Oh散歩会の6人は地下鉄大手町C13a出口に集合し 雨風激しい中を幹事さんが11時入場を事前予約してくれていた尚蔵館に向かった。
藤原定家が鎌倉時代に筆写した「更級日記」の一部を目の前で観ることが出来た。
13世紀に書かれた和紙と墨書からなる逸物を 21世紀に生きる自分がいま目の当たりにしていることにいささか興奮した。
トータルの字の配りの見事さと 白と黒の流れの美にしばらく動けなかった。
皇居三の丸尚蔵館 The Museum of the Imperial Collections, Sannomaru Shozokan
友人の「長谷川和弘」さんの昨年の無審査作品。「真柏1600年の時」
昨年のアップ画像から・・
この合同展は今年が最後だそうです。今回も出展される長谷川さんも愛媛県から上京されるとお知らせ頂いたSさんありがとうございました。
映画『カラフルな魔女~角野栄子の物語が生まれる暮らし~』本予告【2024年1月26日(金)全国公開】
『魔女の宅急便』作者明かす本音、ジブリ映画観て驚き 原作と異なる展開に「あれ?と思いました」→こちら
一部引用・・・
1989年に公開され、スタジオジブリの初期作品として、いまも絶大な人気を誇る『魔女の宅急便』。原作者の角野栄子は、35歳で作家デビューし、同作を出版したのは50歳の時だった。
アニメ化された映画を初めて観た時には、原作と大きく異なる内容に戸惑ったというが、その後、自身の作品が国民的・世界的作品に成長していく様を原作者としてどう感じていたのか。
物語の誕生秘話や同作が愛され続ける理由を聞いた。
webから引用:武井武雄が遺した幻のお菓子画帳『日本郷土菓子図譜』。本書は図譜に掲載された全169点の郷土菓子を一挙公開。
水彩スケッチで描かれたお菓子たちは、まさに"世界一おいしそうな絵”です。巻末には現在でも買うことのできるお菓子情報を掲載。
武井の愛した郷土菓子たちを目と口で味わってみてはいかがでしょうか。
過去のブログよりclick←
店を出ると時雨店の斜め前の下里薬局の主人である中学同級の野村君が車で待っていてくれました。そして近鉄四日市駅まで送ってくれました。
奥さんが走って買いに行っていってくれた「太白永餅」のおいしかったこと。帰ってみんなで食べましたが洗練された旨さにびっくりです。
野村さんご夫妻ありがとうございました。
武井武雄さんは旧制諏訪中学で母方の伯父、伊藤良一と同級生だった。
当時諏訪郡玉川村の母の実家に中学生の武井さんは遊びに来られたことがあると聞いたことがある。
シネ・ヌーヴォ名画発掘シリーズ リクエスト特集vol.3
2017年のシネ・ヌーヴォ開館20周年にあたり、2016年に行った「20thプロジェクト」。そのコレクターになっていただいた皆様から特典として映画選択権をご取得いただきました。その選択権から2018年の第一回では17作品、2019年の第二回では22作品の作品を上映してまいりました。開催の度に新しい映画の発見があったと大変好評でしたが、第三回を予定していた2020年は、コロナ禍により延期を余儀なくされました。この度、その第三回として、またファイナルとして最後のリクエスト特集35作品を一挙上映いたします。大変お待たせしました。「観たい映画」「スクリーンに掛けたい映画」など映画ファンの皆さまが選んだ多彩で多様な珠玉の35作品。2023年の締め括りにどうぞお楽しみください。
映画詳細とスケジュール⇒
映画「バベル」を見ました。 選択のない事実の羅列よりはるかに人に真実を伝える力がある・・・ 生きている限り心の中で兄に対する自分の贖罪の気持ちを持ち続けるしかない。 今東京で生きる若い連中のある群像を描いて間然するところはありません。 シニア料金の千円でこんな楽しみを頂けるなんてありがたいことです。ハンカチ必要です。 |
「そんなやさしい甘いこと言うてるけど、あんた一番身近な、ほんとは一番大切な人と心が通じおうているんか?
