晴れ上がった空のように・・

日常の出来事や読んだ本の紹介

跳びはねる思考

2015年02月27日 | 
跳びはねる思考  東田直樹 著

「会話のできない自閉症の僕が考えていること」

東田君の本、二冊目。
こちらはエッセイです。
それぞれ短いタイトルにそって東田君の心の中のことばがとてもシンプルにつづられています。

自閉症の東田くんの姿からは想像もつかない・・
哲学的で論理的な文章もあり、今更ながら驚きます。いえ、感心します。

最後のページで
佐々木俊尚さんのあとがき?解説かな?
とてもわかりやすく、なるほど、と私まで心が温まるような、やさしい気持ちになりました。

まさに、根源的な人間の豊かさ・・ですね

体を壊す10大食品添加物

2015年02月22日 | 
体を壊す10大食品添加物  渡辺雄二 著

これは、食品添加物の危険性を説いた本です。
随分と昔から言われていることですが、未だなお食品添加物は私たちの毎日の食事から
大量に摂取していることになります。

コンビニ弁当、おにぎり、ファミレス、スーパーにあふれる加工食品などなど、
著者も言っているように、現代の便利な食生活に食品添加物をすべて取り除くことは不可能です。

食品会社は利益を出さなくてはならないし、政府も輸入食品には認可せざるをえない状況があるのでしょう。

しかし、明らかに発がん性や危険性があると言われているものはやはりなるべく避けた方がいいですね。

本書では具体的に食品メーカーや、食品名を挙げて紹介していたので驚きました(@_@;)
明日から、私は山○製パンの菓子パンは買うことをやめようと思いました。
清涼飲料水はやはり大塚製薬がいいですよ^^
ソーセージは「アンティエ」!これは私のお気に入りで、よかったです☆

以下が危険な10大食品添加物です

①亜硝酸Na(発色剤)、②カラメル色素、③合成甘味料(アスパルテーム、スクラロース、アセスルファムK)、④臭素酸カリウム(パン生地改良剤)、⑤タール色素、⑥OPPとTBZ(防カビ剤)、⑦次亜塩素酸Na(殺菌料)、⑧亜硫酸塩(酸化防止剤)、⑨安息香酸Na(保存料)、⑩サッカリンNa(合成甘味料)

スーパーで買うときは気をつけましょう~!

また、環境汚染についても考えさせられました。
農薬、合成洗剤、抗菌剤、殺虫剤、香料 、、これらすべて化学合成物質で、自然界には存在しないもの。すなわち
人間が作り出したものです。
そのおかげで私たちの環境に様々な影響を及ぼしているということを忘れてはなりません。

便利さ豊かさを追求した結果、その代償も大きいということですね・・

この本を紹介、貸してくれた、友人Mちゃんに感謝します

離陸

2015年02月17日 | 
離陸   絲山秋子 著

沖で待つ・・以来久々に絲山さんを読んだ。
思いのほか、感動した!
はじめのうち、国交省の職員である主人公が厳寒の八木沢ダムでの越冬の様子が
描かれており、それがとても情景描写が細やかでストーリーになかなか入っていけなかった。
しかし、本の中に引き込まれるのにそう時間はかからなかった。

物語は・・

「女優を探してほしい」。突如訪ねて来た不気味な黒人イルベールの言葉により、“ぼく”の平凡な人生は大きく動き始める。イスラエル映画に、戦間期のパリに…時空と場所を超えて足跡を残す“女優”とは何者なのか?謎めいた追跡の旅。そして親しき者たちの死。“ぼく”はやがて寄る辺なき生の核心へと迫っていく・・

なんて言ったらいいんだろう~
まず、主人公佐藤弘に惹かれた。国交省のキャリアでありながらどことなく抜けていたり、ひょひょうとした感じ。
でも、優秀なはず。力が入ってない?でも本人はいたってまじめで凡人。
そんな彼をまきこむ。時空と空間を超えたミステリアスな展開。そして、日本、九州、四日市、フランス、とでっかい舞台。

八木沢ダムからいきなりフランスのユネスコに出向。そこでリシューという彼女と出会い愛を見つけ・・
しかし、、イルベールとも再会。謎の「女優」はなんと学生時代に付き合っていた「乃緒」だった!
そして仏像(ブツゾウ)という名の息子を残して失踪。。
なんともよくできた話で、どんどん面白くなっていく。

