氷の轍
2017年07月23日 | 本
氷の轍 桜木 柴乃 著
去年の10月に新刊でした・・
物語は
北海道釧路の海岸で80歳の老人が他殺体で海に浮かんだ、殺人事件。
事件の捜査に乗り込んだのは、「凍原」での松崎比呂の後輩、大門真由と片桐警備補コンビ。
被害者、一人暮らしの寂しい滝川老人の歴史を探るうち、関わってくる人々のまた孤独と辛い人生の模様が
浮かんでくる。
得意の北海道釧路。そして今回は青森八戸が舞台です。
いつもながら北国の暗く寂しく陰鬱な雰囲気がたっぷりと描かれており、それに伴って登場人物の心理描写も
細かいのです。ちょっとくどいくらい丁寧でねちっこい。しかし陰惨な女の歴史も著者にかかると
さらっと描かれ、それがかえってリアリティーが深み胸を打ちます。
桜木節ですね~
事件簿なんだけどミステリーで、、でもヒューマンストーリーに仕上がっています。
最終章になって事件の概要がやっと見えたころ、私はこの犯人(千恵子)はきっと最後海に身を投げて
自殺するんじゃない?なんて期待?したけど、あっさり捕まって終わってしまった。
最後は、キリさんと竹刀で稽古なんて平和ですね。。。
去年の10月に新刊でした・・
物語は
北海道釧路の海岸で80歳の老人が他殺体で海に浮かんだ、殺人事件。
事件の捜査に乗り込んだのは、「凍原」での松崎比呂の後輩、大門真由と片桐警備補コンビ。
被害者、一人暮らしの寂しい滝川老人の歴史を探るうち、関わってくる人々のまた孤独と辛い人生の模様が
浮かんでくる。
得意の北海道釧路。そして今回は青森八戸が舞台です。
いつもながら北国の暗く寂しく陰鬱な雰囲気がたっぷりと描かれており、それに伴って登場人物の心理描写も
細かいのです。ちょっとくどいくらい丁寧でねちっこい。しかし陰惨な女の歴史も著者にかかると
さらっと描かれ、それがかえってリアリティーが深み胸を打ちます。
桜木節ですね~
事件簿なんだけどミステリーで、、でもヒューマンストーリーに仕上がっています。
最終章になって事件の概要がやっと見えたころ、私はこの犯人(千恵子)はきっと最後海に身を投げて
自殺するんじゃない?なんて期待?したけど、あっさり捕まって終わってしまった。
最後は、キリさんと竹刀で稽古なんて平和ですね。。。