あんたが好きなんは、ほんまはあんた自分のことだけやろ」、と監督はこの映画で刃を観客に向けてくる。
エンドクレジットに延々と流れるモロッコ、東京、メキシコ、アメリカそれぞれの出演者と撮影クルーの数の多さに驚きました。
映画を見てから監督、脚本家や各地の撮影クルー、信じられない演技をする各国の俳優と多くの素人のエキストラ(下手なプロ以上だ)のことを詳しく知りたくて公式HPを見ました。
こんなに時間をかけて映画のHPをじっくり見たのは初めてです。
なんとメキシコ出身の監督は長編映画の三作目だとか。そして各国での撮影期間は一年を越えたとありました。
こういう各国のいくつかの地域を舞台にする映画を撮る監督は壮大なオペラの指揮者よりもっと「言葉」の問題にもろにぶつかる。
HPで監督が語っている制作時の話がいみじくもこの映画の本質を示しているのも興味深いです。
何しろちょっとした細部の描写(それがまた全てスグレモノ)が全て積み重なって、それが最後に一つになってこちらに迫ってくる・・
この映画は映画の作劇術から言ってもクロサワなどと同等かそれ以上の天才が作った「じつに面白い映画」です。凄い監督が出てきたものだと思います。
映画はお勧めです。
『バベル』日本版劇場予告編
Babel - Trailer
吉野源三郎が書いた「君たちはどう生きるか」は中学生時代に読んだことがあるが、その書名とこの映画は内容に全く関係なかった。
ただ母親がかって主人公(宮崎?)に勧めた本と言うことで映画の中に一瞬登場しただけだった。
事前に予備知識を全く仕入れず、宮崎さんの最新作というだけで映画館に行った。
東宝シネマ錦糸町オリナスでは15時一回きりの上映になっていてこの作品を上映するスクリーン8の観覧者は10数名だった。
見終わった後の感想は
「宮崎さん一人で原作脚本監督をやっているので 好き放題だ。これは隠居した職人頭が自分のかってやりたかったことを
請負注文もないのに集大成としてやってしまった道楽作品だ」ということだ。
だから筋書きを追っても主題を追っても無駄だ。
「壮大で大胆でスピーデイで目まぐるしく美しい画面は宮崎アニメーション作品が作った極限のワザをこれでもかと見せつける」そういう映画だと思う。
私はこのおそらく宮崎さんの最後の監督作品で彼はそれまでやってきた「道楽」の最終仕上げをやったと思う。
そう言えば「道楽」とは面白い字面だ。「道を楽しむ」と書くのだから。
今書きながら宮崎さんは異才ではなく 天才職人だと思った。
映画を見終わったいま一つだけしかし宮崎さんのメッセージを感じた。「悪意を持つ人間になるな」だ。
ほぼ千年前に描かれた馬五頭の姿が見たくて青山の「根津美術館」に行った。
当時から優れた馬ははるかアラブから運ばれたのだ。千年前の五頭のそれぞれの馬は筋肉の動きも見えるようで美しかった。
馬喰の一人はシルクロードを渡ってきた中東人のようだ。
千年前の前の紙も画材も絵筆跡も目の前にあった。 そして絵そのものはまるで現代絵画のように思えた。
中国 清王朝の崩壊とともに海外へ流失した中国古来からの幻の名品を観ようとしてか、館内は聞こえる声の95%ほどが中国語なのには驚いた。
その殆どの来館者は日ごろ自分の地元の東京東部五区で日々出会う身近な中国人の方々とは違うハイソサエティの身なりと雰囲気の皆さんだったことにも驚いた。
確かに今回の作品は北京と台北の「故宮博物館」に行っても見ることはできない。
出張したおりの休日に北京と台北で入館した「故宮博物館」も当然周囲は中国語だったが根津美術館の館内の雰囲気はそのときを彷彿するようだった。
引用。⇒「2018年に約80年ぶりに再発見された「五馬図巻」(李公麟筆、北宋時代、東京国立博物館蔵)をはじめ、日本に伝存する北宋時代の書画の優品が集まる特別展「北宋書画精華」が
11月3日から12月3日まで根津美術館(東京・南青山)で開かれます。
この北宋の書画の神髄に迫る、日本で初めての展覧会に、アメリカのメトロポリタン美術館から「孝経図巻」(李公麟筆、北宋時代、元豊8年〈1085〉頃)と、
「畢世長像(睢陽五老図巻断簡)」(北宋時代、11~12 世紀)の北宋絵画の重要作品2件が特別出品されることになりました。
これにより、北宋を代表する李公麟(1049?~1106年) の2大傑作「孝経図巻」と「五馬図巻」が同じ空間に展示されることとなり、注目を集めそうです」。
五馬図巻(部分)
李公麟筆
- 重要美術品
- 中国・北宋時代
- 11世紀
- 東京国立博物館蔵
- 西域諸国から北宋に献じられた5頭の名馬を描いた作品。歴代の中国皇帝が「神品」として高く評価してきたが、清朝末期、20世紀初めに紫禁城を離れ、日本にわたった。1928年(昭和3年)、昭和天皇御大典祝賀記念として東京府美術館(現・東京都美術館)で開催された展覧会に出品、1933年には重要美術品に指定されたが、以降、表舞台から消えた。戦災で失われたとも言われたが、2018年に存在が確認され、翌2019年に東京国立博物館で開催された特別展「顔真卿 王羲之を超えた名筆」で展示、話題を呼んだ。李公麟のイメージを覆すものであり、北宋絵画史の書き換えを迫るほどのインパクトをもたらした。
