立山日和。

立山連峰の山々を眺め富山県内を徘徊する日々を綴ったフォト日記。2014.11.3.までは友人の中国旅を毎日掲載した。

私の心臓

2008年08月31日 | Zenblog
手術に当たって、十年来の糖尿病の影響と内臓諸器官が支障なく働くかが調べられました。
結果、心臓が普通より小さく、心臓機能が弱い。手術にはまあ耐えうるだろうと言うことでした。思いもよりませんでした。
脈拍をはかると約100普通の人は60ぐらいです。心電図は正常でした。小さい頃から、みななぜドキドキしないのだろうと思っていました。陸上選手など驚異でした。人前など少しの緊張で顔が青ざめるぐらい鼓動が速く打っていました。
今、その原因がわかりました。ノミのような心臓が早鐘を打っていたのです。心臓には可哀想なことをしてきました。これからはのんびりいきます。
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私の体と自然と

2008年08月30日 | Zenblog
私の大腸ガンと前立腺肥大は医学の力で克服されました。偉大な力だと尊敬せざるをえません。
一方昨日今日の全国各地を荒らした豪雨の暴れ方は並大抵のものではありませんでした。
「科学は自然を克服する」などと安易に言い過ぎている気がしてなりません。謙虚さが必要だと思います。
立山には立山信仰があります。そして神聖な山として護られてきました。今、立山の自然にも危機が近づいていると言います。
科学の力で病気を治してもらって、かえってそういうことを考えました。
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阪神ファンはヘン

2008年08月29日 | Zenblog
阪神ファンはどこかおかしい。彼もその一人です。四十そこそこですが、13年前に大腸の手術を受けて以来四回も手術を受けても治らず、食事をすると激しい腹痛に見舞われる難病にかかっています。先日も横浜まで名医を必死の思いで訪ねましたが全く無駄骨に終わりました。難病の会の事務局の面倒もみています。しかし頭がおかしい。写真のとおり真っ黄色のたわしを載せたような頭でみんなから「タワシ」と呼ばれています。夜中、阪神の戦果をメールしてきます。9月中頃に大手術を決心したのですが、阪神優勝のテレビが見られるか本気で心配しています。巨人ファンである奥さんにどれだけ支えられているかをほんとに理解しているのだろうか?
「生きる」ことと「阪神勝利」に賭けているのは見上げたものです。
阪神が勝つとしたら、選手よりもこういうヘンなファンの力によるような気がします。ヘンなファンのご奮闘を祈ります。(まともな中日ファンより)
入院した頃、私が「もう歳だから、生きてもそこそこだからいいんだ」といった意味のことを言ったとき、彼は「そう言われると腹が立ちます。この十年余り、僕は必死で生きてきたんです」にはショックを受けました。
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古い友、遠方より

2008年08月28日 | Zenblog
彼の顔もずいぶん歳を取ってしまいました。私もそれ相当なのだろうと、少しがっかりしました。しかし私より年上なのに元気で、滋賀から車で私を見舞ってくれるため走ってきて、二時間あまり話し、自慢のスキー姿の写真を見せて帰っていきました。
古い友人です。何と言うことはないことを話しただけです。でも二人に流れているものがありました。長い歴史の積み重ねがあるのも大きいですね。二人とも全く下手なスキーをかなりのものだと錯覚したり、アメリカを弥次喜多旅行中猛暑のメンフィスで車のエンジンがオーバーヒートして立ち往生したり……、数え切れない歴史が行ったり来たりします。お互い年とった顔も悪くありません。いや、年を取らないとこれはわかりませんね。多分。
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男の看護師さん

2008年08月27日 | Zenblog
この2か月の入院生活のなかで、看護婦さんの女性のみしか持ち得ないようなやさしさと、きめの細かさに救われたことが数限りなくありました。
今、男性の看護師さんがこの病院でも活躍し始めています。まだ新米の人ばかりのようです。病院ないし医療の抱えなければならない分野が広がっています。それに従って業務の範囲もひろがるはずです。
今はまだ女性の仕事を男が代わってやっているような感じがありますが、彼らの道を拓く努力によって、いずれ独自の必要性も加わえられ、医療が今より豊かになるのではないかと密かに期待しています。男性看護師がんばれ!
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ヤマボウシ色づき始め

2008年08月26日 | Zenblog
病院の周りに植えられたヤマボウシの木々の葉が色づき始めました。もうあの猛暑の日々は帰って来そうにはありません。秋に一歩進んでいます。
しかし、深夜など突然赤い回転灯を点けうなりをあげた救急車が病院の門で急カーブを切って、この木のすぐ近くに止まり、人の動きが激しくなります。これが繰り返されることもあります。
そういうとき、自然の営みと人間の営みの隔たりを感じてしまいます。
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散水車までもいかんかな?