身近な人たちの死を不意に体験していくのだが、悲しみの時間で覆われた弘が切ない。

「人生は駐機場で離陸を待っているようなものだ。みんな僕も含めて滑走路に向けた渋滞の列にいて
少しずつ進んでいくことが怖い・・」

人の死を「離陸」に例えたのが印象的です。
航空関係(飛行機のクルーとか)にお勤めの方にはちょっと複雑な気持ちになるかもしれませんね。

結局のところ、女優「乃緒」はタイムスリップした過去からやってきたスパイだったのかな・・
最終章では弘のやり直す人生が静謐なかんじでとてもよかった。

再読したい一冊になりました


怪談

2015年02月02日 | 
怪談   小池真理子 著

初出は「小説すばる」「小説新潮」です。
短編集に収められた物語は恐ろしい話かと思いますが、そこは名手真理子さんの手にかかるか、、
素敵なファンタジー!と言いたい。
少しぞくっとするものもありましたが、人間の情念がなせる業でしょうか。
生と死のはざまで行き来する思いの深さから発生する想い、幻想、、といったところでしょう。

人は死んだらどうなるの?どこに行くの?
素朴な質問はだれしも子供のときに一度はしたでしょう。とても不思議なことですから。
曖昧で誰にもわからないことはわからないままでいて・・
そんな物語の結末も私にはちょっと、想像を掻き立てることができて面白かったです。

「幸福の家」「ぬばたまの」がいいかんじでした。

さてさて・・・

日本中をいえ、世界中を震撼とさせたイスラム国の人質事件。
最悪の結果となりました。
いつもは雄弁なFBの友人たちも誰も記事を投稿できないくらい、皆言葉を失うショックでした。
人命を軽んじる彼らの主義主張はだれからも支持されるはずもなく、ただ憎悪の念をいだくばかりです
しかし、憎しみからは何も生まれてはこない・・
私たちはいったいどうすれば世界中が平和で子供たちがいつも笑顔で安心して暮らせるようになるのでしょうか?

無力さを感じ、苦しい思いがするのは皆同じでしょう。
私たちは後藤さんのような高い志を持った日本人がいたことを誇りに思い、その意志を引き継いでいかなければ
ならないです。

普通の主婦の私には
政治外交など知る由もありません・・

E Pili Mai

2015年02月01日 | 日記
E Pili Mai

Hula サークルで今、練習している曲です。今度ハラウソングの一つになるそうで
私たちは必ず踊れなくちゃならないのです。曲はケアリーのカバーソング。
この曲は、とても素敵なlove songで意味をよく理解しなければ
気持ちを込めて踊ることはでません・・



E Pili Mai

by Larry Lindsey Kimura, Peter Moon



ʻAuhea wale ana ʻoe

Kuʻu lei o ka pō

Pō anu hoʻokahi nō au

Sweetheart mine

E pili mai



Inā ʻo ʻoe aʻo au

ʻIke i ke ahi o Makana

He makana ia na ke aloha

No nā kau ā kau

ʻO ʻoe aʻo au

Sweetheart mine

E pili mai

エ・ピリ・マイ

対訳:神保 滋



あなたはどこに            

愛しい夜のレイよ

夜は寒く私はひとり

愛しいあなた

一緒になりましょう



もし私たちがそこにいたら

マカナの崖の火を見るでしょう

それは愛の贈り物

季節が過ぎようと

あなたとともに

愛しいあなた
一緒になりましょう

これは歌の背景がわからないと歌詞が理解しづらい。エ・ピリ・マイはケアリイ・レイシェルがカヴァーしているが、アルバムに解説が載っている。



 『この有名なラブソングは、ある伝承がもとになっている。

 たいまつを(マカナ山の)険しい崖から渦巻く風の中に放る。

 花火のように。

 そして、愛する人が(崖の下で)でたいまつをキャッチする。

 たいまつをキャッチしたとき、その肌にはしるしが残る。

 愛の熱さがつけたしるしが』

 (アルバム「Ke`alaokamaile」より)

まぁ・・
なんと、火傷の痛みなんてへっちゃら!あなたと結ばれるなら~
という情熱的な愛の歌なんですよね~

せめて・・心だけでも恋する乙女になりきって踊らなければ。。