孝経図巻(部分)
李公麟筆- 中国・北宋時代
- 元豊8年(1085)頃
- メトロポリタン美術館蔵
- 中国の儒学で聖典とされる十三経のうちの一つである「孝経」の内容を章ごとに絵に描き、本文を書したもの。謹直かつ洗練された描線により、気品あふれる画面を作り出す。線を主としながら、山水や樹石には墨の濃淡や点描風の描写も認められ、水墨山水画が大成された北宋時代にふさわしい清新な白描画風を示している。必ずしも具体的ではない本文を、群像表現や風俗描写を含め魅力的な画面に表す構想力にも目を見張らされる。李公麟の書画の研鑽とともに、学識の高さもうかがわせる作品である。
231126根津美術館の庭園
横尾忠則という奇妙な創作者を知ったのは昭和41年ごろの「話の特集」という雑誌でだった。
それ以来関西での彼のポスター展や美術展を楽しみ、彼のために神戸王子の原田の森にできた「横尾忠則現代美術館」Clickに通うなどして来た。
彼の当初の肩書はイラストレーターだった。彼は変身を続けてきて今は画家になったが本質は変わらないと思う。
その本質は 「自分が面白いと思うことだけをやり、ユーモアと機知で人を楽しく面白がらせたい」ということだ。
今回の展示作品は百を越えて102作ととなったが どの作品にも「ユーモア」と「本歌取り」の機知の煌めきがあって楽しかった。
今回の展覧会の内容は:
東京国立博物館「横尾忠則 寒山百得」展
Click ⇒東京国立博物館 - 展示・催し物 総合文化展一覧 表慶館 「横尾忠則 寒山百得」展 (tnm.jp)
表慶館の館内には今回初めて入ったが、今となっては貴重な古典的建築物で内部設計や意匠も楽しかった。
2311上野横尾忠則展覧会
NHK「横尾忠則 87歳 絵は“飽きた”けれど・・・描くワケ」⇒こちら。
2023年10月29日(日曜日)にNHKで放映された「日曜美術館」は 、❝“描く”という祈り 日本画家・西田俊英❞だった。
この番組に取り上げられた絵を見てテレビの前で強く衝撃を受けた。
屋久島clickの自然と画家の全身全霊が一体となった「感覚」が、絵画として表現されている美しさと荘厳さに。
そして その長い巻物のような絵の全体構想力と緻密をはるかに越える細部のつながりに。
どうしても実際に描かれたそのままの絵を見たくて 某日 国分寺にでかけ、武蔵野美術大学のキャンパス内にある美術館に行った。
家を出てから美術館まではかなり遠くて 距離的、時間的な自分の実感としては神戸にいた時の家から奈良の春日神社に参詣したのと同じくらいだった。
やはり行って良かった。画家の中には常識を超える超絶な技を持ち、巨木や森林の霊と感応し それを絵画化して人に伝えうる画家がいることがわかったから。
展覧会の会場は圧倒的に年配の女性が多く 女性100人に7,8人の年金族の男性と言う感じの割合だった。
文化国家日本は女性に限っての話のようだ(笑)。11月19日まで。
屋久島での《不死鳥》制作風景 「西田俊英──不死鳥」| Shunei Nishida – Phoenix
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東京の最東部の区から、西の方の都下の市に行くと、道中「ほんに関東の広きことよなぁ」と目からも耳からもいろんな刺激を受ける。
その中の一つのことにバス停「津田塾大学」が乗ったバスの途中にあることを知った。
船橋社中札幌支社長のCKKさんや従姉のNさんはここで4年間を過ごしたんだとバスの窓から初めて知ったキャンパスの濃い緑を眺めた。
- 西武バス「武蔵野美術大学正門」停留所下車すぐ
- JR中央線「国分寺」駅北口下車
「国分寺駅北口」4番停留所より「武蔵野美術大学」行
または「小平営業所」行に乗車(バス所要時間:約25分)
- JR中央線「国分寺」駅北口下車
ABCテレビ(大阪府)制作の連続TVドラマ「たとえあなたを忘れても」が、10月22日よりテレビ朝日系24局で放送開始されます。
物語の舞台に神戸の街が選ばれたのは、「山と海がある街の美しい景色がドラマの世界観に合うのでは」というインスピレーションがきっかけだそう。
撮影は『須磨浦公園駅』や『石屋川公園』『摩耶観光ホテル(摩耶観)』『御影公会堂』『阪急御影駅』『水道筋商店街』など、
市内の各地で行われており、放送後のロケ地巡りが捗りそうです♪
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神戸時代に慣れ親しんでた地がロケ地になるようや。阿智胡地亭はこれ見逃したら大変ですわ(笑)。
TVerで視聴⇒こちら