晴れ上がった空のように・・

日常の出来事や読んだ本の紹介

舟を編む

2012年06月19日 | 
舟を編む  三浦しをん 著

新聞の書評でもかなりいいらしい・・
本屋大賞、堂々の一位は、納得のおもしろさです。

舟を編む・・?

何のこと?って思いました。
舟って、編めるの??ですよね~ 

読むうちにすぐにわかります。
これは言葉を海にたとえて、舟は・・そう、「辞書」なんですよ!!

「辞書は、言葉の海を渡る舟だ」

物語は、ある出版社が新しい「辞書」を編纂創刊するまでのサクセスストーリーです。

玄武書房の馬締光也(まじめみつや)は営業部の中では変人扱いされていたが、その特異稀な言葉への視点をかわれ、新しい辞書「大渡海」の編纂部へと迎えられる。そこで、定年まじかのベテラン編集者や、日本語研究に人生をかける老学者、営業部からきたチャラ男、そして、運命の女性、、個性的な面々の中で、馬締は辞書作りに没頭する。彼らは言葉、という絆をえて、また人生もやさしく編まれていくのです。長い時間をかけて、はたして「大渡海」は完成するのでしょうか・・

辞書つくり、なんて全く未知の世界で、なかなか興味深かかったです。
今までそんなこと考えもしなかったですからね。

今じゃ、すぐにわからないことがあるとPCで検索したり、電子辞書を操ったり・・t。
でも、すべてこれは最初に作られた辞書をもとにしているのですから、大切な言語の教科書なんですよ。

日本語は私たち日本人が話す言葉ですから、、きちんと守って受け継いでいかなければいけないです。
確かに、国家プロジェクトに匹敵するくらい、大切なものでしょう。
しかし、日本では国の予算で作られた辞書はいまだかつて、一冊もない!というんです。

外国ではそうではないというのに。「自国語の辞書の編纂は国家の威信をかけてなされるべき、という考えがあるから」です。言語は民族のアイデンティティーの一つであり国をまとめるためにはある程度、言語の統一が必要だから・・

日本の政府は、文化に対する感度が鈍い?のでしょうか

いや~なるほど。。と考えさせられました。

辞書つくりの話・・なんていうと、難しい言葉が並べられた読みにくい教科書みたいな想像をするかもしれませんが、全くもって、Do not worry!

愉快で魅力的な登場人物たちの、ユーモラスな話の展開に、次々とページをめくることになるでしょう~

おすすめですよ!

私が気に入った素敵な文章を紹介しますね^^

 何かを生み出すためには、言葉がいる。はるか昔に地球上を覆っていたという、生命が誕生する前の 海を想像した。混沌とした、ただうごめくばかりの濃厚な液体を。人のなかにも同じような海があ 
 る。そこに言葉という落雷があってはじめて、すべては生まれてくる。愛も心も。言葉によって象ら れ、昏い海から浮かびあがってくる・・

最後になんと、ご褒美がありましたよ!!

読み終えて、ふと、気が付きました。
買ったときにつけていた書店のカバーをはずしてみたのです。
なんと・・・なんと・・

大渡海、が今、私の手の中にあったんです~