昨年暮れから書いている自主作品について、分析というより解説の続きです。
前/後編のうちまだまだほんの入り口。前編はこちら
2001年春、木島線の車窓風景を通して長野電鉄の歴史を刷り込んで、次は一転、田舎の風景の中を走る電車です。
中野市郊外の田園風景。田植えは機械でやりますが隅は手植えも必要。
田んぼの中の線路を電車が走ります。
用水路で女の子が網で何か捕っています。
飼っているザリガニの餌にするドジョウを捕っているのだと話してくれました。
近くの保育園の子供たちが保育士さんとお散歩。
田植え機の向こうを電車が木島に向かって行きます。
何事も無い平凡な風景の中を走る電車。”いつもそこにあったのに” に続いて
何事も起きない情景に続いて社会風刺に掛かります。
とにかく早く早くという現代を風刺する要素をいくつか。これは長野マラソン。
急いでいるつもりの尺取り虫で皮肉ります。
アスファルトの道を急ぐ毛虫も使いました。
大渋滞の高速道路は皮肉でした。
私がクラシックカーフェスティバルで筑波サーキットを走った映像も。
ホームストレッチを4速全開で第一コーナーに向かいます。H&T で3、2。
後に撤去される旧村山橋と新しい橋の対比。
大量に処分されるブラウン管テレビ。
旧村山橋の最後の橋脚が解体されるところも撮影。
一方では北陸新幹線が猛スピードで通過。
現代を痛烈に皮肉ったつもりです。
もちろん鉄道絡みでリニア新幹線も取り上げました。
リニアの長野県駅予定地も調べて現地へ。
南アルプスに建設されるトンネル工事に関わる大鹿村へも何度か行きました。
トンネル工事が始まる前です。
突っ込みは更にエスカレート。
このシーケンスのラスト。須坂にある東山魁夷画伯の記念碑です。
この石碑の除幕式は母が見に行ったそうです。