u t a u k u j i r a
詠う鯨 - Whale that sings -
病室
(これは「教室」(森川美穂))
入院中は差額ベッド代のない大部屋に入っていた。4人部屋。
昔は大部屋というと、6人くらい入っていたと思うのだが、今回の病院はMAX4人だった。
その大部屋だが、以前は「コミュニケーション」するのが当たり前だった。以前、奥さんが入院した時、大部屋に入ったのだが、同室のオバサマ達に濃厚にコミュケーションを取られ、「痛くて辛いのにゆっくりできなかった。『若いんだから元気出して』といわれてアタマきた。」といっていた。
それ以来、何度か入院しているのだが、絶対に個室をチョイス。
母親が白内障で入院した時も、「○○さんにお菓子もらったから返さないと。買ってきて。」といわれた。
いやいや、入院中はお菓子とかダメでしょ、といっても全く聞き入れてもらえず。まあ、母親は「コミュニケーション」大好きだったので、入院は楽しかったようだ。
で、今回だが、「コミュニケーション」は全くなし。普段は4人全員カーテンを閉め切っている。初日、挨拶した方がいいのかな? と思っていたのだが、皆さんカーテンの中。わざわざ開けなくてもということでスルーした。
私が入院中に2人患者さんが変わったが、やはり向こうから何か言ってくることはなかった。
流石に4人入っていると、何らかの音は漏れてくるが、薄い壁のビジホと思えばそこまで気にならなかった。
前述のとおり、WiFi環境を持ち込んだので、動画見ては寝て、起きてリハビリしてまた動画見て、3食食べてまた寝て動画見てという生活。
スピーカーは禁止だったので、音はイヤホンだったが、特に苦にならず。
唯一辛かったのは、枕が全く合わなかったこと。腰は痛くなるし、肩はこるし散々だった。
掛け布団をもう一枚借りて調整すればいいじゃん、と気づいたのは退院2日前。布団系はお願いすれば何枚でも貸してくれる。
パジャマやタオルはレンタルがあったので、家族に新しいものを持ってきてもらうとか、マメに洗濯しなければダメとかなかった。
入院期間中、洗濯したのは1回だけ。病棟にコインランドリーがあったので、洗濯ものを放り込んで、2時間くらいで終了。楽だった。
割と快適な入院生活だった。まあ、また入院したいかと言われれば、答えはNOだが