立山日和。

立山連峰の山々を眺め富山県内を徘徊する日々を綴ったフォト日記。2014.11.3.までは友人の中国旅を毎日掲載した。

「風筝」は中国の凧のこと・・・JingShang書棚の「中国結叢書」から北京風筝

2011年01月01日 | JingShang君からの上海レポート
 新年明けましておめでとうございます。旧年中は上海レポートにおつき合い頂き有難うございました。何時まで続けられるか判りませんが、気力の続く限り続けて行きたいと思います。もう暫くおつき合い下さい。

 昨年末より中国結叢書掲載の写真を紹介していますが、新年早々は風筝(ふうじょう)で始めます。風筝は中国語で、日本語の凧のことです。「筝」は漢和辞典によれば「こと。琴柱をたてて、弦をぴんと張った弦楽器」とあります。凧に糸をぴんと張ることから「風筝」と呼ばれるのだと思います。
 風筝のことを中国の北方では「鳶」(えん)という文字を使うことがあり、南方では「ヨウ」(遙の旁+鳥)という文字で表現することがあります。「北鳶南ヨウ」(ほくえんなんよう)と言われるそうです。先日山東イ(三水+維)坊の風筝博物館でこの言葉を知りました。
 風筝は古くからある遊具で、各地方で独特のものもありますが、今日は北京風筝を紹介します。

 まず最初の写真は沙燕というジャンルの一つで、「富貴有余」の題がついています。燕が基本形ですが、金魚の図案を使っています。また蝙蝠(こうもり)も使われています。中国では蝙蝠の「蝠」は福につながり、縁起がよいとされます。

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