夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

ハードオフでFUJICA Z800を衝動買い

2020-03-09 13:30:50 | Weblog
昨日、晩酌のウイスキーを買いに出た後無意識にハードオフに向かっていました。
マスクを付けてジャンク品の箱を物色していたら昔の8ミリカメラFUJICA Z800が無造作に突っ込まれているのを発見。手に取ってひと通り確認すると外観はまあまあ。純正のレンズフードと奥にSLフィルターが付いています。フィルターはひどい状態ですが手入れすればいいとして、ファインダーを覗くとゴミだらけです。これは掃除すればきれいになるだろう。
¥550なら買いです。


フィルターはカビだろうと思ってカビハイターに漬けてみましたがなぜかガラス面が傷んでいて使い物になりませんでした。


ファインダーはひどい状態です。

接眼レンズを外してクリーニングしましたが汚れているのは裏面なので分解の必要があります。

ファインダーのゴム製アイカップは変形していて面白くないので前に放送用レンズのフードでやって効果があったお湯で煮る方法を試しました。


ほとんど効果がなかったのでおもしを乗せてもう一度。


若干良くなりましたがまだ納得できません。


そんなら本来の位置に装着してたたんでおけば変形の内部応力が徐々に抜けるだろうと

こうしておきましょう。

ついでに電池を入れて正常に動作する状態をお見せします。

巻き取り側の軸が元気に回っています。
シネカメラの回転音って、いいですねえ。Z800は確かZ600の後継機だったと思いますが、Z600はグリップが固定式で三脚に載せると不恰好でしたがZ800は折りたたみ式で好感が持てます。昭和50年に私が新宿の”蠍座”で2回観た羽仁進監督の作品「午前中の時間割り」はほとんどがZ600で撮影した8ミリでした。

HL-79Eの調整は引き続き進めますが今日はPULSEユニットの確認と調整だけにしてYouTubeで国会中継の予算委員会の監視中です。

窓の外に快晴の空をバックに残雪の黒姫山が綺麗に見えています。

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HL-79E カラーバー調整から

2020-03-08 13:37:14 | Weblog
昨日波形モニターの校正をしたので何度目かの振り出しに戻ってカラーバーの調整です。
カラーバーは今のカメラでは恐らくICか何かで発生させるんでしょうが昔はそんな仕掛けじゃないので正しい値に調整する必要があります。
調整はENCユニットでやります。手始めにこの項目から。


カメラのCAM-BARSをBARSに切り替えてカラーバーを出し、シンクロスコープでTP1(Rch)の値を見て0.525Vp-pに調整。

シンクロスコープでは輝線に幅があり目盛りもラフなので波形モニターも見てそっちを優先して調整しました。

TP2(Gch)も同様の調整。


順調にTP3(Bch)


次はWHITE & BLACK BALANCE調整です。

これはユニットのVR表示がVRの上だったり下だったりで間違えやすいんです。
図解で確認して調整します。


波形モニターを1μS/DIVにしてI,Q BLK BALをVR11とVR7を交互に回して調整。
こんな状態が


調整後は


マニュアルの次のページに進みます。


TIEスイッチをONにして階段波形のキャリア漏洩を最小にVR9,5で調整。


こんなのが


こうなりました。


TIEスイッチをOFFにして75%レベルのキャリア漏洩が云々。
調整不要でしたがわざとずらしてみました。


R,B調整後は


次はI,Q信号の直交です。I OFFスイッチをOFFにしてベクトルスコープの位相調整器でQ軸上に位相を合わせろと。
こういうことかな。


今度はI OFFスイッチをON Q OFFスイッチをOFFにして「ベクトルスコープの90°Φ調整器(VC1)で、I軸上に位相を合わせる。」そうですが、合っていました。

前に合わせたような気がします。

GAIN調整は前に調整済みなので確認だけ。

Y GAIN SETUP,WHITE BARに掛かります。
SET UPをMINにして(そうなっていました)


