不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Artigianato e Palazzo 2006

2006-05-14 13:07:26 | アート・文化

今年で12回目になるこの「ハンドクラフト・職人展」。
そういわれると
私はフィレンツェに暮らしてから毎年行っているのか・・・。

暇といえば暇な私。
毎年五月のお決まりのイベント。
ミッレ・ミリアと職人展みたいな。

今年は全部で104スタンドの出展。
そのうち37件が新規出展。
これを企画主宰するコルシーニ家のPrincipessa
Girgiana Corsini(ジョルジャーナ・コルシーニ)女史の
直向さと真摯さの結果だよなぁと毎年思うわけです。

金細工、銀細工、陶芸、デコレーション、デコパージュ、
修復士、香水技師、カゴ編み、細密画、
寄木絵画、モザイク、刺繍、機織・・・。
様々な分野にわたる「手工芸」。
こうした手工芸は常に「瀕死の状態」。
跡継ぎがいなかったり、材料が乏しくなってきていたり。
それを懸念して、問題点を明らかにして
世界に呼びかけるのがこの展覧会の趣旨。

素敵な作品たちに見とれて写真撮るのも忘れるほど。
一つ一つの作品の完成度の高さと
それを生み出す技術の確かさを間近に見るだけで
すばらしいイタリアの財産を確認できます。

フィレンツェといえば有名な貴石モザイク。
職人さんもたくさんいますが、
今回出展していた中で、妙に目立っていたのはこのおじさん。

Mosaicista03
「僕は天使」と作業の合間にオーディエンスに
愛嬌振りまいておりました。



何時間もかけてすべての展示を見て、
帰り際に購入したのはこれ。

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フィレンツェのシンボル花でもある
IRIS(アイリス)味のチョコレート。
ビターチョコレートにほのかに香るアイリス。
本当にかすかなアイリスの香りです。
製作者曰く
「これ以上香りを強くすると、
石鹸食べているみたいになっちゃう」のだそう。
ごもっとも。
4ピース入りで5,00ユーロ。

もう一点はこちら。
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カシミア・ミルクのボディーローション。
もちろん無香料・無着色で肌にも地球にも優しい。
一滴で手がすべすべつやつややわらかぁになります。
100MLで9,00ユーロ。
ここでは石鹸からこうした基礎化粧品、
そしてカシミアのストールまで取り揃えてます。
そういった商品のモトはこの方が毎日生産。

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カプラ母&子供。
なんか微動だにしないのね。
眠るちびっ子はかわいいけど。

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