今日はスーパーの領収書の紹介です。
これは日本の「そごう」デパートが上海に出した久光という百貨店の地下にあるスーパーです。名前はあまり注意していませんでしたが、レシートを見ると久百(久光百科の略でしょうか)城市(cityという意味です)広場(plazaの中国語訳です)とあります。
「大小和越光大米3公斤」は、日本のコシヒカリの種を使って中国で育てて収穫したお米3kgです。「大小和」は意味不明です。会社名かと思いましたが、袋にも記述がありません。「越光」はまさにコシヒカリです。「大米」はお米です。ちなみに「小米」は粟です。「公斤」はKgです。中国人は今でも「斤」も使います。1斤は500gです。3Kg入りで45.80元(約730日本円)します。普通の菜場(市場)等で売っているお米は2元/kg程度でしょうから、これは日本人向けに販売する異常に高価なお米です。ビニールの袋には日本語が印刷されています。非常に高いですが、それなりに美味しいです。
「日清色拉油」は、日清サラダオイルです。「色拉」は中国語ではsa laと発音するので、サラダの当て字です。なぜ「ダ」が抜けているのか、理由はありません。誰かがそう文字を当ててしまい、それが普及してしまったのです。このサラダオイルは日清製油の中国投資会社が中国で生産したものです。原料は大豆です。このサラダオイルの価格は26.80元(約430日本円)/リットルなので、日本より割高なんだそうです。純中国の製油会社の菜種油等はもっと安いでしょうが、この久光では売ってはいません。中国の普通のスーパーでも食用油は買えますが、1リットル等小さなものはなく、5リットル程度はあるようで、私の家では使い切れません。また買っても持って帰るのが大変です。
「旭洋純豆醤250g」は「旭洋」というブランドの豆乳250g入りの小袋です。1個で1.90元(約30日本円)です。牛乳も売っていますが、中国の牛乳はLLで新鮮でないし、調質しているのではないか、牛の飼料に抗生物質等が入っているのではないかとの疑いもあり、牛乳は普段はあまり飲みません。それで代わりに豆乳を時々買っています。豆乳とて、完全に安心とはいきませんが。
「日流紅焼漢堡」は日本風デミグラスソースハンバーグです。「日流」はなんとなく日本風と分かります。「紅焼」とは、本来醤油等色の濃い調味料で味付けすることを表現しますが、ここではデミグラスソースを紅焼と大胆に訳しています。「漢堡」はハンバークです。「han bao」と発音するので、なんとなくハンバーグと聞こえませんか。これは日本製の輸入品です。1個で29.50元(約470日本円)もします。冷凍食品です。このデミグラスソースハンバーグの展示の隣に、紀文の、豆腐と鶏肉を材料にした冷凍の和風ハンバーグが売られており、価格は75元(1200日本円)/個もします。これは、如何に紀文製とはいえ、また輸入品とはいえ、高すぎます。多分、輸入業者か、久光の仕入れ担当者が価格を間違えたか、久光の値付け担当者がコストを間違えて、高い価格をつけてしまったか、何かのミスと思います。一旦間違えてしまってつけられた商品は、そのまま店頭に出され、売られています。価格表示がショーケース前にありますが、よく見ないで買物かごに放りいれてしまった買い物客が被害に会います。
実は、妻がそうで、先日帰宅すると、「高いものを買わされた、レジで価格を見てびっくりしたが、中国語で文句も言えず、そのまま払ってしまった。絶対レジの間違いだわ」と憤慨していましたが、昨日一緒にショーケースを見るとちゃんと75元と表示がありました。レジ係りはバーコードで価格を読み取るので、打ち間違いはなく、また価格が異常に高い等の注意を払っていないので、仕方ないでしょう。やはり、中国では自衛するしかありません。
中国の日本人生活者の消費の一端をご紹介しました。退屈でしょうか。次回は食堂のレシートを紹介します。
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