わが母の記・・・三部作
井上 靖 著
昭和を代表する偉大な小説家、、いえ、文学者の作品を手にするのは何年ぶりでしょう・・
学生のころ「しろばんば」を読んだのがうっすらと記憶に残っているくらい。
いかに私の読書の乏しいことか、と、恥ずかしくなりますね~
これは、最近映画化されたとかで話題になっており、目にとまりました。
文庫にして、わずか200ページ程。
すぐに読めるなぁ・・
と、軽い気持ちでした。
甘かった・・
もっとも忙しくて、ゆっくり時間が取れなかったのを差し引いたとしても、、
読むのにいつもの二倍近い時間がかかったようです。
なんで?
読み始めてすぐにわかりますが、、、最近の小説とはやはり文章の長さが違うのを感じました。
表現も、40年近く前の物ですから、少し硬いというか、なじみにくいいいまわしがありました。
でも、、そこは静謐な文章・・といえるんでしょうね
鋭い観察力で、ご自分のお母様の老いていくさま(今でいう認知症)を淡々と描いています。
映画を見てみたい。。とも思っていましたが・・
やはり、原作を読み終えたら、、
また、
裏切られた思いをしそうで、、
やめることにしたほうが賢明そうです。
著者の静かな文章からは、よけいな感情はさほど大げさに表していなかったけど、
最後までご家族で見守り、看取ったところは、深い家族の愛情を感じます。
現代では
社会背景も、抱える家庭の事情も様変わりしていますから、なかなかこういう介護、看取りは
難しいでしょうね・・
昭和の古き良き時代の家族の物語。それも、上流家庭ですね^^
井上 靖 著
昭和を代表する偉大な小説家、、いえ、文学者の作品を手にするのは何年ぶりでしょう・・
学生のころ「しろばんば」を読んだのがうっすらと記憶に残っているくらい。
いかに私の読書の乏しいことか、と、恥ずかしくなりますね~
これは、最近映画化されたとかで話題になっており、目にとまりました。
文庫にして、わずか200ページ程。
すぐに読めるなぁ・・
と、軽い気持ちでした。
甘かった・・
もっとも忙しくて、ゆっくり時間が取れなかったのを差し引いたとしても、、
読むのにいつもの二倍近い時間がかかったようです。
なんで?
読み始めてすぐにわかりますが、、、最近の小説とはやはり文章の長さが違うのを感じました。
表現も、40年近く前の物ですから、少し硬いというか、なじみにくいいいまわしがありました。
でも、、そこは静謐な文章・・といえるんでしょうね
鋭い観察力で、ご自分のお母様の老いていくさま(今でいう認知症)を淡々と描いています。
映画を見てみたい。。とも思っていましたが・・
やはり、原作を読み終えたら、、
また、
裏切られた思いをしそうで、、
やめることにしたほうが賢明そうです。
著者の静かな文章からは、よけいな感情はさほど大げさに表していなかったけど、
最後までご家族で見守り、看取ったところは、深い家族の愛情を感じます。
現代では
社会背景も、抱える家庭の事情も様変わりしていますから、なかなかこういう介護、看取りは
難しいでしょうね・・
昭和の古き良き時代の家族の物語。それも、上流家庭ですね^^