小田原では、「梅まつり」(1/31~3/1)が行われており、
小田原城址や曽我梅林でいろいろなイベントが行われています。
先日、曽我梅林で「流鏑馬(やぶさめ)」が行われましたので、出かけてみました。
「梅まつり」とはいえ、早咲きの梅だけがほぼ満開状態で、普通の梅はまだこれからという感じで
まつりの後半のこれからが見頃になると思います。
新聞報道では、流鏑馬には約2万人の観客が集まったと報じられていましたが、
ここの会場は、神社境内などの流鏑馬神事と違って田んぼの中で行われるので、
たくさんの人が見れるようになっています。
流鏑馬は、武田流の流鏑馬で、その式次第に沿って行われましたが、
射手は男子6人、女子4人の10人で、5頭の馬を使って行われました。
流鏑馬の後半の「競射」は、前半の「奉射」の命中成績の上位5名で行われ、
「競射」での成績が良かった3人の人が表彰されていました。
「梅まつり」らしく、満開の梅の中から「射手」が飛び出して「的」を射ます。
流鏑馬は、まずは儀式の「奉射」、続いて競技の「競射」が行われます。
「奉射」の時の的は、1尺8寸四方の檜板に白紙が張られ、的が描かれています。
「競射」になると、的は径3寸の土器(かわらけ)になり、
命中すると土器が砕け、中から五色紙が花吹雪のように飛び散ります。
射手は10人、5人は歩いて、5人は5頭の馬に乗って馬場入り。(中央、右は女性射手)
写真をクリックすると大きな画像になります。
女性の射手は時どき見ますが、
今回のように4人も女性射手だったのは
初めてでした。
その凛々しい姿を見て、見ている人たちから
「背筋が伸びてかっこいい!」という声が
上がっていました。
いろいろな所で流鏑馬が行われていますが、
ここのように梅林の近くでやっているところは
他にないのではないでしょうか
命中したら、花吹雪が舞うといういうのは
ドラマチックで見ている方も興奮しますね
土器に命中すると五色の花吹雪が散れば
離れて見ていてもわかりますね。
女性の射手が二人もいるなんて、かっこいいです
命中した土器から花吹雪が散るようにしかけられていて
格好いいですね
射手も馬も衣装が様になっていますね
詳しいことは分りませんが、この近傍の流鏑馬は
武田流、小笠原流の流鏑馬が行われているようです。
鎌倉八幡宮は、4月、9月は武田流、10月は小笠原流、
寒川神社は9月に武田流、逗子海岸は11月に武田流、
小田原梅まつりは2月に武田流、山北の室生神社では11月に、
騎乗者は両流派ではなく地元の人たちが務めておられます。
走って来る射手を撮る時は、その姿を見通せる
場所があれば(混雑してこれが難しいのですが)、
連射で撮ればかなり撮れます。
全国の神社で行われているようですが
場所によって流儀が違うのでしょうか
矢を射った瞬間から的に命中した瞬間まで凄いですね
どうすれば撮れるるのでしょう
梅のお写真も素敵ですね