75%レベルのWHITE BAR信号を75%に。これもほとんど合っていましたが微調整。


100%WHITEを100%に合わせました。


SYNC,BURST,I,Q調整です。もちろんこれらが何を意味するかなんて知りません。
こんな本を開いてもチンプンカンプンです。


TSGのバーと比べて同じになればいいんじゃないかと考えて更に追い込みました。
これはTSGの波形です。


ENCの指定のVRのどれをいじるとどう変化するか確認しながら「これはそういうことか」で進めました。


素人がやるんですからこんなもんでしょう。
以後、残りの項目も調整しました。ベクトルスコープの波形も良くなりました。許容範囲内です。


以上でカラーバーの調整は完了です。
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HL-79E 調整以前の問題を解決

2020-03-07 12:03:09 | Weblog
夕べも色々やりましたが調整以前に気になることがあります。TEST用信号(HL-79EのMON出力)とベーカムVCR BVW-70のコンポジット信号をセレクターで切り替えて波形モニター→ベクトルスコープ→カラーモニターという経路に繋いでいますが、今まではその間にTectronix TSG-200とsony XV-T500 DIGITAL MEMORYも入れて様々なテストが出来るようにしていました。余計な物が入っていて波形/ベクトルスコープの信号にバイアスが掛かっているかもと不安になってきました。
それとセレクターの接触不良も気になります。

何回も押し直さないと波形が不安定です。

何はともあれベーカムの映像を出してみることにしました。使ったカメラはHL-57です。


テープの頭に入れたカラーバーを波形モニターで見ると

レベルが高目のようです。

ベクトルスコープのレベルはは実にきれいです。


録画されている映像を確認します。これは電源投入時です。canpus ADVC-500にコンポーネントで突っ込んであるのでMODE:ANALOG→DV、VIDEO IN:CONPONENT、AUDIO IN:BALACED、SAMPLING:48KHz/16bitに設定します。


きれいな映像が出ます。黒姫山麓の蕎麦畑です。


次に調整中のHL-79Eのカラーバーを観測します。セレクターをTESTに切り替えますがひどい接触不良でやっと信号が伝わりました。


接触不良で信号レベルが下がっているのか波形が低目です。


ベクトルスコープの田の字に達していません。

前に調整したときは良かったはずですが。

とにかくセレクターの接触不良を直さないと。ラックから下してカバーを外してと


テスターで当たると数Ω、ひどいのは十数Ωです。あまり気が進まないけど接点復活剤を使います。内部まで浸透するかわかりませんが。


べチャべチャです。この状態で何度も何度もスイッチを押しました。

結果は吉と出ました。
接触抵抗値がどれも0.2Ωになりました。使ったペンシルテスターは短絡しても0.2Ωを表示するので事実上ゼロです。この後余計な接点復活剤は綿棒で拭き取りました。

ここで考えて当面は機器間の接続を単純化することにしました。余っている2番は単純にTSGからの信号を入れて校正用です。TSG-200はカラーバーを始め様々なパターンが出せます。


セレクターを戻してまごつきながらケーブルを繋ぎ変えました。セレクターを「TSG」に切り替えます。


TSGの信号は正確だろうと仮定してカラーバーを出して波形モニターを校正しちゃいました。


これが校正後の波形モニターの図です。

これでいいんだべ。

念のためベクトルスコープも確認。こちらは何もしていません。


いやいや、HL-79Eはカラーバーの調整に戻っちゃいました。双六はまたしても振り出しです。
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HL-79E ♪よろしかったらもう一度

2020-03-06 11:38:28 | Weblog
♪よろしかったらもう一度~よろしかったら初めから~
中学三年生のとき初めて買ったレコードが「こんにちは赤ちゃん」梓みちよさん、好きでした。
まさに初めからもう一度です。

