長野・千曲市の「姨捨(おばすて)の棚田」は、田植えの時期を迎えて水が張られており、
水鏡のように見える棚田風景が撮れるということで 撮影バス旅行に参加しました。
ここの棚田は善光寺平を一望できる傾斜面にあって、16世紀頃から造られていたもので、
特に江戸時代には文学・絵画の題材に取り上げられて、歴史文化的景観が優れているとして
我が国で初めて文化財指定を受けた農耕地だそうです。
姨捨は、「姨捨山の月」として古くから歌に詠まれていましたが、
姨捨山だけでなく棚田も 俳諧や紀行文の題材として注目され、
姨捨の「田毎(たごと)の月」としても知られるようになったそうです。
棚田の近くには、「信濃三十三番札所」十四番目の「長楽寺」があり、
境内には句碑などがあって、 姨捨の歴史文化的景観の一つになっています。
棚田は千数百枚あって、大きさも様々、形状も様々でしたが、
歴史ある棚田は地形に合わせて、うま~く造られていました。
姨捨には今回初めて行きましたが、稲穂が実った秋の刈り入れの時期にも
ぜひ行って見たいものです。
(左)畔にひっそりと置かれた田毎観音。 (右)姨捨山長楽寺。
長楽寺境内には、「芭蕉翁面影塚」やいろいろな句碑があります。
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