夢月さくらの日記~OL占い師の日常~

楽しくてHAPPYな毎日を送るヒミツ

生協の白石さん

2015年02月08日 | 
この間、「生協の白石さん」という本を読んだんです

大学の生協(文房具やお菓子などを売っているお店)に、学生や職員が、
生協への要望を自由に書けるアンケート用紙の「ひとことカード」というものがあって、
これはその、「ひとことカード」でのやりとりが載せられた著書なんです


通常ですと、

「あの文房具や、このお菓子を入荷してください」

などの要望を書くものなのですが、

この、生協職員である白石さんの回答が面白かったため、
そのうち、生協に関係のない質問なども寄せられるようになったようです



例えば、

生協への意見・質問・要望
 「愛は売っていないのですか?」

生協からのお答え
 「どうやら、愛は非売品のようです。
  もし、どこかで販売していたとしたら、それは何かの罠かと思われます。
  くれぐれもご注意ください。」


このような質問がきた場合、
無視してそのままゴミ箱に捨て、なかったものとすることも出来るわけじゃないですか

でも白石さんはそうせずに、
1つ1つの「ひとことカード」(学生の気持ち)
を受け止めたんです。

そしてそれに対して、

真面目で誠実、そしてユーモアのある回答を返したんですよね


本来は、この大学の学生の目にしか触れることのなかった「ひとことカード」が、
著書にまでなって、多くの人に読まれることになったのは、
この白石さんの器の大きさが、それにふさわしかったからだと思います


器の大きさというのは・・

自分とは違う他者を認めること

そして、「愛」を持って接すること


この本は、そんなことを考えさせてくれる1冊でした

コメント
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