新潟・長岡市、小千谷市で行われている 「牛の角突き」 は、江戸時代から行われていて
その歴史は古く、国の重要無形民俗文化財に指定されている伝統的な行事です。
山古志、小千谷には闘牛場があって、毎年5月から11月には定期的に取り組みが
行われていますが、小千谷の今年最後の取組を見に行きました。
「牛の角突き」 は闘牛の一種ではありますが、全国各地の闘牛のように
勝負を決めるのではなく、 原則として 「引き分け」 に終わらせます。
これは、神事であり、牛の闘争心を保つために、そのようにされているそうです。
外で見る牛はおとなしそうな顔をしていますが、場内に入るとウォーッウォーッと大きく吠え、
前足で地面を掻いて闘争心を高めるようなしぐさをします。
綱持ちが曳き綱をたぐり寄せて、牛を近づけて対戦は始まりますが、
牛の周りには勢子(牛を駆り立てる人)がいて、大きな声で牛に気合を入れます。
力を尽くした戦いがある程度続くと、勢子長がタイミングを見計らって、
引き分けの合図を出し、勢子は対戦中の両牛を引き離します。
勢子は牛の後足に綱をかけて、牛を後方に引っ張るとともに
牛の急所の鼻の穴に指を突っ込み、角も持って、牛の闘争心を鎮めます。
雨天決行で、雨の中でも取組は行われましたが、会場は、泥沼のようになって、
アップで撮った写真を見ると 牛は泥まみれで、まるでカバみたいな顔になって
眼に泥が入っているのではないかと心配になります。
会場の様子。(観客席の半分くらいは屋根付きになっています。)
入場する牛。(化粧まわしみたいな飾りをつけて入場します。)
取組の様子。(緑の服が勢子長、引き分けのタイミングを決めます。)写真をクリックすると大きな画像になります。
横綱クラスの取り組みの様子
右下隅のボタンで、大画面でご覧ください。
知りました
顔まで泥だらけの牛は違う生き物にも見えてきますが
昔の絵に出てきそうな顔つきにも見えます
動画で角突きの様子がよくわかりました
スペインの闘牛ほどの迫力がるわけではありませんが
やはり間近にいる人達は怖いでしょうね
鼻に手を入れる姿は慣れているようにも見えました
「引き分け」に終わらせるというのが神事だなと
感心しました
牛の角突きは、昔は神社の近くで神事として行われていたそうですが、
現在は、出場前に出陣式が行われ、お神酒を牛の背中にかけ、
残りは勢子が廻し飲みをして、会場に入って来るそうです。
引き分けで終わらせるのが、一つの見せ場になっているようですね
戦闘モードの牛を途中で鎮めるのは、勢子の役目でしょうが、
後足を取って、鼻を押さえて、両者を見事に引き離しますね
思いながら動画を拝見させて頂きました
牛なのに本当に黒くて泥まみれなのでカバに見えます
牛の急所って鼻だったんですね~
体を張る勢子さんは、やはり若い方が多いようですね
「牛の角突き」は初めて見ましたが、やはり迫力ありますね!
当日は、雨で泥まみれの会場でしたが、牛も会場の中を動き回り、
何回も服に泥をかけられ、レンズも泥をかぶり大変でした
牛の鳴き声も久しぶりに聞きましたが、
おとなしそうな牛も会場に入ると戦闘モードになるんですね
そして、勢子はやはり若い人が多かったですね