セダンは売れない,を考える




帰り,窓から下を見ると,割とスタイリッシュな車が走っていた。
よくよく見ると,日産ティアナだった。リア後方やや上方から見るとけっこうカッコイイ。

しかし全く売れていない

というか,国産セダンは全く売れていない。21世紀に入って,セダン市場はほぼ壊滅。
買われているのはMercedes,BMW,Audiのみ。
何故かを考えてみた。で,結論は,「クルマの後ろに箱(=荷室,トランク)が付いていてはいけない」ということが日本人に刷り込まれてしまったからだ!!

この20年で多くの日本人が買った車は,ミニバン,SUV,コンパクトハッチバック,軽だ。
どれもトランクはない。
前述の国外3メーカーのセダンが売れているのは,「日本車じゃないから」

「日本車にはトランクがあってはならない」という風潮だが,20年前に免許を取得した人と,20年前は子育て世代だった人,その子育て世代の子供たち,18歳から60歳代までが完全に呑まれている。

もはやこの風潮を覆すのは無理

しかし国産メーカーとしては,セダンを無くすわけにはいかない。
でも売れないものは開発したくない。
どうする??

解決策は,トランクを付けなければいい。その方向性としてはこれ




MercedesのCLA シューティングブレーク。「ワゴン」ではないところがポイント。
ティアナもトランク部を少し切り詰め,リッドとリアガラスを一体化しリアハッチにしてしまえば,5ドアクーペっぽくなる。価格も変わらないだろうし。
もしかしたら売れるかもしれない。
少なくとも,売れないセダンを作るよりは成功確率が高いのではないか??

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