「志」の英語教育

英語教育実践について日々の雑感を語ります。

Bridge over Smooth Water

2010-02-19 18:37:43 | 授業
一昨日は県東部の高校へ赴き授業の見学。大先輩が研究授業を提供されるということで誘っていただいたのだ。tmrowing先生もスペシャルゲストの形でご参加。週の中日だというのに47名というすごい数の参加者にびっくり。私も軽い気持ちで参加したら、特別な扱いをいただき恐縮でした。

授業は65分で、定着のための活動中心の前半と内容理解のための活動中心の後半の2部構成。順序は間違いではない。前時の内容を負荷音読で定着させるのが授業の前半の活動なのだ。

私はキリのいいところで切りたいタイプなので、このような構成は経験ないのだが、うまく機能すればメリットは大きい手法だと思う。生徒が家庭学習で音読練習をした成果が次の授業で報われるだろうから。

tmrowing先生のブログで後から知ったのだが、授業中に暗唱してくるように指示された生徒の1人が授業終了直後に自発的に暗唱テストを受けたのは、それが実際に機能していることの証明だといえる。

研究授業に続いて研究協議も開かれ有意義な意見交換がなされた。個人的には動詞と名詞の正しい形に意識を向けさせる指導の重要性が確認できたのが一番の収穫。

しかしながら、改めて感じたのは授業をされたS先生の求心力の強さである。参加者数もさることながら同僚の先生方が実に協力的で前向きなのがすばらしい。教材の共有や役に立つ共通シラバスの構築はこのような下地があって初めて可能なのだろう。

日頃から親しくしていただいている方々や以前の同僚の皆さんともお会いでき、受験指導でたまった疲労感も吹き飛ぶ思いでした。帰り際にはお土産までいただき、文字通り最高のエネルギー補充の機会をありがとうございました。

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