自宅仕事じゃなくなったけど何とか10冊読めました。
11月の読書メーター
読んだ本の数:10
読んだページ数:3229
ナイス数:394
偶然を生きる (角川新書)の感想
冲方丁さんの新書を見つけたので借りて読んでみた。偶然と必然とか、四種類の経験(直接的/間接的/神話的/人工的)とか、物語の成り立ちとか、冲方さんなりの考えをまとめてます。 子供のころにシンガポールやネパールで過ごして日本に来てカレンダーに衝撃を受けて---キリスト教のクリスマスやら大晦日の除夜の鐘(寺)やら初詣(神社)などの混在---日本最初のカレンダー(暦)を作った渋川晴海の話(天地明察)を書くきっかけになったとか。 ちょっと真面目な本やったから疲れました(^^;)
読了日:11月03日 著者:冲方 丁
その先には何が!?じわじわ気になる(ほぼ)100字の小説の感想
北野勇作さんのほぼ100字で書かれた小説(?)130編。飯田茂実さんの『一行物語集世界は蜜でみたされる』みたいで僕はこういうの好き。 起承転結の特に「結」がないので想像力が働いたり、不穏な空気になったり、とにかく全体にシュール。イラストもなかなかいい。 こういう発想を種にして北野さんの不思議な世界ができあがるんだろうなと思わせる。
読了日:11月04日 著者:北野勇作
マルドゥック・ストーリーズ 公式二次創作集 (ハヤカワ文庫 JA ウ 1-101) (ハヤカワ文庫JA)の感想
冲方作品の二次創作公式アンソロジー。 本当に冲方さんが書いたんじゃないか、マルドゥック・シリーズに入れてもいいんじゃないかと思えるほど質の高いものや、キャラを借りてコメディー仕立てにしたのとか、期待以上に楽しめました。
読了日:11月08日 著者:
美しい星 (新潮文庫)の感想
たぶん三島由紀夫初読。たしか『モスラの精神史』でこの本に触れられてて、三島がSF?と気になって借りてみました。円盤を見て自分たちが地球人ではなく火星、木星、水星、金星から来たと信じる一家の物語。 宇宙の視点から核戦争に突入しそうな人類を守ろうとするが、逆に白鳥座から来たと信じる人類を早く滅亡させようとする敵(?)も登場。 この時代背景や人類の存亡に関する両者の主張はどれも三島由紀夫の考えだったのかな。 比較するのはおかしいかもしれんけど『地球星人』(村田沙耶香)みたいな終わり方じゃなくて良かった(^^;)
読了日:11月11日 著者:三島 由紀夫
火星の挽歌 (海外SFノヴェルズ タイム・オデッセイ3) (海外SFノヴェルズ)の感想
本書でシリーズ完結。1作目の異次元(?)別宇宙(?)のパッチワーク的地球”ミール”、2作目のファーストボーンの太陽嵐の切り抜けてから30年後、新たなファーストボーンの攻撃Q爆弾が地球に向かっている。 舞台は地球(現世界とミール)と火星、登場人物も前作までと、その子供や孫も出てきて覚えられませ~ん(^^;) 惑星の最期に残されてこれだけ冷静にいられるだろうか、僕だったら気が変になりそう。そして物語の最後は・・・僕には理解できんかった (-_-;) でも楽しめました。長かった~
読了日:11月18日 著者:アーサー・C・クラーク,スティーヴン・バクスター
北野勇作どうぶつ図鑑〈その1〉かめ (ハヤカワ文庫JA)の感想
亀の折り紙付き(図書館の本なので切り取ったり折ったりはできません)。 北野さんとカメの組み合わせは安心して読めます。 直前に読んだのがアーサー・C・クラークでちょっと重かったせいもあり、何も考えずに夢の中のSF物語(絵本?)のような感覚で。 鶴亀算を「全部で何匹いるか数えるときに鶴が何羽で亀が何匹っていうふうに数えればいいことじゃない」っていうの好きです(笑) え!?「対象年齢12歳以上」ってなってるけど何でだろ?小学生でも楽しめそうなんやけどなぁ。 どうぶつ図鑑シリーズ、そのうち読破したい。
読了日:11月18日 著者:北野 勇作
日本SF傑作選5 光瀬龍 スペースマン/東キャナル文書 (ハヤカワ文庫JA)の感想