2008年08月25日 | Zenblog
管がとれて、オシッコが自由になりました。もう十年来のことです。消防車のようにとはいきませんが、散水車も無理とはしても、水道の蛇口程度の感覚ではあります。
以前から膝が痛かったので、整形外科で診てもらったら「まあ、年齢並みだね」と軽くいなされて、気持ちが軽くなりました。
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私の携帯が帰って来た

2008年08月24日 | Zenblog
10日ほど前突然携帯のカメラのピントがぼけたりシャッターが切れなくなりました。私の体調の下降線と軌を一にしています。
修理に出しているあいだ貸してくれた代替機は機能は同じですが使い勝手が悪いのです。発熱中で気が狂いそうでした。
やっと今日私の携帯が帰って来ました。ホタルをイメージした実に使い勝手の良いお気に入りです。
もう故障してくれるなよ。お願いだ!
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4日間連続の発熱

2008年08月23日 | Zenblog
これでほぼ4日発熱が続いています。あるときは、シューベルトの「魔王」が鳴り響いて吹雪の闇のなか瀕死の子どもが馬車を走らせる父親に「マイファータ!マイファータ!」と叫び、魔王をおそれるシーンが現れました。
またあるときは歴史に名を残すような人々はこういうときにも冷静で愛情深かったのだろうかと疑ってみたりしました。
私には、凡人の苦痛が次々と、あるときはふわふわと、あるときはドスンドスンと押し寄せました。そろそろ解放されそうです。
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痛みに耐える

2008年08月20日 | Zenblog
手術は半身麻酔で、出来るだけ意識していようと思っていたのですが、後半眠ってしまったようです。1時間38分27秒の手術時間で、この手術としては長い目の手術でした。麻酔は6時間で切れてきました。
それからは、下半身の痛みとの戦いでした。狂いそうなほどの痛さです。血圧との関係など検討の上で、鎮痛剤の痛い注射をしてもらって、やっと「痛さ」から解放されました。
このあいだずーっと戦火の中で傷ついたり病に倒れた人たちの「痛み」は、どんなだろう。「苦しみ」はどうだろう。どう想像してみても想像を越えました。
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前立腺肥大の手術

2008年08月19日 | Zenblog
本来くるみ大の前立腺が体積でいうと八倍以上になって、尿道を完全にふさぎ尿閉つまりオシッコが出なくなりました。その前立腺の中味を掻き出して皮だけ残すそうです。
開通の喜びに期待しています。しかし、何ヶ月かは自転車マウンテンバイクは禁止だそうです。残念です。
今日の午後一時間程で終わるそうです。
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明日は手術

2008年08月18日 | Zenblog
秋に入りました。松原の向こうの海の上空は青く高く深く広いです。
大腸ガン手術に続いて、明日は前立腺肥大の手術です。
後から来た若造が、さっさと済まして先にトイレを出ていくのを睨みつけているオヤジのポスターがあります。「その気持ち、分かるッ」と思うほどよく出来ています。前立腺肥大についてのポスターです。
手術したら消防車のホースのようになることを期待しています。術後一週間ぐらいで退院だそうです。ご心配をおかけしています。すみません。
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空気が変わった

2008年08月17日 | Zenblog
きのうきょう急に空気が変わりました。襲いかかっていた猛暑がしぼんで、立山とその前景の田んぼに心なし秋色が出ています。
私の老いの身にも、この病院での生活の間にふさわしい秋色をにじませてくれたようです。あとの人生が楽しみです。
このあと立山一帯の景色は赤く染まり美しい日没を迎えました。私にもしばらく(かなり?)先には美しい日没が与えられそうな気がするようになりました。
私の空気が少し変わりました。
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ピアノの先生に出会えた(2)

2008年08月16日 | Zenblog
東京でのコンクールの審査の帰りだと、突然奥様と病院に来てくださいました。話しをいろいろと聞きたいと思っていたはずなのに、失敗しました。私が興奮して一方的にしゃべってしまいました。
これから実りに入ろうとする稲穂に対して、もう実を落としてしまった藁がせんない嫉妬を表してしまったということだろうかと、少し苦い思いです。
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富山のお祭り人間

2008年08月15日 | Zenblog
①宿敵阪神ファンの兄ちゃんは最近頭をモヒカン刈りにして、みんなから「タワシ」と呼ばれています。そこそこイケメンなのにひげを剃らないから「~病院の下柳」とも呼ばれます。本題は彼ではありません。彼の奥さんはしとやかで物静かな人です。魚津のたてもん祭りでは「蝶六」という両手に扇子を持って蝶のように舞う踊りがあります。彼女は小さいころから踊り続け今では名手です。
②富山のよさこいソーランもなかなかエネルギッシュです。若い看護婦さんが「今日はひどい筋肉痛ですよ。でも、元気いっぱい。今日もがんばるゾー」のエネルギーには圧倒されました。
③有名な八尾には「越中富山風の盆」があります。ところがこじんまりした坂の町に何十万という観光客が押しかけて哀愁漂っていた風情はなくなりました。ただ観光客の去ったあとの夜が明けかかる頃の胡弓と笛の音に導かれる町流しは心に沁みると言います。
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