紫四季歩 美VersionⅤ

日本の四季を食べ歩く 旅に行く 人に出会う

中巨摩郡 中華蕎麦うゑず 特チャーシューそば、半熟味玉

2019年08月23日 | 山梨県 ラーメン


到着したのは午前10時半前でこれか?







ひたすら待ちます。









行列に並び、1時間半以上経過し、食券購入。



食券購入後、更に待つ。



凄い人気だね。

行列は更に伸びる。



入店は12時45分。



自家製麺ですね。



店主は千葉松戸の名店、とみ田で修行。























何気にテレビを見ていたら、山梨に超人気のラーメン店があるという。

その店は、千葉県松戸市の超有名店「とみ田」の右腕と言われた男の店だという。

とみ田か、私としては三井アウトレットパーク木更津の松戸富田製麺でつけ麺を食べた。

2012年の事であるが、フードコートでありながら、東京駅で食べた六厘舎より美味いと思った。

何より、松戸に行ってとみ田で食べてみたいのだが、あの店は日本一行列の長い店で有名。

朝の7時から食券を買えるので、そのために行列が出来、その購入順番により何時に来てくださいとなる。(平日は8時から)

混雑時は朝の5時頃から食券を買うための、列が出来ているのは当たり前だという。

電話予約も可能であるが、それは平日9時半からで、案内は早くても14時以降。

私が食べるのであれば、松戸に泊まり朝の食券を買うしかないな。

電話予約もいいが、リダイアル地獄になりそうだ。








何はともあれ行ってみよう!

開店時間は11時からであるが、開店30分前を目標に出発したのだが・・・

道中、確かに微々たる渋滞はあったが、割とスムーズに到着した。


え?


我が目を疑った。

すでに行列が出来ているのは覚悟したが、30人待ちか?

読みを誤ったわ。w

車は店の前に駐車スペースがあるが、とても全ての客が止められるものではない。

みんな、隣のパチンコ店に止める。

因みに時刻は10時半前。

まだ雨が降っていたので、傘をさして並ぶ。

すると、雨はすぐにあがり、陽が射す。

「参ったな~、一応タオルを持参していたので、頭に載せて日焼け防止。

すると、店から女性スタッフが登場し、日傘をどうぞと手渡す。

オレは、猛烈に感動している!

雨傘の貸し出しだけではなく、日傘も貸し出す。

なんて、ホスピタリティーに溢れた店なんだ~!






やがて11時になり、12人の客が店内に入るのであるが、食券は開店前に購入済みである。

この時点で私の脳内では、30分で12人が穿けるから、12時半位には食べられるか?

しかし、その計算は脆くも崩れた。

最初の客が出て来たのは、35分後。

しかも5人程。

最初の12人が出てくるまで、約1時間かかっている。

この店の営業時間は、11時から17時まで。

通常であれば14時か15時あたりで営業終了であるが、営業時間の長さはこの回転の悪さゆえか。

店として売り上げを確保するには、営業時間を長くするしかない。

普通に100杯程度の売り上げは欲しいだろうから、その為か。

何気に脳内で営業戦略を思い浮かべるも、待ち時間は短くならず。

立ち待ちの行列から、店の前の椅子席に移動し、やっと食券購入。

順番に食券を購入するのだが、私はこの日は中華蕎麦狙いで来ている。

つけ麺が一押しであるが、アウトレットで一応味わっているので、ここは中華蕎麦で行きましょう。

そして、この中華蕎麦の選択肢が少しだけ、私に幸福をくれた。

それにしても、10時半前に並び食券購入が12時10分か・・・凄いな。

これほど待つのも久しぶりだ!

私の自己最長行列時間は、東池袋大勝軒に朝の8時に並んだ3時間超という物があるが、

あれは、俗にいうファーストロットに入るためのもの。

最近ではパンケーキで1時間45分というのがあるな。

やがて、入店だが12時45分で入店するも更に店内で待つ。

席はカウンター席のみで、6席ずつ分かれている。

先客のつけ麺を提供していた。

すると、「おまたせしました。ラーメンでしたね。」

私以外はつけ麺の様で、私と同時入店の客はまだ提供されない。

これは、少し得した気分だが12時55分に登場か。。。長かった。

記念撮影をし、いただきま~す!