光瀬龍さんの作品は長編(「たそがれに還る」「百億の昼と千億の夜」)しか読んだことなかったので短編は新鮮でした。僕が読んだ長編ほど難しくないし(^^;) 火星の東キャナル市が出てくるものが何作かあったけど、火星人が滅んでいるのはブラッドベリと同じやし、どことなく似ているようやけど、光瀬さんには光瀬さんの火星が存在してました。 いつもながらこのシリーズ、2~3冊分の分量は文庫にしては重いし、なかなか終わりが近づいてこないし、疲れました(-_-;)
読了日:11月24日 著者:光瀬 龍
多々良島ふたたび ウルトラ怪獣アンソロジー (ハヤカワ文庫JA)の感想
「ウルトラQ」「ウルトラマン」シリーズをもとに7人の作家さんが描く短編集。 北野勇作さんと田中啓文さんが入ってたんで読んでみた。 シリーズ上で採用されてもいいようなのから、田中啓文さんの怪獣類足型採取士とか、西島伝法さんの倒された怪獣の後始末をする科学特捜隊じゃなく加賀特掃会とか・・・僕はこういうちょっとひねくれたのが好きです(笑)「ウルトラQ」また見てみたくなった。
読了日:11月26日 著者:山本 弘,北野勇作,小林泰三,三津田信三,藤崎慎吾,田中啓文,酉島伝法
中島らもの特選明るい悩み相談室〈その1〉ニッポンの家庭篇 (集英社文庫)の感想
「特選」じゃないのは間違いなく読んでるんですが昔過ぎて、この本が新鮮です。 相談室というより僕のイメージでは、らもさんの部屋・・・占いの館みたいな・・・があって、そこに被害妄想の相談者が来て、らもさんが妄想に負けずに答えてる、という感じ。 あと2巻借りてあるからもちろん読みます。ただ電車で読むにはイラストがちょっと困る(^^;)
読了日:11月27日 著者:中島 らも
中島らもの特選明るい悩み相談室〈その2〉ニッポンの常識篇 (集英社文庫)の感想
第2巻も読了。 ためにはならないが面白い・・・ただやはりイラストが目立つので電車内で読みにくい(^^;)
読了日:11月30日 著者:中島 らも
読書メーター
11月の読書メーター
読んだ本の数:10
読んだページ数:3229
ナイス数:394
偶然を生きる (角川新書)の感想
冲方丁さんの新書を見つけたので借りて読んでみた。偶然と必然とか、四種類の経験(直接的/間接的/神話的/人工的)とか、物語の成り立ちとか、冲方さんなりの考えをまとめてます。 子供のころにシンガポールやネパールで過ごして日本に来てカレンダーに衝撃を受けて---キリスト教のクリスマスやら大晦日の除夜の鐘(寺)やら初詣(神社)などの混在---日本最初のカレンダー(暦)を作った渋川晴海の話(天地明察)を書くきっかけになったとか。 ちょっと真面目な本やったから疲れました(^^;)
読了日:11月03日 著者:冲方 丁
その先には何が!?じわじわ気になる(ほぼ)100字の小説の感想
北野勇作さんのほぼ100字で書かれた小説(?)130編。飯田茂実さんの『一行物語集世界は蜜でみたされる』みたいで僕はこういうの好き。 起承転結の特に「結」がないので想像力が働いたり、不穏な空気になったり、とにかく全体にシュール。イラストもなかなかいい。 こういう発想を種にして北野さんの不思議な世界ができあがるんだろうなと思わせる。
読了日:11月04日 著者:北野勇作
マルドゥック・ストーリーズ 公式二次創作集 (ハヤカワ文庫 JA ウ 1-101) (ハヤカワ文庫JA)の感想
冲方作品の二次創作公式アンソロジー。 本当に冲方さんが書いたんじゃないか、マルドゥック・シリーズに入れてもいいんじゃないかと思えるほど質の高いものや、キャラを借りてコメディー仕立てにしたのとか、期待以上に楽しめました。
読了日:11月08日 著者:
美しい星 (新潮文庫)の感想
たぶん三島由紀夫初読。たしか『モスラの精神史』でこの本に触れられてて、三島がSF?と気になって借りてみました。円盤を見て自分たちが地球人ではなく火星、木星、水星、金星から来たと信じる一家の物語。 宇宙の視点から核戦争に突入しそうな人類を守ろうとするが、逆に白鳥座から来たと信じる人類を早く滅亡させようとする敵(?)も登場。 この時代背景や人類の存亡に関する両者の主張はどれも三島由紀夫の考えだったのかな。 比較するのはおかしいかもしれんけど『地球星人』(村田沙耶香)みたいな終わり方じゃなくて良かった(^^;)
