晴れ上がった空のように・・

日常の出来事や読んだ本の紹介

星になったサン=テグジュぺリ

2006年10月31日 | 
サン=テグジュぺリ について関連本を調べていたら、こんな素敵な本をみつけました
早速、「補充注文」で、取り寄せて読みました

こちらは、「千の風になって」の新井満 さんの文と人気絵本画家の はらだたけひこさんの絵とがコラボレーションしたような本です
2000年、ちょうど生誕100年の記念に出版されたようです。

サン=テグジュぺリがなぜ、小説を書いたのか?なぜ、困難な状況にもかかわらず、飛行士として空を飛んだのか・・?

44年間の彼の生涯がドラマチックに描かれた本です。

第二次世界大戦のさなか、彼の祖国への思い、愛する家族への思いが、危険な偵察飛行の出撃を止められなかった・・とは。驚きと感動で目が点になりそうでした。
(おっと・・まだ勤務中だというのに

1944年7月31日早朝。コルシカ島を飛び立ったライトニング機(ローッキードP-38)。目指すはふるさと「フランス」。
大空を飛ぶ喜びにふと、12歳で初めて飛行機に乗ったときのことを思い浮かべる
「ボクは本当は鳥だったのかもしれない!神様が間違えて人間として生まれてきただけなんだ~!」

彼の少年時代の大空への憧れのくだりはとてもおもしろいです

なんせ、彼は、初めて乗せてもらった飛行機の中で、あまりの興奮と感激で失神してしまうんですから

「星の王子様は、死んだの?」
「サン=テグジュペリは、死んだの?」
この答えは彼自身が書いた本の中に回答が出ています。
「ボクは死んだように見えるかもしれない。でも、それは本当じゃないんだ」


さすが・・新井満さん。
最後はきっちり、きめてくれましたネ「千の星になって」ですか~

読み終わったら、棚に返そう・・そう思っていましたが・・
帰るときには、レジでお金を払って大事に持ち帰りましたよ







星の王子さま

2006年10月29日 | 
Le Petit Prince

サン=テグジュペリ のこちらの童話・・ファンタジーの本は誰もが一度は手にしたことでしょうネ
私は、中学1年生・・だったと思います。学校の図書室で挿絵のかわいい本に魅せられて、夢中で読んだ記憶があります

生誕100年を越え、今年の夏のフェアでは売れ行きも好調でした
半世紀以上にわたって、世界中で150を越える言語に訳され、聖書の次によく読まれていると言われる世紀の大ベストセラーです

懐かしさから、ふと、今また何十年ぶりに読み返してみました

小さな星からやってきた小さな王子様。7番目に訪れた(落ちてきた)星は地球でした。サハラの砂漠で不時着した一人のパイロットと偶然出会うところからお話は始まります。
花とおしゃべりしたり、キツネと友達になったり・・童話の世界ですが、私たち大人が忘れかけている大切なことを示唆してくれているようです

「いちばん大切なことは目にみえない。」

秋の夜長に
ほっとするひととき、心までホットになる一冊です

サンテグ=ジュぺリ~
名門貴族の子弟としてフランス・リヨンに1900年生まれる。海軍兵学校の受験に失敗後、兵役で航空隊に入る。除隊後、航空会社の路線パイロットとして多くの冒険を体験。1929年に処女作「南方郵便機」そして「夜間飛行」「人間の土地」「戦う操縦士」を発表。行動主義の作家として高く評価される。
第二次世界大戦時、偵察機の搭乗員として困難な出撃を重ね、‘44年コルシカ島の基地を発進したまま帰還せず・・

2000年5月、彼の乗っていた機体の残骸がマルセイユ沖で発見。だがその死の真相はいまだ謎につつまれている~

と解説には紹介されていました・・

自分の生まれた星に帰るため突然消えてしまった、「星の王子さま」
・・やはり彼自身だったんですね・・

水曜の朝、午前三時

2006年10月20日 | 
蓮見圭一著「水曜の朝、午前三時
こちらは、4年前にベストセラーになった本です。
文庫化されて、またじわじわとロングセラーとなっています。

300ページほどの文庫。すぐに読めるわ!なんて気軽に読み始めたのですが、
意外にも重かったです・・。内容は単純な恋愛小説ではなかったです。。

物語は・・一人の女性直美(45歳)の死で始まるのですが、その遺言とも言うべき4巻のテープと手紙が娘の夫に託されます。
時は、1970年、大阪万博。彼女はコンパニオンとして、東京からやってきます。そこで知り合った一人の男性と恋に墜ちるのです。しかし・・彼の出自には秘密がありました。なんと、北朝鮮出身の在日韓国人・・。
工作員・・のうわさも飛び交います。何と、ミステリアスな展開でしょう