今回注文したのは、特チャーシューそばと半熟味玉トッピング。

合計1380円になる。

特というのは麺の量の事で、麺量は320gになる。

つけ麺だと420gになるが、プラス200円で麺が220g増量できる。

私はうどんを1kg胃に入れる事が出来るので余裕であるが、今回は特のままにする。

それにしても、何ともいい香りである。

所謂濃厚豚魚介系の類なのであろうが、この店は見た目だけでレベルの高さを感じる。

では、スープを事逗ずずz・・・う~~~~~~~~~~~~~~~ん美味い!!!!!!!!!!

まずは、煮干しの濃厚な味わいと香り!そして間髪入れずに豚骨の濃厚な味わい。

今まで数多くの濃厚豚骨魚介系を食べて来たが、明らかにレベルの違う物。

実に芳醇なスープでありながら、煮干しの苦みもエグミも美味さに変化させている技術。

口の中には何かしらの粒状感を感じるのであるが、それは感じるのであって、存在するものではない。

口の中に、粒状感がある!と錯覚させるほど、スープの中には素材の全ての旨みが詰まっている。

いや、溶け込んでいる。

ラーメンスープというには、余りにも濃厚で粘度のあるスープ。

これは、脳内にエンドルフィンを放出させ、食べた者により多くの多幸感を与えるものだ。

次に麺を頂く。

麺を引き上げると、エッジのあるスクエアな太麺が出てくる。

これを口に運ぶと、濃厚なスープを纏わりながらも、小麦の旨みを感じさせる。

茹で加減は所謂アルデンテであろうが、弾力のある麺は噛み応えも十分。

いや、これは美味い!!!

つけ麺も当然、期待せずにはいられない。

そしてチャーシューであるが、見た限り3種のチャーシューがある。

バラ巻きタイプ、炙りタイプ、燻製タイプの3種であるが、すべて吊るし焼きタイプ。

茹で豚ではないということである。

バラ巻きタイプで茹でていないというのも珍しい。

まずは、バラ巻きから。

香ばしい!適度な食感を残しつつも、バラ肉の脂の美味さが違う次元で味わえる。

次に燻製タイプであるが、まるでベーコンの様な味わい。

スモークベーコンの様な味と香りであるが、そうか!生ハム的な味わいか。

生ハムではないが、スモークの味わいを前面に出したそれは、スープに負けない味わい。

そして、網目の後が付いた炙りタイプ。

これはこれで香ばしさを前面に出した物。

チャーシューメンではあるが、一つの丼ぶりで3種の味わいを披露するとは!

2種類はよくあるのだが、これは素晴らしい!

ラーメンの上には柚子があるのだが、これは押し寄せる波状攻撃の旨みに、一服の清涼感を与える。

メンマは、太めでシャクシャクした食感。

卓上にはブラックペッパーがあるが、大量に入れるといいかもしれない。

後半、酢も入れてみた。

そして完食。

つけ麺は、私が完食するくらいのタイミングで提供された。

つけ麺が提供に時間がかかるようだ。

完食時間は13時15分。

スタッフの接客応対は見事な物。

行列時から提供終了後、退店迄じつに気持ちのいい接客である。

提供時間がかかるのは、これはもう仕方がない。

少なくとも、麺の茹で置きなどやっていれば、この様な行列や評判は無いだろう。

全てにおいてベストな状態。

チャーシューも注文ごとに切っているようだし、味に対する姿勢は見事!

この店は、時間がかかる!と分かったのであるから、如何に最初の12人に加わるかが問題であろう。

いったい、先頭は何時に並んだのだ?

次回は9時を目標に来ますか。

夏休み終了後が狙い目か?


余談ではあるが、この日は連食予定であったが・・・勿論無理。w

それと、ここのラーメンは非常に腹持ちがいいです。

夜までゲップが美味かった。w

ただ、子供には濃厚過ぎて胃が驚くかもね。

今回行けなかった店は、また次回。


ここで一句
    名店の
      右腕ならば
         並びます

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