不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Concerto del Fortepiano

2011-11-22 11:06:27 | アート・文化

8月末にバルジェッロ美術館での
ピアノコンサート
を楽しませてくれたピアニスト
Yokoyama Ryokuさんが
今夜はフォルテピアノを弾くコンサート。

martedì 22 novembre 2011, ore 21
Una speranza per il Giappone nel giorno di Santa Cecilia

RYOKU YOKOYAMA

fortepiano Bösendorfer, 1846

Franz SCHUBERT 
Sonata in la minore D 845  -  Sonata in La maggiore D 959

presentazione a cura di Alberto Batisti

会場はAccademia Bartolomeo Cristofori

Fortepiano(フォルテピアノ)は
Pianoforte(ピアノフォルテ)の原型ともいわれる楽器で
便宜上ピアノの初期段階の楽器の総称として使われています。
1700年ごろにフィレンツェで
Ferdinando De Medici
(フェルディナンド・ディ・メディチ)に仕えていた
パドヴァ出身の職人Bartolomeo Cristofori
(バルトロメオ・クリストーフォリ)が
発明し実現したといわれる楽器です。

Fortepianoが聴ける機会も珍しいので
今夜はよい音楽に触れに行ってみようかなと思います。


Mercato d'artigianato giapponese per solidalieta'

2011-11-21 00:50:15 | 日記・エッセイ・コラム
東日本大震災から8ヶ月以上が経過しましたが、
日本の各地で
まだまだ復興への道を歩んでいる人々がたくさんいます。

私の周囲にいる力強い有志の皆さんの力を借りて
5月28日に行った支援イベントが好評に終わり、
その時点から新たに準備を進めてきました。

私の想いは以前とまったく変わっていません。
「大きな金額の義捐金もまだ有効に使われていない現状、
今すぐに誰かが少しだけほっとできるための手助けがしたい。
そして日本支援をしながら
フィレンツェでがんばる日本人も応援したい。」

震災以降私は私なりに色々考えて
更には7月30日および10月30日のライブなどを通して
最大の師と仰ぐ吉川さんの復興に対する熱い想いを受け
自分にできることを続けていくべきと再認識しています。

会場:Ex Chiesa di Santa Monica (Via Santa Monaca 6)
日時:2011年11月26・27日 10:00-19:30
当日のプログラム:10:00-19:30 チャリティーバザー
                  
支援先:「子供を元気に富士山プロジェクト」
     特定非営利活動法人伊豆どろんこの会
一人でも多くの被災児童に笑顔を取り戻してもらうために
収益金&募金はこちらの活動資金への
支援金とさせていただくことにしました。

バザー部門は
今回もフリーマーケット風の雑多なバザーと
フィレンツェで活躍する作家さんや職人さんの
手作り作品の販売バザーの二本立てです。
前回よりもパワーアップした作家部門のバザーでは
かなり魅力的な作品が出店される予定です。
クリスマスギフトなどにも最適かと思います!

会場では終日
やはりフィレンツェで活躍する作家さんたちの
芸術作品の展示&販売も行っていますし、
ゲリラ的に子供と楽しむ各種イベント
(折り紙ワークショップ、ヨーヨー遊びなど)も行う予定です。

たくさんの方の賛同とご来場を楽しみにしています。

Fhb2locandine





Tweet della giornata

2011-11-20 18:07:42 | Tweet Log



Hotel Provence

2011-11-19 23:42:27 | 旅行記
タイトルはホテル・プロヴァンスですが、
ぼーっとしていた私はホテルの写真何も撮ってません(笑)。

撮ったのは唯一食事のみ。
それも夕食のメインだった
松坂牛のステーキとアワビのステーキの岩盤焼きを
すっかり撮り忘れています(笑)。
だめだね、よっぽど脳みそ溶けていたんだと思います。

英虞湾にほど近い賢島にあるホテル。
美食の隠れ家・プロヴァンス
最寄りの駅は無人駅、
そして周辺は本当に何もないに近い立地で
まさに隠れ家なんですが、
建物は南欧風のかなり立派なもので、
レンタカーで近づいていったら
遠くからもすぐにそれとわかりました。

ホテルに入るとアロマの香りで満ちていて心地よい。
チェックインして部屋に入ってすっかり落ち着いて
夕食まで時間があったので、一休み。
このときに岩盤浴の貸し切りができることを思い出したので
予約することに。

部屋のユニットバスに置かれていたアメニティも
ラベンダーのシャンプーやアーモンドのボディソープで
とってもいい香りで、
心底リラックスさせてもらいましたが、
階下には大浴場もあって、そちらもなかなかよいお湯で
露天も3種類。
温泉好きな私は内風呂も大浴場も
たっぷり楽しませてもらいました、一泊なのに。

さてご飯。
美食と冠するだけあり、食事は大満足。
なのですが、
私には食べられないものの方が多かったんだよね、
残念ながら。
あとで友人にも魚介も肉も食べないのに、
なぜ伊勢志摩へ行こうと思うかと言われましたが、
ご飯のために行ったわけじゃないので(笑)。

夕食。
もうなんだったのか忘れた部分も多いので
コメントなし、写真のみ(笑)。
美味しそうだなぁと思って見てください。



01_4
前菜の盛り合わせ。
確かね、
牡蠣の南蛮漬け、牛肉のそぼろ煮、タコと海藻の酢の物ね。
あぁ、そうです、どれも食べられません。

02_2
伊勢ですから、伊勢エビのお造りね。
これももちろん食べられません。

03_2
シェフからのサービスですということで
マグロのカルパッチョ。
食べられませんって!

