晴れ上がった空のように・・

日常の出来事や読んだ本の紹介

Fifth Hoike "Ka Pa Hula O Pikake

2012年10月28日 | 日記
Exciting and Fantastic~

昨日、江戸川区総合文化センターで、開催しました。
Hoike 初舞台の私は、前日から落ち着かなくてそわそわしドキドキでした。連日のレッスンで膝が少し痛い・・
朝早くから仲間たちと会場へ出向き、リハーサル。舞台での照明、音響、段取りなど入念なチェック。。
プロの舞台装置のスタッフさんと、、、まるで別世界に遭遇したよう。照明のなんと明るいこと!くらくらして、
まさにフラフラ~(@_@;)

ドーランにアイシャドー、ツケマー、、舞台用のメイクのすさまじさ!鏡を見てはいけません~
楽屋は、お化け屋敷?(>_<

もう、、興奮のるつぼでした。

たくさんのお友達が見に来てくれて、、嬉しかった。ありがとう!

あ~ぁ
なんて幸せでしょう。

家族、お友達、先生、スタジオの皆さん、すべてに感謝します。

font color="red">Good luck and Mahalo~

天地明察

2012年10月20日 | 
天地明察  冲方 丁

昨日、映画を見てきました。「天地明察」~岡田準一、宮崎あおい、、

原作が、とてもよかった!おもしろかったのです。
2年前には本屋大賞も受賞して、冲方 丁(うぶかたとう) さん、といえば、今や時代物を書く超人気作家さんですね。

で・・映画は

まぁ・・こんなものか~
が、第一印象。

やはり、原作の物語が大きすぎたのかなぁ・
たった二時間では描かれないですよね。しかたなく,映画の脚本では割愛されたのでしょう。
主人公の春海とえんのいきさつや、、二人はバツイチ同志のはず(死別)なのに、カットされていたし、
水戸光圀や会津藩主保科正之の役どころもイマイチ。

よく考えてみると、、原作を読んでいても最初のうちは難しい表現もあり、時代背景を知らないとよく理解できない
部分があると思う。

江戸初期。徳川四代将軍家綱のころです。
戦もなくなり、世の中は天下泰平。。
平和な世の中になるとどうなる?の質問に春海は「戦がなくなります」と、そして碁打ちの自分の職とも重ね、退屈である、と。
水戸光圀は「新しい息吹を抹殺してはいけない」・・
これは、、新しい世を切り開く!ということですね。

とにかく・・深い。
渋川春海は、碁打ちの名門に生まれながら、算術家で、神道家で、暦学、朱子学にも通じ。。才能あり。
そして、今でいう、ちょっと天然?憎めない人柄なのです。

碁打ち、なんて江戸時代に職分があったなんて、知らなかった。
将軍家に碁の指南役としてつかえる職業です。。だから身分は低い。武士ではないのですから。
なのに、特別に春海は帯刀を許されて、幕府の役人として、、まず北極出地への任務を受けるのです。
各地を回って、北極星の観測と測量。。計算緯度を図る。

当時はまだ、ヨーロッパに比べ、天文学や自然科学の遅れていた日本では
「そもそもなぜ日や月が欠けるのじゃ・・?」などと問う幕閣も多かったそうな。春海のような知識人は
ごく一部だったんですね。
それにしても当時の日本の数学、いや、算術の技術は早くから優れていたのがよくわかる。
円周率や平方根など、和算としてでてくるので、、おもしろいです。

で・・
本題は、そう、改暦です!
800年も前のそれも大陸からの輸入で使ってた、暦が少しづつずれているのが判明。
日本独自の新しい暦を作る、という国家プロジェクトの任命を受けるのです。

暦。。カレンダー。
私たちは何も考えずに今、使っているカレンダー。。
そういえば、最初にだれが作ったの?って考えると、すごいことです。

日本では朝廷がその権力を握り、陰陽師さんがいた。
利権を独り占めしていた、ってところも目の付け所がおもしろい!

暦は売れる!
今も同じですよ~
でも、暦が当時の人々にとって不可欠だったってことです。
民だけではなく、独立国家として、政治、経済、宗教、を司る重要なものなんです。

なんでもそう、生みの苦しみがあります。

「命を賭して、成し遂げる!」

う~ん、、今の政治家たちよ、見よ!春海の心意気を!

春海は新しい暦を完成させたのち、幕府の初代天文方に任命された。

あれあれ・・
映画の感想を書くつもりが・・長くなってしまいました。

今夜は、夜空を見上げ、満天の星やお月様を感慨深く観察してみましょう~




アンチエイジングという欲望

2012年10月04日 | 日記
今日、美容室へ行きました。
いつものように、カラーとカット。
ホイケに向けて、セットできるようにと伸ばし続けてやっと、背中にかかるくらいに長くなりました。

正直言って、長い髪は面倒です。この歳になってロングヘアーをなびかせるのも、ちょっと複雑な気持ち?^^。
まぁ・・もう少しのしんぼうですが。

美容室で、雑誌に目を通していたのですが、おもしろい記事を読みました。

クロワッサンPremium 2012年10月号。その中で、「アンチエイジングという欲望」
高村 薫さんのコラムでした。これは連載しているのかな?

現代の高い健康志向と、長寿を目指す風潮にちょっと、辛口なご意見でした。

確かに・・鏡を見ると、いつの間にか表れた皴やシミ。
なんとか隠そうとたゆまぬ努力をするか、過ぎ去った年輪の多さに嘆き悲しむか・・

高村さんは、珍しい?ことに今まで全く気にせず生きたきたそうです。(なんと幸せなこと!)
だから、今の女性が躍起になってアンチエイジングにせいを出す姿に、違和感をかんじるのかなぁ・・

自然に生まれて、自然に年老いて、自然に死ぬ。
それが
非常に難しくなった現代をあまりにも平和すぎる、とおっしゃっています。
確かに・・「大往生したければ医療にかかわるな!」って本にも書いてありましたよ~この本は結構面白かったです。。

いつまでも若くありたい!という欲望。

歳をとりたくない、老いたくないのに、長生きしたい!という、矛盾した欲望に支配されているんですね。

これは・・
果てしない欲望で、膨大な消費につながり、あげくには貧しいアフリカの子供たちがまた飢餓で苦しむことになるだろう・・
と。。

これは、ちょっと手厳しいなぁ。
でも、
人間誰しもいつかは年老いて死ぬ。どんなに忌み嫌おうとも、やってくるものです。
そのことを自然に受けいれる心の準備も、やはり必要かもしれない。
準備?
なんだろう・・

ジタバタせずに、スローライフを心がけることなのかもしれないです。

そう考えながらの帰り道に寄ったスーパーで、
見つけた、特価の秋色のセーター。
「ラッキー!」
とばかしに買ってしまった私は、やはり高村氏のような高い教養には程遠い、
普通のおばさんでした。。。