晴れ上がった空のように・・

日常の出来事や読んだ本の紹介

ギャラリー

2006年02月27日 | 日記
今日は、仕事はOFF。
友人に誘われて、近くにある、ギャラリーに展覧会を見に行きました

山里にある、一軒家。築100年はこえるであろう、民家を改築した素敵なギャラリーです。建築家のご主人と陶芸家の奥様がオーナーだとか・・とてもモダンで素敵な奥様でした

「如月展」・・漆、古布の服、アクセサリー、陶器、・・など創作活動をしている方たちの作品展でした。
どれも独創的で和風のかんじがとても素敵でした。

その中で、見つけた一つの「うつわ」
白地、小さめのどんぶりくらいの大きさで、少しざらついた手触りがとてもあたたかく、おもしろいかたちも気に入りました!お値段は¥900嬉しい価格ですぐに購入。

さて、おうちに帰ってから、しげしげニヤニヤと眺め、「何をも盛ろうかな~」
・・・「苺
をたっぷりといれると、きっとおいしそうです

ひさびさにゆっくりと、里山の春を見つけたような休日となりました。
誘ってくれた「K」さんに感謝・・ありがとう

青山娼館

2006年02月23日 | 
「からだを売る」ことは、なんと潔いことなんだろう・・

新刊書籍の「おび」の表紙をかざるこのショッキングなキャッチコピーから、思わず本を手にとった人も多かったことでしょう。小池真理子のこの作品は文学史上衝撃的事件と言える問題作とまで・・ちょっと大げさに宣伝していました。

小池真理子さんの新刊本を読むのは久々とあって、期待は大きく膨らんでいました。いつものようにぐいぐい引き込まれ300ページほどをめくるのにそう時間はかからなかったです

ストーリーは・・2歳の娘を不慮の事故で死なせてしまった、シングルマザーの「奈月」(32さい)。絶望と孤独に苦しんでいる時、高級娼館で娼婦をしている旧友と出会い、自分も興味をもち、そこで娼婦として働くようになる・・

とまぁ、こんな話ですが・・
率直に言って、主人公、「奈月」の不幸なおいたちは心情的に理解できるが、その生き方や考え方にはついていけない部分がありました。もちろん「娼婦」という、特異な職業?でもあるし、きわめて現実ばなれした、高級娼館での暮しはまるで中世ヨーロッパの
貴族の秘密クラブのようです。

スリリングな話の展開と人物の心理描写はいつものことながら、唸るほど巧みであります。性描写はこの手の小説には欠かせない場面としてでてきますが、大人の読者には充分楽しめた部分でもあるでしょう・・しかし、決してこれが「官能小説」でないことは言うまでもありません。

「慟哭(どうこく)」という言葉が何度もでてきました。深い怒りと悲しみ・・
人生において絶望的で致命的などうしようもない悲しみに追いやられた時、人はどんな風に心とからだを癒すことができるのでしょうか?

死と隣り合わせの人間の再生・・そんな絶対的な強さ、を書きたかったんでしょうね

読み終えて直後は、理解するのに時間がかかるような気がします・・
「奈月」に共感はあまりもてないけれど、(私にはおそらく娼婦という仕事はできないから)多くの登場人物のありかたは痛ましく、力強く、深い感動すらおぼえるのは何故でしょう・?
一言では表せない、問題作です




マリンエア 開港!

2006年02月16日 | 日記
神戸空港開港!関西三空港の幕開け・・と今日のニュースで見ました。
神戸、と言えば20数年前に「神戸博」があった時に行ったきり足を運んでいません。阪神大震災で大きなダメージを受けてから10年あまり、すっかり町も復興したようですね。
しかしながら、半径25キロ圏内に伊丹空港、関西空港と三空港となり、空の交通は過密になるのは避けられないでしょうね・・
神戸市営の空港は総額3000億円もかけて、採算の見とおしは大丈夫なんでしょうか?・・周辺の地域は経済の発展を期待しているでしょうが・・
実家が大阪の私はいつも帰省するときは便利な「伊丹空港」を利用しています。

空の安全を考えたとき、パイロットさんの一人が「明石海峡ですれ違う過密なコースで、まず飛びたくないですね・・」と言ってました

交通整理?の管制官も大変そうです
今後の課題はいろいろとありそうですが・・

神戸に行く時は利用してみたいですネ



天皇さま その血の重み

2006年02月09日 | 
先日、「紀子様、ご懐妊!
のビッグニュースが、TV、新聞等でずいぶんと大きく報道されましたね。
異例の早い公表は(わずか妊娠6週)、皇室典範改正問題を意識したものとしか思えませんでした。

ミーハーオバサンの私ですから、以前は
「愛子様が天皇になったって、べつにいいんじゃない?男女平等だし・・」
くらいにしか考えていませんでした。

しかし・・
「文藝春秋 2月号」の「なぜ私は女系天皇に反対なのか」寛仁親王 を読んで、目からうろこが落ちた思いがしました。
まず、皇室の歴史、伝統をほとんど知らなかった!私たちは学校教育でもっと教えてもらいたかったです・・それにもまして、国民として、こんな大事な問題をちゃんと今まで認識できなかったことを恥ずかしく思います

2000年以上昔、神代の神武天皇から125代、連綿として万世一系で継続した、日本最古のファミリーであり、神道の長官とでも言うべき・・世界に類を見ない日本固有の伝統、それがまさに天皇様なんですね。存在自体が伝統・・すごいことです。 

皇族は選挙権もなければ非選挙権もない、また医療保険もなければ営利事業に関与することもできない・・基本的人権を全く無視されて、日本国民といえるのか・・?難しい存在なんですね。つまり、「男女平等」とか「男女共同参画」といった私たちの民主主義の規範内にピタリとおさまる存在ではない・・ということだそうです

これを機会に国民に広く皇室の存在意味を知ることになればいいですね。

皇室典範改正の大きな柱となっている、「女性天皇」と「女系天皇」の違いは
ちょっと複雑で、・・またの機会にします




青山娼館

2006年02月01日 | 
小池真理子の新刊「青山娼館」角川書店より
本日出ました!

こちらは2004年「野生時代」で連載されていたものが単行本化されたものです。

青山にある高級娼館で働く男と女たちが繰り広げる愛とエロスの世界

~身体を売ることはなんと潔いことだろう・・~

衝撃的なキャッチコピーで、思わず、「早く読みた~い」って思いました。がっ、少ししか配本がなく、買えません~
(よその大型店で買っちゃおうかな?!なんて・・)

早速補充注文を出しました