不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Sembra uno trucco

2014-05-14 14:57:57 | Tra la mente e il cuore
先日発売されて、ネット上でも既に話題になっている
Lawsonのピュアシリーズのケーキ

元々偏食が強い上に
イタリアでの暮らしの末に、
化学物質てんこもりの食べ物は受け付けなくなっているせいで
私はもうコンビニ食もファミレス食も
極力食べないようにしているから
このシリーズも
とりわけ食べたいと思うこともなかったんだけど。

母が食べてみたいというので、
仕事帰りに購入して帰宅。
いちごショート、チョコレート、チーズケーキ。
母はチョコレートケーキを食べて
「うん、美味しい」とご満悦だったのでよいとして。

「余計なものを入れずに作りました」
というキャッチフレーズとおり、
添加物なんかは入っていないことになっているようです。

そして、できるだけシンプルに
原材料も少なめにということみたい。

でもね、例えばチーズケーキ
13個の素材で作りました、ということで。

原材料
クリームチーズ
クリーム

糖類(砂糖、オリゴ糖、水飴)
牛乳
小麦粉
ブルーベリー
米油
レモン果汁
ゼラチン
寒天
__2
確かに13個の素材が記載されているのみ。

こういう書き方されている
商品の裏面の表記をさらっとみたら
あぁ、そうなんだぁって思うよね。

でも、こういうところもじっくり読んじゃったり、
そこから考え込んじゃったりする私。
申し訳ないけど、じっとみていると疑問がいくつか。
まず、クリームチーズって
そもそも生乳と生クリームから作るよね。
そこで原材料一つ増えない?
そして、クリームって
クリームによっては
それ自体に添加物使っている可能性だってあるでしょ。
更に、このゼラチンの原料って
どこの何使っているんだろうとか、
ブルーベリーってまさか北欧のものじゃぁないよねとか。
(なぜ北欧のブルーベリーがよくないと思うかは
ここでは触れないでおくけれど)

挙げ足取りです、はっきり言ったら(爆)。
ちっちゃいことだよ。
重箱の隅つつくみたいな、つまらんことかもしれない。
そこまで細かく気にしなくたっていいだろうし、
原材料は「クリームチーズ」であって
その更に奥の原材料なんて表記する必要もないんでしょう。

でもね、
こういうちっぽけなことに疑問をもたずに
店頭にたくさんきれいに並んでいたり
盛んにコマーシャルされているからということで
購入することに私は抵抗があるんだよね。
そう、騙されたみたいな気がすると言うか。
そこにトリックがあるんじゃないかって思っちゃうんだよね。

もちろん大量消費に踊らされること自体を否定したら
日本の消費社会は成り立たないので、
完全否定はしないけれど、
たまにはちょっと立ち止まって考えてみても
損はないんじゃないのって、
それだけは言いたいなぁ。