その前にシンクロスコープの台を塗装。別に塗装する必要はありませんが思い付きです。

セリアの水性塗料は臭いが少ない上乾きが早いのでお勧めです。

画面撮影用アダプターは通常こうして台に引っ掛けておきます。


照明用LEDライトのスイッチはすぐに手が届くようにしてあります。プローブのケーブルは邪魔にならないようにクリップで固定。


ではそろそろ始めましょう。

昨日マニュアルの必要なところをコピーして見開きにしてあります。

PRE AMPの調整です。PROC-1AユニットのTP1,4,16がPRE AMPからの入力です。
調整するのはGchだけです。


PULSEユニットのCALをONにしてGchのPRE AMPのVR1(CAL)で0.4Vp-pに調整します。


何度も調整したので合ってますが改めて調整しました。


CAL LEVEL調整の前にブランキング期間を0V DCにする必要がありますがこれも何回もやって合わせてあります。
問題はこの後の項目です。「グレースケールチャートを撮像してR,G,Bのバランス調整後、最終出力で、R,G,Bが等しくなるようにR,G,Bが等しくなるように、R,BのCAL LEVELをセットする。」とあります。
昨日の予習で使ったグレースケールチャート代用ボードの出番です。
ここで昼食の時間になっちゃいました。撮像は照明光だけにしたいのですが昼間から窓に暗幕下げて暗くするのは気が進まないので準備だけにします。
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HL-79E 調整 冷静に進めたいけど

2020-03-05 15:02:29 | Weblog
久しぶりに部屋を掃除して冷静に調整です。


ノートに理解できない項目を書き出して考えました。
マニュアルは手を取り足を取り懇切丁寧に書かれていないのと私の思い込みが絡んで的外れのことをしているようです。


カーテンを閉めて外光の影響を少しでも減らして昨日手に入れたクリップボードにハロゲン作業灯で照明を当てます。


クリップボードはB5サイズですがA4の横型の方が良かったかも。今日はこれで傾向をつかむだけなのでこれでいきます。


PRE AMPのCAL調整VRはPULSEユニットのCALをONにすると有効になることを確認しましたがこれとPROC-1AのGAIN調整の関係がさっぱりわかりません。

これはRchです。

GchはCAL ONでPRE AMPのCALで0.4Vp-pに調整するのはわかります。
考えていてもわからないので次にCALを切ってボードを撮像し、Gchが0.4Vになるように照明とレンズのIRISを調整。


仮にPROC-1AのGAIN VRでRchを0.4Vに調整しました。


続いてBchも同じレベルに調整。


これで人形を撮像したらPEDESTALレベルが浮いていたのでR,G,B共適当に調整。まあまあの映像が出ました。


相変わらずわかったようなわからないような状態です。
これと


この関係がどうしてもこんがらかってしまいます。


でもね、正しい調整手順が理解できれば故障している箇所は無さそうだからうまくいけばこのカメラは蘇る可能性が出てきました。短気を起さないように気をつけて気長に作業を進めます。
ここで思い付いてマニュアルのPRE AMPのCALとGAIN調整項目をコピーしてファイルに見開きで見られるように入れました。

これでマニュアルのあっちだこっちだと飛び回る必要がなくなります。

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HL-59で撮影しようとしたら

2020-03-04 15:53:20 | Weblog
来る日も来る日もカメラ調整で正直飽きました。たまには外へ出てカメラを回さないと。
先日寄った長野市の飯綱高原スキー場の、長野五輪でフリースタイルスキー競技場になったゲレンデの現在の状況を映像で記録しようと考えました。
あのスキー場は今季限りで廃止なんです。カメラは何を使おうか迷いましたがほとんど使っていなかったIkegami HL-59にしました。ベーカムVCR BVV-5と一体化してあって機動力は抜群です。

とうちゃこ。ゲレンデは左手です。

カメラを三脚に載せてJrにグレースケール代用の紙(セリアのスケッチブックの裏表紙)でホワイトバランスを取るとVFに5300Kと表示されました。

ここから導入部を撮りましょう。頭にカラーバーを入れてとスタートボタンを押して録画開始。
あれっ、録画が始まらない!


何やら小さな音で「ピー」。何かアラームが出ます。

老眼鏡で確認すればすぐにわかったんですがスイッチを入れなおしてテープを出したらワカメになっていました。
大変だあ。

何度やり直しても同じです。撮影は不可能、撤収。

こりゃあBVV-5が壊れたと判断、他のBVV-5と組み替えることにしました。


こんなこともあろうかとBVVにラベルを貼っておきました。これは今日の物です。


カメラと分割して


これは組み替える側です。


組み替えました。


これで解決だろうとテープを入れて


しばらくするとまたアラームです。今度はしっかり老眼鏡を掛けて確認。

BATTアラームです!