高度経済成長の終焉のような、国家の威信をかけての華やかな祭典だった、大阪万博。私はまだ12歳でした。両親に連れられて、たくさんのパビリオンを見学した思い出があります。
今では、実家に帰るとき、伊丹空港からモノレールで、「万博記念公園」駅にさしかかると、シンボルだった「太陽の塔」をいつもぼんやりと眺めながら通り過ぎるのですが、当時の喧騒と華やかさとは打って変わって、静かでひなびた姿です。

舞台は神戸、京都、そして大阪と、懐かしい地名や言葉がたくさん出てきて、郷愁を誘いました。

まだ昭和40年代のあのころはモラルや性道徳、そして差別と・・厳しいところがあったのでしょうね。子供だった私にもなんとなくわかります。

でも、純情で激しい恋慕に突き動かされる直美の心情がとても丁寧に描かれていて
胸を打ちます

結局のところ悲しい別離と、投げやりに見えるお見合い結婚。それでも幸せな人生だったのでしょう・・?愛した恋人を生涯胸に秘めて、・・でも再会はするのですよ。大人の恋ですね・・

クライマックスは直美が娘に残す、メッセージです。
「人生は宝探し・・人生は掘り下げていくほどに多様なものがみつかる。・・
重要なのは内心の訴えです。あなたはなにをしたいのか、何になりたいのか。どんな人生を送りたいのか・・耳を澄まして、じっと自分の声を聞くことです。・・~~」

若くしてなくなった彼女の言葉に、今の私にも心に響きました


鏡の法則 その2

2006年10月08日 | 
100ページ足らずの本は、休憩時間に読めちゃいました

自己啓発の本らしく、読んだ後はなんとなく前向きな気分になりますね

いろいろ考え方があるでしょうが、・・これは心理学の考え方や解決方法、そして、ひょっとしたら、古代宗教哲学?のような論理にもつながっているような感じです。

難しい、解説は私には不可能と、あきらめて・・
最後に、印象に残ったメッセージを一部抜粋します。

必然の法則
人生で起こるどんな問題も、何か大切なことに気づかせてくれるために起こります。そしてあなたに解決できない問題は決しておきません。あなたに起きている問題は、あなたに解決する力があり、そして、その解決を通じて大切なことを学べるから起こるのです。・・・

世界に感動と感謝の心が広がっていきますように!!

本書の売り上げの一部は社団法人セーブ・チルドレン・ジャパンに寄付されます。

なるほど・・恵まれない子供たちに貢献しているってわけですね~

立ち読みじゃなく、買ったほうがよかったのかな・・


鏡の法則

2006年10月05日 | 
読んだ人の9割が涙した!

っと、大げさな帯をつけた小さな本が、当店の目抜き平棚に置かれて、売れ行き好調です。

取引先、「トーハン」さんでも、「一押し」とあって、今月のヒットNO1かもしれません。
そうなると、またまた私の好奇心がむくむくと起きまして・・立ち読みをしてしまいました店長ごめんね・・

こちらは、ネットで広まった真実のストーリー。この短い物語の中にあなたの悩みを解消し、運を開くヒントがあります・・ふむふむ・・
物語とは~主婦栄子さんは小学生の息子がいじめにあっているのに悩んいる。そこで、あるコンサルタント、矢口氏に相談したところ、「あなたが大事なお子さんを人から責められて悩んでいるということは、あなたが、誰か感謝するべき人に感謝せず、その人を責めて生きているからなんです」と告げられる・・問題を解決するには・・

鏡の法則とは、・・人生は自分の心を映し出す鏡。原因があって結果が現れる。解決できない事は何もない!・・

う~ん、当たり前のようですが、生活の中ではつい意識の外のことが多いですよね

この栄子さん・・じつは自分の父親と子供のときから不仲で親子関係がうまく行ってなかったようです。おまけにご主人とのことも・・思慮が浅いとか、知的ではない?とかで尊敬してなかったり・・

その辺の問題を解決すると、息子さんの「いじめ問題」や親子の信頼関係も改善されるはず。というのです。そのためにいくつかのステップを踏んで・・

感動の父娘の和解があり・・まぁ~よかったですね~

つづきは明日読むことにします

鏡の法則・・人生のどんな問題も解決する魔法のルール
野口義則/著
出版社   総合法令出版
税込価格  1,000円
サイズ   92P 19cm
在庫数   当店にたくさん!