通勤電車(直撃 編)

「きゃっ!」と言う声がしたような気がした。
次の瞬間、

どかっ!!!

っと、私の体に何かが降ってきた。


朝の通勤電車、乗り込んだ途端に眠ってしまった訳だが、途中駅を過ぎた当たりでこんな事がおきた。


降ってきたのは女子高生

「すいませんすいませんすいません・・・」
と何度も謝られた。

こっちはずっと寝ていたので、全く頭は回っていない。
何が起きたのか、全く把握できない。

どうも、目の前に立っていた女子高生が、電車が揺れてバランスを崩し、私に倒れかかってきたようだ。
・・・と言う事に、しばらくして気づいた。

お互い特に怪我などもなく、私は何より睡かったので、何も言わずまた眠りこけてしまった。

『私は大丈夫ですよ。そちらこそお怪我ありませんか?』くらいは言っておくんだった、と、これまた駅を降りてから気づいた。
う~む、ただジロっと睨んだだけの嫌みなオヤジになってしまった。
折角、優しく爽やかで素敵なオジサマになれるチャンスだったのに。

次回はキチンと対応しよう。
そのためにも、倒れかかって来る時は、せめて3分くらい前に起こしていただき、「倒れますよ~」と言ってくれるよう、お願いしよう。

しまった、直撃した女子高生の顔さえ確認していない・・・ 
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