店長 )

 

「白瀑」は、スイスイといける酒

「若波」純米は、義侠系の真っ直ぐな酒

共にいい酒ですねと伝えるとセレクトした店長もたいそう喜んでいた。

 

「ここに来るお客さんは、冷蔵庫の前でしばらく う~んと考えて

結局 選ぶのは 久保田の千寿になるんですから

こっちとしてはガクッときますよ」

 

そんなお兄さん(店長さん)のおすすめは、「有加藤」(ありかとう)

昔、なんとなく聞いたことがあるような・・・

「ここに加藤の酒あり」という

酒蔵自信の酒

 

( 清酒リキュールの入った冷蔵庫)

 

私が「奈良から来たんですわ。」と言えば

「奈良の日本酒って何があるんですか?」と聞いてきた店長に

「ちゃんとここにも冷やしてあるじゃないですか 梅乃宿のあらごしシリーズが」と言えば

「梅乃宿って奈良県なんですね。 それにしても去年秋の梅乃宿ひやおろしは最高でしたね」

返ってきた。 同じ処に住む者として、九州で地元奈良の酒のお褒めの言葉を聞かされ、嬉しくて仕方なかった。

 

(「天心」しぼりたて生)

最後の一杯、「有加藤」をすすめた店長に逆らって、地元(北九州)の酒「天心」を頂いた。

「これもなかなかですよ」 地元で地元の酒を飲むのが、私の流儀。

 

「今日は思い切ってここに来てよかった」と私が言えば

「また小倉に来たら日本酒飲みに寄ってください。」

話をしていると実は、店長は日本酒が大好きだとわかった。

来てくれるお客さんに真の日本酒愛好家がいないことを嘆いていた。

千本の桜ならぬ一升瓶(その殆どは焼酎だが) に囲まれて味わった日本酒悪くなかったな。

 

日本酒好きの前には、美味しい日本酒が現れる。

まんざら 間違ってないようだ。

進取のスピリット溢れる街で味わう日本酒もこれまた格別だった。

(寅)