04_2
タジンで調理した海鮮鍋。
火が通ってたのでいただきました。
豆乳仕立てでほっこり温かく美味しかったです。

05_2
多分フカヒレのスープだよね。
食べた、ちょっと。

06_2
栗のデザート。季節ですからね、ムフフ。

夕食を食べ終わったら、お夜食にどうぞと
焼きたてのデニッシュをいただきました。
こういう心遣いも嬉しいものですよねぇ。

岩盤浴45分借り切ってみたものの、
いつも行っているところより
若干設定温度が低かったせいか
あんまり発汗しませんでしたが、
それはそれで心地よい感じで(笑)。

夜になるとホテルの周りはすっかり闇に包まれるようで
とても綺麗な星空を満喫。
しかし、翌日木枯らし一号が吹くという
かなり風の強い夜だったので、
せっかくの夜空も長く観てはいられなかったのよねぇ。

ということで、目覚めて朝食。
焼きたてのパンが好評とホテルの口コミにあったので
楽しみにしていました。
4種類出てきてそりゃもうお腹いっぱい。

07_2
朝から健康的にごぼうのポタージュ。
ごぼう嫌いなんですけど、美味しくいただきましたよぉ。

08_2
噂の焼きたてパン。
パンは焼きたてがいいよねぇ、やっぱり。

09_2
伊勢地鶏の卵で作られたオムレツ!

腹ごしらえしてからも
居心地よすぎて
結局チェックアウトぎりぎりまでお部屋でくつろいで
いざ鳥羽へ。



Tempio scintoista Ise-Jingu

2011-11-17 20:29:55 | 旅行記

随分さぼりました、ブログの更新。
約1ヶ月も前のことを思い出しながら綴ることに。

今回の日本帰国は
吉川晃司ライブと
気になることのチェックアップが目的。

ではありましたが、
人生の転機になりうることもあり。

出発前にこれまでの人生で一度も思ったことがなかったのに、
なぜかある朝目覚めたら
「伊勢神宮が呼んでいる」と思い込んだのが始まり。

そのあと色々話を聞いていたら
伊勢神宮は「呼ばれた」人しか行けないとか。
それはスピリチュアルすぎるとは思うけど
多分本人が勝手に行きたいと望んでも
タイミングが合わなければいけない場所。
世の中にはそういう場所があるんですよね。

これまで思うこともなかったのに、
行きたいと思い、
そしてとんとん拍子に何もかもがまとまっていった今回は
私にとって「伊勢神宮に行くべき時機」だったのだと。

24日に大阪に降り立ち
一回実家に戻って、
改めて25日に出直した伊勢。

天気に恵まれる予定だったのに、若干曇り空。
ジャパンレイルパスを持っていたので
伊勢市までJRフル活用、新幹線&快速で。
伊勢市に着いてレンタカーを借りて
まず豊受大御神(とようけのおおみかみ)を祀る
神宮外宮へ。

01
平日で人出の少ない日だった様子。
堀川の向こうには既に静謐で厳かな空気が。
しみじみいろんなことを思いながら散策。

02
唯一神明造の正宮。


別宮もちゃんと一通りお参りして来ました。
どこも質素で厳かでそこはかとなく
空気の質が違う感じ。

03

04
途中亀石を渡ったけれど,最初どうしても亀に見えず。
帰り道にようやく亀に見えた!


外宮から内宮へ移動。
ちゃんと「おかげ横丁」も歩いてきたし、
おかげ横丁で伊勢うどんもいただきましたが、
とにかく到着からずっと
雲の上を歩いているような脳みその状態だったので
私にしては珍しくほとんど写真を撮ってません。

腹ごしらえして
天照大御神(あまてらすおおみかみ)が祀られる神宮内宮へ。

05

さすがにこちらのほうが人出は多いような気が。

06

10月末、まだ紅葉には早かったけれど、
山々の濃い緑とちらほらの赤や黄色が
それはそれで神々しかったり。

伊勢周辺で造られる清酒が奉納されていました。

07


こういう写真はイタリア人が好きなんだよね、
ということで
イタリア人を喜ばせるためだけに撮影した一枚(笑)。

08


五十鈴川で清め、
大切な人といろんなことを話しながら
森の中を歩いて
自分の人生を改めて考えさせられました。

このために伊勢神宮に呼ばれたのだろうなぁと。
これまでの40年間、
我侭に自分のためだけに
やりたいことだけを優先して生きてきた、
そしてそれを許してもらえた人生でした。
きっと人生折り返し地点に差し掛かった今、
今までに与えられたものに対して深く感謝して
これからの人生をきちんと歩くために
今の自分に向き合う時間が必要だったんだと思います。

正宮よりもぐっと心を惹かれた荒祭宮(あらまつりのみや)。

09



式年遷宮が済んだらまた改めて訪れたいなと
今は漠然と思っていますが、
きっと時がくればまた呼ばれるのでしょう!
そのときを心清らかに待てるように。

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伊勢志摩のフォトアルバム