しっかり充電したはずなのに。


電圧を計るとまあまあの値です。

新品じゃないので内部抵抗が大きくて負荷が掛かると電圧が落ちるのかな?

放電器で放電させてリフレッシュです。


しっかり充電しましょう。


これをまとめている時点でまだ充電途中です。このままトリクル充電になるまで置いときましょう。

撮影断念で帰る途中、思い付いてセリアに寄りました。ロケ用のホワイトバランスボードに使える物は無いかい。今日は若干風があって厚手とはいえ紙では煽られて具合が悪かったんです。
で、こんな物を買ってきました。

プラスチック製のクリップボードなのでしっかりしています。これなら雨にあっても大丈夫。

問題は蛍光処理です。恐らく素材のままだろうと思いますが。
ブラックライトを当ててみました。

蛍光処理はしてないようです。

比較のためプリンター用紙を同じ条件で写真に撮ってみました。

蛍光処理って、人体に影響はないんでしょうか。そっちの知識はありませんが心配になります。

先日と同様このクリップボードをスキャナーでスキャンしてカラー分布を調べてみました。
当てにならないスキャナーなので条件の良さそうな部分を


PhotoShopのヒストグラム機能で見るとRGBが結構狭い範囲に固まっています。

かなり適当なテストですがビデオカメラのホワイトバランスなんてそれ程厳密なものとは思えないのでこれでOK。

このクリップボードはロケに必ず持っていくことにします。

セリアでレトロ調のフックも買ってきたのでついでに作業台のドライバーホルダーに取り付けてスパナをぶら下げました。


バッテリーはまだ急速充電中です。

夕食後充電完了、HL-59に入れて試したら問題なく動作しました。これからは撮影に老眼鏡が必須です。
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HL-79E 調整 一進一退

2020-03-03 14:34:24 | Weblog
このところ風邪気味で体調が優れなかったんですが回復したので作業再開です。
まずシンクロスコープのCALから。1Vp-pに合わせました。

視差は無視してください。

今日はOROC-2ユニットです。

カメラのCAL ONでTP1,2,3で電圧を確認します。

ところが規定の0.4Vp-pに対して大幅にオーバーしています。

前回どこまでやったっけ。あらから何かいじった?

元に戻ってPROC-1AでCALを確認したら0.5Vp-pになっていました。改めて0.4Vp-pに調子してPROC-2のTP1,2,3を調べると
Rchは

0.5Vp-pです。

Gch


Bch


0.4Vp-pに調整したはずなのにどういうこと?

何がなんだかわからなくなるのでノートに記録しておきました。

PROC-2ユニットのTP1,2,3はPROC-1Aからの信号そのものです。

PROC-2の回路図

マニュアルの0.4Vp-pは間違いなんでしょうか。


手元のマニュアルはあっちこっちに誤記、記入抜けがあるので前後関係を確認する必要があります。
0.5Vp-pの間違いなのかそれともPROC-1Aの調整が間違っているのか、マニュアルを読み込んでからでないと進みません。

先程から国会の参議院予算委員会のライブ中継をYouTubeで監視中です。
カメラ調整はここまでにして監視に集中します。与党の的外れな質問と「アベノウイルス」に感染した閣僚の答弁には呆れるばかりです。
言い回しが「いずれにしましても」「真摯に」「させていただきます」「先程も申し上げましたように」「鑑み」まだあります。「コメントは差し控えさせていただきます」。
政治家じゃないけど「息子に相談させていただきました」って言った人がいるとか。面接で「親父がおっしゃっていました」なんてのも。謙譲語の使い方が壊れました。

小池晃氏の質問の番が楽しみです。
それまで時間があるのでマニュアルをもう一度確認しました。PROC-1Aの調整でTP3,6,9でCAL信号を0.5Vp-pに調整しろとありますが、回路図を見るとこの端子はやはりPROC-2のTP1,2,3と共通です。

マニュアルのPROC-1A調整手順が正しいとすればPROC-2のTP1,2,3は0.4Vp-pではなく0.5Vp-pということになります。
0.5Vで進めるしかありません。

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