晴れ上がった空のように・・

日常の出来事や読んだ本の紹介

サイン会!

2010年04月23日 | 
行ってきました~
昨日、丸善丸の内本店で、小池真理子さんの「存在の美しい悲しみ」刊行記念サイン会が19時から催されました。

丸の内のOAZOビルにある丸善は都会のオアシスのようなおしゃれでインテリジェンスで、千葉の田舎に住む私にはまるで別世界に遭遇したみたいでした。

少し早めに着いたので、会場では早い順番に並ぶことができました。
早速買った新刊を広げて読みながらサイン会の始まりを待つことにしました。私の前や後ろには中年の男性が大勢・・ファン層の幅広さを感じます。

颯爽とエレベーターから降りてきた彼女を拍手で迎えました。黒っぽいシャツにパンツ、ショートカット、、きれい!~感嘆の声がもれそうでした。相変わらずとてもステキです。

「今日は雨の中ご来場くださってありがとうございました!」
「一週間前から楽しみにしていました!」

もう・・どきどきで心臓の音が聞こえそうなくらい・・少女のように舞い上がってる自分がおかしいですね・・

今日は無理言って写真を一緒に撮らせてもらえないかなぁ~なんてもくろんでいたんですが・・すっかり忘れてしまいました

一時間並んで、わずか何分間かの面談?サイン会でした。
帰りの電車の中では、真理子さんとツーショットの夢で幸せでした~

廃墟に乞う

2010年04月16日 | 
廃墟に乞う  佐々木譲 著 

オール読物 3月号 に直木賞受賞作が全文掲載されています。
白石一文さんの「ほかならぬ人へ」は書籍で読んだけど、佐々木さんのは読んでなかったので、友人に借りていました。忙しくてなかなか読めなくて・・やっと、です。

いつもながら、面白い記事がたくさんあって、長いあいだ借りてしまいました。もう、4月号が出ているっていうのにね。

さて、佐々木譲さん、遅ればせながら、直木賞受賞!おめでとうですね~。今までたくさんのミステリーや刑事ものをお書きになっていて、、今更?のかんじですね

もう、かれこれ10年以上まえに彼の「エトロフ発緊急電」を読んで、いたく感動しておもしろかったのが記憶に残っています。それが最近流行の警察小説の火付け役にもなったのが、佐々木譲さんだったとは~いや~おどろきです。

サラリーマンのおじさんに受けるのは、敏腕刑事であるが、人情にあついだけに心に傷をおってしまう中年の刑事の悲しみを自分に重ねているんですかね~・・

舞台は北海道の廃墟となってしまった炭鉱街です。そういえばTVで見たけど今、廃墟ブームなんですってね。長崎の軍艦島とか、若者たちがわんさか押しかけているとか・・
歴史探検ツアー~?よくわからないですが・・

自伝エッセイもおもしろかった。北海道生まれの彼が上京して大学受験に失敗。読書好きの少年が最初、絵を描くのも好き、と言う単純なことから美大をめざして失敗。さまざまな仕事を経由して今の職業作家になるのですが、人生なんてわからないもんです。失敗して、次~のいきあたりばったり的な生き方がまたいいです。スローなかんじが、人間を大きく育んむのでしょうね。

来週、22日に丸善丸の内で、小池真理子さんの新作刊行記念のサイン会があります!
絶対に行きたい~!
早速電話で、予約をしました