晴れ上がった空のように・・

日常の出来事や読んだ本の紹介

わが母の記

2012年05月20日 | 
わが母の記・・・三部作
井上 靖 著

昭和を代表する偉大な小説家、、いえ、文学者の作品を手にするのは何年ぶりでしょう・・
学生のころ「しろばんば」を読んだのがうっすらと記憶に残っているくらい。
いかに私の読書の乏しいことか、と、恥ずかしくなりますね~

これは、最近映画化されたとかで話題になっており、目にとまりました。
文庫にして、わずか200ページ程。
すぐに読めるなぁ・・
と、軽い気持ちでした。

甘かった・・
もっとも忙しくて、ゆっくり時間が取れなかったのを差し引いたとしても、、
読むのにいつもの二倍近い時間がかかったようです。

なんで?

読み始めてすぐにわかりますが、、、最近の小説とはやはり文章の長さが違うのを感じました。
表現も、40年近く前の物ですから、少し硬いというか、なじみにくいいいまわしがありました。
でも、、そこは静謐な文章・・といえるんでしょうね
鋭い観察力で、ご自分のお母様の老いていくさま(今でいう認知症)を淡々と描いています。

映画を見てみたい。。とも思っていましたが・・
やはり、原作を読み終えたら、、
また、
裏切られた思いをしそうで、、
やめることにしたほうが賢明そうです。

著者の静かな文章からは、よけいな感情はさほど大げさに表していなかったけど、
最後までご家族で見守り、看取ったところは、深い家族の愛情を感じます。

現代では
社会背景も、抱える家庭の事情も様変わりしていますから、なかなかこういう介護、看取りは
難しいでしょうね・・

昭和の古き良き時代の家族の物語。それも、上流家庭ですね^^



世紀の天文ショー

2012年05月19日 | 日記
すっかり、月日が経ってしまいました
いったい、何をしていたんだろう・・?
と、思うくらい、煩雑なことに追われ、あっという間に時間が過ぎてしまいました。

世の中はやけに騒がしい

21日に900年ぶりに金管日食がみられる。それと東京スカイツリーの開業。
まるで、これは前夜祭のお祝いに、天上の神様が与えたもう、プレゼントかもしれません

特に天文に興味があるわけじゃありませんが、
買いました。
太陽観察用グラス!^^

子供のころ、理科の時間に黒い下敷きで太陽を覗いたことを、思い出しました。
あれって、とても危険だったんですね~

これに乗じて、各地で様々なイベントが催されるみたいです。

なかでも・・
洋上での「愛のプロポーズ」

日食のリングと、結婚指輪をひっかけてのイベントですって。

はぁ・・何組のカップルが永遠の愛を誓うんでしょうね

永遠の愛・・

ロマンチックな言葉ですが、現実は厳しいよなぁ~
なんて、やはりおばさん思考にそまる、、のは私だけかしら・?