読了日:11月11日 著者:三島 由紀夫
火星の挽歌 (海外SFノヴェルズ タイム・オデッセイ3) (海外SFノヴェルズ)の感想
本書でシリーズ完結。1作目の異次元(?)別宇宙(?)のパッチワーク的地球”ミール”、2作目のファーストボーンの太陽嵐の切り抜けてから30年後、新たなファーストボーンの攻撃Q爆弾が地球に向かっている。 舞台は地球(現世界とミール)と火星、登場人物も前作までと、その子供や孫も出てきて覚えられませ~ん(^^;) 惑星の最期に残されてこれだけ冷静にいられるだろうか、僕だったら気が変になりそう。そして物語の最後は・・・僕には理解できんかった (-_-;) でも楽しめました。長かった~
読了日:11月18日 著者:アーサー・C・クラーク,スティーヴン・バクスター
北野勇作どうぶつ図鑑〈その1〉かめ (ハヤカワ文庫JA)の感想
亀の折り紙付き(図書館の本なので切り取ったり折ったりはできません)。 北野さんとカメの組み合わせは安心して読めます。 直前に読んだのがアーサー・C・クラークでちょっと重かったせいもあり、何も考えずに夢の中のSF物語(絵本?)のような感覚で。 鶴亀算を「全部で何匹いるか数えるときに鶴が何羽で亀が何匹っていうふうに数えればいいことじゃない」っていうの好きです(笑) え!?「対象年齢12歳以上」ってなってるけど何でだろ?小学生でも楽しめそうなんやけどなぁ。 どうぶつ図鑑シリーズ、そのうち読破したい。
読了日:11月18日 著者:北野 勇作
日本SF傑作選5 光瀬龍 スペースマン/東キャナル文書 (ハヤカワ文庫JA)の感想
光瀬龍さんの作品は長編(「たそがれに還る」「百億の昼と千億の夜」)しか読んだことなかったので短編は新鮮でした。僕が読んだ長編ほど難しくないし(^^;) 火星の東キャナル市が出てくるものが何作かあったけど、火星人が滅んでいるのはブラッドベリと同じやし、どことなく似ているようやけど、光瀬さんには光瀬さんの火星が存在してました。 いつもながらこのシリーズ、2~3冊分の分量は文庫にしては重いし、なかなか終わりが近づいてこないし、疲れました(-_-;)
読了日:11月24日 著者:光瀬 龍
多々良島ふたたび ウルトラ怪獣アンソロジー (ハヤカワ文庫JA)の感想
「ウルトラQ」「ウルトラマン」シリーズをもとに7人の作家さんが描く短編集。 北野勇作さんと田中啓文さんが入ってたんで読んでみた。 シリーズ上で採用されてもいいようなのから、田中啓文さんの怪獣類足型採取士とか、西島伝法さんの倒された怪獣の後始末をする科学特捜隊じゃなく加賀特掃会とか・・・僕はこういうちょっとひねくれたのが好きです(笑)「ウルトラQ」また見てみたくなった。
読了日:11月26日 著者:山本 弘,北野勇作,小林泰三,三津田信三,藤崎慎吾,田中啓文,酉島伝法
中島らもの特選明るい悩み相談室〈その1〉ニッポンの家庭篇 (集英社文庫)の感想
「特選」じゃないのは間違いなく読んでるんですが昔過ぎて、この本が新鮮です。 相談室というより僕のイメージでは、らもさんの部屋・・・占いの館みたいな・・・があって、そこに被害妄想の相談者が来て、らもさんが妄想に負けずに答えてる、という感じ。 あと2巻借りてあるからもちろん読みます。ただ電車で読むにはイラストがちょっと困る(^^;)
読了日:11月27日 著者:中島 らも
中島らもの特選明るい悩み相談室〈その2〉ニッポンの常識篇 (集英社文庫)の感想
第2巻も読了。 ためにはならないが面白い・・・ただやはりイラストが目立つので電車内で読みにくい(^^;)
読了日:11月30日 著者:中島 らも
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