灘の木村先生による単語集のユメタン2が発売されている。実はこれにコラムを書かないかというお誘いを受け、全国の優秀な先生方に混じってコラムを書かせていただいた。しかも、有り難いことに、かなり目立つ場所に置いていただいている。何人かの生徒からもコラムを見たと声を掛けられた。
この単語集の「売り」は、単なる単語集ではなくてCDで学ぶ語彙学習プログラムであるということ。毎日、例えば10語ずつ覚えていくのではなく、同じ100語を1週間くり返し学んで定着させようというもの。 出版元のアルク社はタイムマラソンやリスニング・マラソンなど、この手のシステム化教材はお家芸だから、著者と出版社の方向性がぴったり一致した例といえる。
アルク社と言えば、岡田順子先生の「語彙の定着をさらに促進する単語テスト集」もお勧め。スペースト・リハーサルの考え方も勉強になるが、第一章の語彙習得理論のまとめが有り難い。いずれにせよ、脳科学の影響もあり、語彙指導に対する考え方は転換期に来ているよう。最近よく言われるのは以下のようなことだろうか。
音を有効に活用すること。
体を有効に活用すること。
少しずつ覚えるのではなく、一度に大量を扱い繰り返すこと。
語を含む表現全体(チャンク)で覚えること。
語彙力には広さに加え深さもあること。
スピードが大事であること。
心的辞書内のネットワークを意識すること。
以前、ルイスのレキシカル・アプローチなどにお詳しい当時の研究指導主事、M先生が「語彙指導の行き着くところはインパクトと繰り返しにつきる」と仰っていた。これも覚えておいて損はない言葉だと思う。
この単語集の「売り」は、単なる単語集ではなくてCDで学ぶ語彙学習プログラムであるということ。毎日、例えば10語ずつ覚えていくのではなく、同じ100語を1週間くり返し学んで定着させようというもの。 出版元のアルク社はタイムマラソンやリスニング・マラソンなど、この手のシステム化教材はお家芸だから、著者と出版社の方向性がぴったり一致した例といえる。
アルク社と言えば、岡田順子先生の「語彙の定着をさらに促進する単語テスト集」もお勧め。スペースト・リハーサルの考え方も勉強になるが、第一章の語彙習得理論のまとめが有り難い。いずれにせよ、脳科学の影響もあり、語彙指導に対する考え方は転換期に来ているよう。最近よく言われるのは以下のようなことだろうか。
音を有効に活用すること。
体を有効に活用すること。
少しずつ覚えるのではなく、一度に大量を扱い繰り返すこと。
語を含む表現全体(チャンク)で覚えること。
語彙力には広さに加え深さもあること。
スピードが大事であること。
心的辞書内のネットワークを意識すること。
以前、ルイスのレキシカル・アプローチなどにお詳しい当時の研究指導主事、M先生が「語彙指導の行き着くところはインパクトと繰り返しにつきる」と仰っていた。これも覚えておいて損はない言葉だと思う。