不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Tempio scintoista Ise-Jingu

2011-11-17 20:29:55 | 旅行記

随分さぼりました、ブログの更新。
約1ヶ月も前のことを思い出しながら綴ることに。

今回の日本帰国は
吉川晃司ライブと
気になることのチェックアップが目的。

ではありましたが、
人生の転機になりうることもあり。

出発前にこれまでの人生で一度も思ったことがなかったのに、
なぜかある朝目覚めたら
「伊勢神宮が呼んでいる」と思い込んだのが始まり。

そのあと色々話を聞いていたら
伊勢神宮は「呼ばれた」人しか行けないとか。
それはスピリチュアルすぎるとは思うけど
多分本人が勝手に行きたいと望んでも
タイミングが合わなければいけない場所。
世の中にはそういう場所があるんですよね。

これまで思うこともなかったのに、
行きたいと思い、
そしてとんとん拍子に何もかもがまとまっていった今回は
私にとって「伊勢神宮に行くべき時機」だったのだと。

24日に大阪に降り立ち
一回実家に戻って、
改めて25日に出直した伊勢。

天気に恵まれる予定だったのに、若干曇り空。
ジャパンレイルパスを持っていたので
伊勢市までJRフル活用、新幹線&快速で。
伊勢市に着いてレンタカーを借りて
まず豊受大御神(とようけのおおみかみ)を祀る
神宮外宮へ。

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平日で人出の少ない日だった様子。
堀川の向こうには既に静謐で厳かな空気が。
しみじみいろんなことを思いながら散策。

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唯一神明造の正宮。


別宮もちゃんと一通りお参りして来ました。
どこも質素で厳かでそこはかとなく
空気の質が違う感じ。

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途中亀石を渡ったけれど,最初どうしても亀に見えず。
帰り道にようやく亀に見えた!


外宮から内宮へ移動。
ちゃんと「おかげ横丁」も歩いてきたし、
おかげ横丁で伊勢うどんもいただきましたが、
とにかく到着からずっと
雲の上を歩いているような脳みその状態だったので
私にしては珍しくほとんど写真を撮ってません。

腹ごしらえして
天照大御神(あまてらすおおみかみ)が祀られる神宮内宮へ。

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さすがにこちらのほうが人出は多いような気が。

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10月末、まだ紅葉には早かったけれど、
山々の濃い緑とちらほらの赤や黄色が
それはそれで神々しかったり。

伊勢周辺で造られる清酒が奉納されていました。

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こういう写真はイタリア人が好きなんだよね、
ということで
イタリア人を喜ばせるためだけに撮影した一枚(笑)。

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五十鈴川で清め、
大切な人といろんなことを話しながら
森の中を歩いて
自分の人生を改めて考えさせられました。

このために伊勢神宮に呼ばれたのだろうなぁと。
これまでの40年間、
我侭に自分のためだけに
やりたいことだけを優先して生きてきた、
そしてそれを許してもらえた人生でした。
きっと人生折り返し地点に差し掛かった今、
今までに与えられたものに対して深く感謝して
これからの人生をきちんと歩くために
今の自分に向き合う時間が必要だったんだと思います。

正宮よりもぐっと心を惹かれた荒祭宮(あらまつりのみや)。

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式年遷宮が済んだらまた改めて訪れたいなと
今は漠然と思っていますが、
きっと時がくればまた呼ばれるのでしょう!
そのときを心清らかに待てるように。

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伊勢志摩のフォトアルバム