晴れ上がった空のように・・

日常の出来事や読んだ本の紹介

自分の感受性くらい

2006年12月26日 | 
茨木のりこさんの詩集をひとつ、ご紹介します
これは、先日、うちの店長から教えていただいた一遍の詩です。

自分の感受性くらい  茨木のり子

ぱさぱさにかわいていく心を
ひとのせいにするな
みずから水やりを怠っておいて

気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか

苛立つのを
近親のせいにはするな
何もかもへたくそだったのはわたくし

初心消えかかるのを
暮らしのせいにはするな
そもそもが ひよわな志にすぎなかかった

駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄

自分の感受性くらい
自分でまもれ
ばかものよ 

誰かに、ゴツンと拳骨をくらったような気になりました

祭りのあとに

2006年12月26日 | 日記
忘年会、クリスマス・・年末の行事がひとまず終了しようとしています
一年分のほこりぬぐおうとお掃除を頑張ったおかげか、はたまたカラオケ大会で迷惑?も考えず、十八番を歌いつづけたせいか、昨日から体調を崩しました
仕事も休み、久方ぶりにゆっくりと、寝ました。お陰でPCをのんびり開ける時間ができました。怪我の功名?・・ちょっと違ったかな~

読売新聞の紙面で「人生相談」・・いつも読んでいます。いろんな方の悩みや相談に、回答者の記事がとても参考になったりします。
昨日の紙面では「一年を振り返る」として、回答者のかたの総括ともいえる特集記事がのっていました。
その中で、大森一樹さんの「生きるタフさが欲しい」がいたく心にしみました
学校でのいじめが社会問題になり、いじめをなくそうと国を挙げて躍起となっている。そんななか、大森さんはいじめはなくならないだろう・・と予見しているのです。学校でのいじめがなくなったとしても、職場、家庭、地域と、人間の本能とまではいかなくてもつづくのではないか。いじめをなくすことだけでなく、それを乗り越える力をつけることを考えたほうがいいのではないか・・

そして、レイモンド・チャンドラーの残した名せりふ
「タフでなくては生きていけない。やさしさがなければその資格もない」

まったくもって、同感しました



一人旅・・

2006年12月12日 | 日記
JALのマイレージがたまって、国内の往復航空券がもらえるようになりました!
北海道でも九州でも、沖縄でもです

「ラッキー」しかし、なんと、期日は12月30日まででした

先月からわかっていたんですが、年末の忙しい時に旅行なんて無理~と、あきらめていたんです。
でも・・
今になってちょっと、残念というか、もったいないことしたかしら・・なんて後悔の念

第一、一人旅なんて、未だかつてしたことないんですもん。
今日、何気なくそんな話を店長にしたら、
「行けばいいじゃない!休み一日くらいあげるよ~博多あたりまで行ってさ、屋台でラーメンたべてさ、そうそう観光タクシーで市内見物して、夕方の便で帰ればいいよ。きっと若返って、しわも伸びるよ!!

ひどい言い方!・・しわが伸びるなんて。失礼しちゃうなぁ~

あ~ぁ
主婦の生活を知らないんだね。年末は、お掃除に年賀状に・・、雑用がいっぱいです。

でも・・
最初から、あきらめずにちょっと、勇気を出して、チャレンジしてみるのもよかったかもしれません。

来年こそはTRYしてみるかな・・一人旅~


美しい時間

2006年12月06日 | 
美しい時間・小池真理子と、村上 龍、ラブロマンスの名手二人が奏でる特別に書き下ろした一冊です。
とても素敵な本に仕上がっています。

もちろん、小池真理子さんの「時の銀河」から読みました。
一人の男と、二人の女。妻と恋人の物語です。
流れるような話の展開にまるで劇場でお芝居をみているようでした

どこにでもいる、中年女性のかわいらしい恋心は、感情移入するのにそう、時間はかからないです

久々に「大人の素敵な物語」にひたることができました

もうひとつ・・「冬の花火」村上 龍
さすが・・サスペンスドラマか、ミステリーかと思わせる内容ですね
普段PCを使い慣れているようなところがリアルでおもしろいと思いました。
たとえば・・ウエブのニュースを見ながら、ゴミ箱に捨てたメールを復元した!?とか。?すごいですね~

私の 「美しい時間」は・・
至福の時間」、となりました・・ありがとう