「志」の英語教育

英語教育実践について日々の雑感を語ります。

広島大学国際シンポジウム

2009-03-10 07:05:05 | 研修
先週末は広島大学のシンポジウムへ足を運ぶ。ピッツバーグ大学の白井恭弘先生のお話を聞くのが主な目的。参加者の多くは大学関係者のようだったが、その割にはお話はかなり初歩的だったように思う。

文法学習を学校では扱わずにすべて家庭学習にまわして、学校ではひたすら多読を指導した結果、平均偏差値が10上がったとか、カーネギーメロン大学の日本語教育の成功例などのお話についてはもっと詳しく聞きたかったが、またまた時間不足で消化不良。

ご講演は白井先生のほかに首都大東京の萩原裕子先生、名古屋大学の飯高哲也によるものがあり3本立て。こちらの方は非常に専門性が高く(というか、自分にその分野の知識がないため)概要を掴むのがやっと。しかし、研究の手法や幼児の母語以外の音声認識力と母語の発達の関係、L1とL2が入れ替わる事例など興味深いお話で楽しめた。

その後、県立広島大の今泉敏先生、広大の迫田久美子先生、同じく広大の山脇成人先生なども加わってパネルディスカッションがあったが、私は帰りの電車の都合で早々に退却。白井先生ご自身のブログによれば、結構盛り上がった様子で参加できなかったのは残念。

行き帰りの電車の中では、ひたすらポッドキャストを聞きつづけ、時間が無駄にならなかったのも良かった。広島や福岡へ出向くときは車が多かったのだが、このパターン結構はまりそうな気がしている。


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