voice


voice(浅墓くるりさん)

上司と同僚が何やら盛り上がっていた。何となく聞いていると、どうも客が無理なオーダーをしているらしい。
ばっさり切ればいいのだろうけど、今後の付き合いもあるのでそうもいかないのは分かる。
しかし、あっさり飲めば、ますますエスカレートしてくるのも見えている。

この客、自分の都合の悪いことは全く言わず、普通ならば「紳士協定」的なところをついてくる。
それも今の上司が来る前からだ。

で、つい口出ししてしまう。 それって、どー考えてもおかしいですよね。話聞いちゃうんですか?

「聞く訳にはいかないけれど、無下にすることもできないしね」と、上司

でも、聞けばまた何か言ってきますよ。

「まあ、そこはそこでね」

一度、契約違反です! ってバシッと言った方がいいかも

「・・・じゃあ、じにーさんに言ってもらおうか。こんどこっちに来るようなこと言っていたから」

え??

「よろしく頼むね~」

い、いや、それは・・・

「まあ、落とし所はだいたい詰めてあるから大丈夫です」と、同僚

そ、そうなんだ・・・


非常にカッコ悪かった。状況確認が悪いぞ、俺
口は災いの元なのだが、同じ失敗は何度繰り返していることか。学習しないな~
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