大雑把な日常

日常のあれこれ。

命をいただく アジのフライ

2016-06-13 | 日記
刺身用のアジを
間違えてフライ用にさばいてもらっちゃって
しょうがないからアジフライつくった。

塩するのを忘れたけど
旨さが半端なかった。
魚自体の美味しさがすごくて、
食材に下味しなくても
こんなに美味しく頂けるのね
と感動しました。

最近
わたしのなかで
新鮮な食材でおいしい料理ができると
「死にたてのなきがら」、うまい。
と言うのが
流行っている。

相変わらず悪趣味です。
でも命をいただいてるわけだから!
と思った瞬間から、もう肉料理とかゾッとしながら作ってます。
鳥の手羽元とかよく調理するんだけど、足○本…と思いながら。
ごめんなさい。

人間は上手い言葉で
フレッシュだとか
摘みたて、獲れたて
なんていいますけど
要するに殺したてですよね。
たった今、生を奪ったから美味しくいただけるのだ。

缶詰や冷凍食品の野菜や食肉って
長期保存ができて
しかも味も落ちなくて素晴らしいけど、
畑から獲ったものをすぐ調理したものと比べると
全然違う。
生き物としての生命力なんですかね。
おらおら!と自己主張が暑苦しいほどにある。

トマトは明白で、
いちばん手軽に手に入るからそう思うのかもしれないけど。
売り物のレトルトのパスタソースでも
必ず生のトマトかプチトマト入れるようにしてます。

味というよりは
おら!
って感じの食べ物のもつ存在感です。わたしがほしいのは。
お弁当も
コンビニの弁当と、
食堂が出してる昼だけ弁当と
自分で朝作った弁当だと
同じメニューでも全然違う。
コンビニのお弁当は、加工に加工を重ねて、生きているときのことを忘れた弁当だ。
清潔できちんとしてるんだけど。
ワイルドさはゼロだ。
そもそもどの弁当も死んでるんだけどね。

そんなわけで
冒頭の
アジのフライは
殺したてほやほやだったから
まあまあ値段したし、
そのうえで美味しいのだ。

とくとくと娘に語っていたら

「ママ…なに言ってんの」

と突っ込まれました。
呆れられる。
トマトのときも同じこと言ってたし。


コメント
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