だから荒野 桐野夏生 著
面白かったです!
桐野夏生さん、ってこんな小説も書くんだ・・と新しい発見でした。
物語は・・
もう二度と会うことはないでしょう。
46歳の誕生日。身勝手な夫や息子たちと決別し、主婦・朋美は1200キロの旅路へ――
傲慢な夫や息子たちに軽んじられながら、家庭をささえてきた主婦・朋美は46歳の誕生日、ついに反旗をひるがえす。衝動にかられ夫自慢の愛車で家出、「初恋の男が長崎にいるらしい」という理由で、長崎に向かって高速道を走り始めるのだった。奪われた愛車と女の連絡先の入ったゴルフバックばかり心配する夫を尻目に、朋美は自由を謳歌するが――
冒頭、自分の誕生日の祝いのためにレストランを予約して家族で晩餐会を計画。。しかし誰も祝ってくれる気持ちはなくて・・
なんて悲しい主婦、朋美さん!同情するのを通り越して滑稽でした。
ママタク・・これはママが運転手で家族を送迎する、ということ。全く!身に覚えがある私も共感しましたよ~
ついに、タガが外れて出奔!!
朋美が車ごと家を出て、翌日。大慌てで出勤しようとすると、「あ~足がない!」と青ざめる夫浩光に、思わず苦笑しました!
いや~しかし勇気あるなぁと、胸がすくような展開にドキドキしながら気持ちはもちろん朋美がんばれ~!と期待でページをめくる手が
はやりましたよ。
身勝手で傲慢でチョ―最低な亭主、浩光。「釣った魚に餌はいらない」とばかり。自分の妻をないがしろにして、軽んじて・・
まぁ・・ここまでひどくなくてもチョイ、昔にはありがちな亭主ではなかろうか?
「うちの家には愛がない」
そう、皆が感じるのも無理はないでしょうね。
東京から、長崎まで、着の身着のままで車で逃走する主婦。現実離れしているとはいえ、冒険映画をみているようです。
サービスエリアで夜を明かすと、長距離トラックの運転手にはその手の商売女?と誤解されて「ところであんた幾ら?」・・!!
夫に逃げられた若い女に同情して、、あげくのはて車ごと持ち逃げされて~波乱万丈のすえ、
老人と亀田青年に助けられ
長崎までたどり着きます。まさに珍道中です。
老人、山岡の存在はよかった。
地獄で仏ですね。物語は実にうまくできている。。と思いきや、やはりはらはら・・。金銭トラブルでピンチ!
結局、朋美はひと月ほどで東京に帰ることになったけど、その後うまく家庭を再生することができたのかな・・
浩光にうんと反省してもらわなきゃ・・ね
思いのほか、読後感はさわやかでした~
面白かったです!
桐野夏生さん、ってこんな小説も書くんだ・・と新しい発見でした。
物語は・・
もう二度と会うことはないでしょう。
46歳の誕生日。身勝手な夫や息子たちと決別し、主婦・朋美は1200キロの旅路へ――
傲慢な夫や息子たちに軽んじられながら、家庭をささえてきた主婦・朋美は46歳の誕生日、ついに反旗をひるがえす。衝動にかられ夫自慢の愛車で家出、「初恋の男が長崎にいるらしい」という理由で、長崎に向かって高速道を走り始めるのだった。奪われた愛車と女の連絡先の入ったゴルフバックばかり心配する夫を尻目に、朋美は自由を謳歌するが――
冒頭、自分の誕生日の祝いのためにレストランを予約して家族で晩餐会を計画。。しかし誰も祝ってくれる気持ちはなくて・・
なんて悲しい主婦、朋美さん!同情するのを通り越して滑稽でした。
ママタク・・これはママが運転手で家族を送迎する、ということ。全く!身に覚えがある私も共感しましたよ~
ついに、タガが外れて出奔!!
朋美が車ごと家を出て、翌日。大慌てで出勤しようとすると、「あ~足がない!」と青ざめる夫浩光に、思わず苦笑しました!
いや~しかし勇気あるなぁと、胸がすくような展開にドキドキしながら気持ちはもちろん朋美がんばれ~!と期待でページをめくる手が
はやりましたよ。
身勝手で傲慢でチョ―最低な亭主、浩光。「釣った魚に餌はいらない」とばかり。自分の妻をないがしろにして、軽んじて・・
まぁ・・ここまでひどくなくてもチョイ、昔にはありがちな亭主ではなかろうか?
「うちの家には愛がない」
そう、皆が感じるのも無理はないでしょうね。
東京から、長崎まで、着の身着のままで車で逃走する主婦。現実離れしているとはいえ、冒険映画をみているようです。
サービスエリアで夜を明かすと、長距離トラックの運転手にはその手の商売女?と誤解されて「ところであんた幾ら?」・・!!
夫に逃げられた若い女に同情して、、あげくのはて車ごと持ち逃げされて~波乱万丈のすえ、
老人と亀田青年に助けられ
長崎までたどり着きます。まさに珍道中です。
老人、山岡の存在はよかった。
地獄で仏ですね。物語は実にうまくできている。。と思いきや、やはりはらはら・・。金銭トラブルでピンチ!
結局、朋美はひと月ほどで東京に帰ることになったけど、その後うまく家庭を再生することができたのかな・・
浩光にうんと反省してもらわなきゃ・・ね
思いのほか、読後感はさわやかでした~